おや まぁ~~

 
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 本日、箏の演奏会に行ってきました。

 北九州市長が舞台で、お祝いの挨拶をするほどの大きな演奏会でした。
 本日は、山小屋へやってくる方(母娘)が出演なさるので、聴きに行ってまいりました。

 箏と三絃、そして尺八の合奏は、しみじみと心に染むものでした。


 会場の壁に立てかけてある大きな花輪の贈り主の名前を見て、びっくりしました。
 懇意にしている塾の先生の名前が、大書されています。

 取りあえず、一番目の席を確保し、プログラムをざっとめくりました。
 ここにも、半ページのスペースに、塾の広告が載っています。

 後ろを振り向いてR先生を探しました。
 いました!!
 大きな体躯をしているので、直ぐに見つかりました。

 早速、最後列の席に移動です。
 知り合いが一人もいなかったので、渡りに船です。


 聞いてみると、以下のとおりです。

 塾の教え子(女性)が、本日の演奏会に出演する。
 その兄貴も教えた。

 その教え子のお母さんが、本日の箏の演奏会の大師匠であり、元締めなのだ。
 開軒40周年の記念公演である。
 およそ20年くらいに渡って、演奏会に参加している。

 いつも、祝儀ばかり出している。
 貧乏なはずだ。


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 ことほどさように、R先生は「清貧」という言葉がぴったりの方です。
 (敬意をこめて使っています。念のため。)
 
 塾生の全てを抱え込むのです。
 塾生の学力をつけることが、本来の目的です。

 しかし、それに留まるわけではありません。
 むしろ、それ以外の領域をカバーしています。

 作文の指導が、面白いのです。
 ラブレターの書き方を、本気で教授するのです。
 「彼女一人を口説けないようじゃ、自分の行きたい高校からも振られるな」という動機付けです。
 生徒も、真剣に取り組みます。
 こっそり見せてもらったことがありますが、なかなかの美文をものする塾生もいました。
 そのラブレターで、彼女(彼氏)をゲットできた塾生もいるとか、いないとか。

 R先生の生徒は、挨拶を含めて、礼儀正しい子どもたちばかりです。
 話していると、こちらの方の気分がよくなっていくのがわかります。
 また、叱るときの激しさは、親以上のものがあります。
 いつも、裸で塾生と向き合っているのです。

 自宅のマンションの部屋で塾生を指導しています。
 自分ひとりで面倒を見られる範囲以内しか、生徒を預かりません。

 その分、生徒からは、全面的に慕われています。
 卒業生の結婚式に招待されて、月に二度も上京したこともあります。
 また、塾生のおばあちゃんのお通夜にも、駆けつけるほどです。

 生徒の幸せばかりを考えて、自分のことは後回しのR先生。
 わたしは、R先生の生き方は、素晴らしいと敬服しています。


 本日は、、R先生の新たな魅力に触れた気がしています。


     春の海強く押さえよ琴の弦     田中 寛       

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by yamagoya333 | 2012-09-09 20:32 | 山小屋日誌