デイビッド始末

 デイビッドが炭焼きをするということで、二人の野次馬さんたちが、来てくれました。

 一人は、博多からお越しのルピーさんです。
 彼も、添田で山小屋生活を楽しんでいます。

 もう一人は、プログラマーのS先生です。
 SS高校で、コンピュータのことで、いつもお世話になっています。

 二人とも、午前中に来てくれたので、炭焼き窯に竹の炭材を詰め込みました。
 午後からデイビッドがやってくる予定なので、2つの窯で炭焼きをすることにしました。

 S先生が、差し入れに日本酒を持ってきてくれましたので、「かっぽ酒」をすることにしました。
 竹を切り倒して、燗つけとぐい飲みを切り出しました。

 程よく燗が付いて、心も体も温まりました。

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 主役のデイビッドが、午後3時過ぎにやってきました。

 早速、窯の前で焚き火を始めました。
 焚き火に慣れていないデイビッドは、かなり梃子摺っていました。

 程なく二人が、山小屋を下っていきました。

 筆者が担当した窯は、直ぐに自燃に入りました。
 デイビッドの窯の煙突からは、チロチロとしか煙は上がってきません。

 午後6時前に、デイビッドも下りていきました。
 娘さんが成人式に参加して、家族で会食をするそうです。

 一人残された山小屋亭主、図らずも2基の窯のお世話をすることに ・・・



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 デイビッドの担当していた窯にも自燃が始まり、一段落です。
 それから、徐々に空気の供給量を減らしていきます。

 午後11時に山小屋を下りました。

 本日の8時に、山小屋へ上がってみると、煙突からの煙が透明になっています。
 大急ぎで、最終段階の「ねらし」に入りました。
 「ねらし」とは、窯の焚口を全開して、大量の空気を送り込んで、不純物を焼ききることです。

 それから焚口と煙突をはずして、土をかぶせて閉塞します。
 うまくいけば、あすの午後には「炭」になっているはずです。

 今朝、山小屋は雪が降っていました。
 作業も終わったので、デイビッドには「上がってこなくてもいいよ」と、電話をしました。


       寒き風もち来る廻り舞台かな     高浜 虚子

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by yamagoya333 | 2011-01-10 22:24 | 山小屋日誌