風の心で

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 夏が終わります。

 今年の夏は、「蕎麦・そば」の色に染まりました。

 時間があれば、山小屋へ上がり、蕎麦の種を蒔くための畑を作りました。

 その合間を縫って、蕎麦打ちの練習をするために「竹庵」まで通いました。
 いくら練習しても上手になりません。

 パンをねる癖が随所に現れて、師匠から何度も注意を受けます。
 パンの生地を作るときは、手の甲を使って、力を入れます。

 蕎麦を打つときは、力を入れないようにと、指導を受けています。

 現在、蕎麦とパンのはざまで掌と心が揺れ動いています。



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 海を見に行ってきました。

 磯の匂いのする風に吹かれてきました。
 唇を動かすと、少ししょっぱい味がします。

 快く通り過ぎてゆく風もあります。
 思わず足を踏ん張ってやり過ごす風もあります。
 身には感じないほどの穏やかな風を感じることもあります。


 中の息子を授かったとき、彼に贈ったのが「風のように」という言葉です。

 風には、形がありません。
 でも、その存在は確かに感じることができます。

 時として、迷惑であったり、お節介であったりすることもあると思います。
 それでも、「風の心」で、人と接していこうと思っています。


       いま秋を確かめて飛ぶ海の鳥     広瀬 直人


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by yamagoya333 | 2011-08-31 23:03 | 山小屋日誌