2011年 11月 28日
健気な
現在、竹藪の整理中です。
前の持ち主が、何十年と放置したままでしたので、その荒れ方が尋常ではありません。
開拓は、遅々として進みませんでしたが、デイビッドが加勢してくれたので、案外早く終わりそうです。
真っ暗だった竹藪から、一本の蜜柑の木が出てきました。
写真でお分かりのように、背中が曲がっています。
光を求めて、こういう姿勢になったのでしょう。
たわわに実をつけています。
でも、太陽の光を充分に浴びていないのでしょうか。
みかんの黄色も、いまひとつ迫力がありません。
でも、どんなに条件が悪くても、みかんは何の不平も言わず、不満な態度もみせません。
(筆者が、勝手にそう思うのかもしれませんが ・・・)
命をつなごうとする「必死さ」が、ありありと窺えます。
これを健気と言わずして、なんと言いましょう。
こうした生き方ができればいいなと、しみじみ思う、山小屋亭主でありました。
見透かさる心の奥や蜜柑むく 潮路 和子
by yamagoya333
| 2011-11-28 22:05
| 山小屋日誌