2010年 05月 02日
命のやり取り
これまでの、作業の遅れを取り戻すためです。
竹林では、筍が、大人になりかけています。
できるだけ早く、これらの「筍」を始末してやらなければ、竹林は竹だらけになってしまいます。
「筍」を掘るといった、優雅なことを言ってはいられません。
はっきり言って、「筍」なんて、どうでもいいのです。
にょきにょきと、伸びてきた「筍もどき」を、手当たり次第に???掘り起こしていきます。
この作業は、早ければ早いほど、手間がかかりません。
いつまでも、彼らの伸びるに任せていると、大変な労力が必要になってきます。
今のうちです。
少々、息が上がりましたが、予定の3分の2ほどの作業が終わりました。
手当たりしだいとは言いながら、竹林の維持のために伸びてほしい「筍もどき」は、手をつけません。
この選別が、悩ましいのです。
生えている場所や、大きさを考えながら、選別していきます。
山小屋亭主の、胸三寸です。
素晴らしいなと思う「筍もどき」でさえも、ざくりと鍬を入れます。
かくして、港に打ち上げられた「魚」のように、「筍もどき」たちは、土の上に横たわっています。
なんと、理不尽な!
なんともはや、気まぐれな!!
筍の上親竹の散る優し 清水 昇子
by yamagoya333
| 2010-05-02 21:15
| 山小屋日誌