春霞

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 昨日は、雨でした。

 春浅い細かな雨が、しめやかに舞い降りてきました。
 軒を伝い落ちてくる雨音も、かすかにしか聞こえてきません。

 「晴耕雨読」
 何と魅力的な言葉でしょう。

 外での山仕事はできません。
 かまどに火を入れて、その前にいすを据えます。

 コーヒー豆を、ゆっくりとミルで挽いて、琥珀色こはくいろの液体が落ちてくるのを待ちます。
 読みかけの本の栞を抜きました。


 温かいコーヒーが香りと共に体中に沁みていきます。

 ぽたぽたと、時間が過ぎていきます。

 耐火煉瓦れんがで組んだ竈に入れておいたマカロニグラタンが焼きあがりました。


     かすみゐて鳥の顔してゐる人よ     高屋 窓秋
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by yamagoya333 | 2011-03-07 21:11 | 山小屋日誌