2010年 08月 22日
夏の扉 (3)
スカウトたちが、何をしているか、お分かりですか。
ボーイスカウトは、「儀式」を大切にします。
会の開式および閉式を始めとして、事あるごとに「儀式」が催されます。
儀式を執り行うことによって、会の流れにアクセントやリズムをつけます。
開所式では、最初に国旗掲揚が行われます。
隊長を中心に、二人の旗手を交えて、国旗の扱いの訓練が行われている図です。
旗手に選ばれるということは、スカウトにとって、大変名誉なことです。
鮮やかな手つきで、隊長が国旗のセットアップを完了しました。
制服制帽で、儀式に望みます。
旗手の二人が、国旗掲揚の準備ができたサインを出しています。
上級班長から「揚げっ」の命令が下ります。
スカウトたちは、敬礼をしつつ、国旗の揚がっていくさまを目で追います。
一連の儀式が終わり、隊長の訓話が始まりました。
テーマは、「名誉」についてです。
各スカウトに、「名誉とは何か」という質問が飛びます。
スカウトたちは、しどろもどろです。
そこで、隊長が、少年であるスカウトたちに、話を噛み砕いて、わかりやすく説明していきます。
ボーイスカウトの教育の仕方は「訓育」と呼ばれています。
訓練を受けながら、技術的なこと、哲学的なことをも、少年たちは「体得」していくのです。
昼すぎの潮音遠し砂スキー 上村 占魚
by yamagoya333
| 2010-08-22 10:20
| 山小屋日誌