いいねぇ~~

 学園祭のつづきです。

 筆者は、学園祭で「ピザ屋」さんをすることになりました。
 そそのかす人がいて、構内に「石窯」を築きました。

 以前、石窯構築の手伝いをしたところから、耐火煉瓦をお借りしてきました。

 基本的には、教職員が運営するということになっていました。
 でも、仲間の先生方は、見学者に実習指導や説明があるため、ピザ焼きの方には人手が足りませんでした。

 そこで、担当している2年のあるクラスで、お手伝いを募ったところ、二人の「男子」生徒が、手を挙げてくれました。

 はっきり言って、「いないよりはましかな」と、高をくくっていました。

 前日の準備で、買出しに、彼らと行きました。
 大きなディスカウントのお店です。

 二人のうちのひとり、T君が、店内を自分の家のように動き回ります。
 筆者がほしいものを言うと、即座にその売り場へ案内してくれます。

 また、野菜や魚を見ては、「昨日よりも、3円高い」などと、解説を加えてくれます。

 極めつけが、これです。
 買い物が終わって、店の外の販売機で、飲み物を買ってあげました。
 T君曰く、「このジュースは、店内でレジを通したら20円も安いよ」と。

 口が、あんぐりです。


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 学園祭の当日は、約束の時間を90分も遅れて、T君はやってきました。
 しかし、それを挽回するかのような活躍をしてくれました。

 右用の庖丁を左でにぎり、材料のピーマン、たまねぎ、サラミソーセージを、さくさくと切りさばいていきます。
 みごとなものでした。

 一枚で8ピースとれるピザを14皿焼きました。
 みんな喜んで買って食べてくれました。

 後片付けが終わって、T君が、「先生、来年もやろう」と言ってくれました。
 先生をしていてよかったなぁと、思いました。


 翌週の授業で、T君はいつものように、ノートは取らず、指定したページの問題は解かず(問題集さえ開かず)、板書した解答は、もちろん書き取りませんでした。

 おしゃべりと、先生に対する悪口雑言を繰り返えしていたということを、ここでお伝えしておきます。

 でも、T君はいい子ですよぉ。



       焚き火にはかず離れずして遊ぶ     後藤 夜半

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by yamagoya333 | 2010-11-28 22:38 | 山小屋日誌