放課後の廊下

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 午後4時、放課後の時間帯です。

 生徒たちの笑い声やざわめきに溢れていた校舎は、ゆっくりと静寂を取り戻し始めます。

 

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 軟らかくなった陽光が、中庭の木々の枝の間を通って、窓ガラスを抜けてきます。

 廊下の壁のスクリーンに、桜の木のシルエットを浮かび上がらせています。


 シャッターを押すことに集中していたのでしょうか。
 自らを、画面の取り込んでしまいました。
 

 学校という空間には、緩やかな時間が流れています。
 手を伸ばせば、手の中に捉えてしまえそうです。

 そこは、急激な時間が過ぎてはいけないところです。
 子供たちには、毎日少しずつの時間が必要なのです。

 
 「陶冶・とうや」という言葉があります。
 才能や性格をたいせつに育てあげるという意味です。


 そいういう意味でも、学校という場所には、緩やかな時間が流れていなければなりません。



       爽やかにあれば耳さへ明かに     高浜 虚子



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by yamagoya333 | 2012-10-09 07:32 | 山小屋日誌