山小屋での生活を


by yamagoya333

egg plant

egg plant ととは、何のことでしょう。

 野菜の名前です。




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 そうです。
 「茄子」のことです。

 茄子の実の形が、卵形をしていることから、つけられた名前のようです。

 久しぶりに、デイビッドが、山小屋へやってきました。
 夏休みの間、故郷のカナダへ戻っていました。

 やはり、この歳になると(デイビッドは、山小屋亭主よりも2歳若い)、親への心配が募ります。
 年老いたお母様が、一人で広い家に住んでいらしゃったのですが、管理が大変だということで、小さな家に引越しをさせてきたそうです。

 来年の夏、デイビッドにくっついて、カナダへ遊びに行こうかなと思っていたら、むこうで泊まる部屋がなくなってしまいました。


 デイビッドが、ナスを見つけて「エッグ プラント パープル」と言いました。

 「茄子紫」、何かちょっと、かっこいい色の名前ですね。

 すかさず、デイビッドに教えてあげました。

 「日本では、茄子紺というんだよ」
 「相撲の力士がつける廻しによく使われる色なんだよ」


 この夏、茄子の水遣りに、毎日のように山小屋へ上がりました。
 それには、訳があります。

 藤沢周平に「蝉時雨・せみしぐれ」という作品があります。
 主人公の少年の父親が「茄子は水をたくさん欲しがるのだ。日に2度・3度、水をかけてやるのだぞ」と、諭す場面があります。

 その一節が、妙に頭に残っていて、初めて植えた茄子の苗にたっぷりと水をかけてやらねばと、自分に言い聞かせておりました。
 

 秋茄子は、何とかと言いますが、どのように調理しようかと、楽しみにしています。


       帰省子に葉がくれ茄子の濃紫     水原 秋桜子

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by yamagoya333 | 2012-09-22 22:27 | 山小屋日誌