2010年 07月 27日
息子と 同い年
前回の記事、旧古河鉱業ビルから歩いて1分のところに「港の酒屋 みつば屋」さんがあります。
ご主人と奥様の二人で、お店を営んでいます。
慎重なご主人と、パイオニア精神溢れる奥様との名コンビです。
まことに、バランスのよいお二人です。
お酒の量販店が、闊歩するこの世界ですが、お二人は店の特長を出すために、たゆまぬ努力を重ねています。
出荷量の少ない美味しい焼酎があります。
小さな酒屋へは、なかなか品物が回ってきません。、
お二人は、鹿児島の蔵元まで駆けつけて、芋を洗ったり、製造の手伝いをして、商品を確保しています。
また、清酒の醸造元の杜氏さんや社長を招き、イベントをプロモートして、販売促進のアシストをしています。
また、珍しいお酒(お客に売るに値する)が並ぶ店としても、知られています。
このお店を開いたとき、奥様のお腹には、赤ちゃんがいたそうです。
その息子さんも、大学を卒業し、今年から社会人になりました。
彼の成長が、お店の歴史です。
先日お訪ねしたとき、遠くを見るように、お二人が話してくれました。
きっと、人には言えぬ苦労があったことでしょう。
二人の穏やかな視線に包まれると、つい、「なんかぁ、美味しいお酒、ちょうだい」と言ってしまいます。
クリック ⇒「港の酒屋 みつば屋」
冷酒澄みコップにきざす夕茜 三谷 昭
by yamagoya333
| 2010-07-27 21:03
| 山小屋日誌