HCC 帆柱キャンプセンター (4)

「紫苑・しおん」の花の数を意識しながら、この記事を読んでくださいね。


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 山小屋亭主が、HCC帆柱キャンプセンターで管理人をしていたときに、素敵な団体と巡り会いました。

 宗像市からやってきた、ある子ども会のことを書いてみようと思います。


 地域の教育が、いかに大切かを示してくれる模範的な団体です。


 受付に、二人の代表者がやって来ました。
 MさんとSさんです。

 保護者を入れて、30人の団体です。
 この日は、この子ども会が貸切でした。

 管理人は二人いて、責任者が、「貸切ですから、テントはいくつ使ってもいいですよ」と言いました。
 (管理人たちは、10ぱりくらいはOKの予定でした。※テントは、一はり・二張と数えます)

 しばらく考えてMさんは、「5張、お願いします」と答えました。

 30÷5=6 一つのテントに6人泊まることになります。
 (テントは、6名用です)
 せっかくですから、ゆったりとした空間で過ごすこともできたはずです。

 山小屋亭主は、この一言で、Mさんの人柄を見たような気になりました。
 控えめで、謙虚な方だと拝察しました。


 その後、Sさんが「駐車場は、ここだけですか」と質問しました。
 本来の駐車場は、センターのがけの上にあり、そこから荷物を運ぶのは、大変なことだと想像できました。
 キャンプの備品を運んできた様子で、それらを効率よく運び込みたいようでした。

 ショートカットの道を教えました。
 どれだけ荷物があるのか見に行きました。

 なんと、2t トラックの荷台いっぱいに、リュックやポリタンクがひしめき合っています。

 このトラックは、Sさんが運転してきたそうです。
 まずは、このことにびっくりしました。(怖くて、筆者にはできません)

 その荷物の大半が、大きなポリタンクに入った「水」だったのです。
 それは、子どもたちに「シャワー」を浴びさせてあげるためのものだったのです。

 これにも、感心させられてしまいました。

 その夜、子どもたちは、気持ちよさそうにシャワーを浴びていました。




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 子どもの教育は、地域の方々がこぞってやるべきものだと、筆者は確信しています。

 勿論もちろん、両親がその中核をになわなければなりません。

 でも、両親は、オールマイティーではありません。
 「親」として、どうやって子どもと向き合っていけばいいのか模索中というのが、正直なところでしょう。


 それを、地域の人が、補ってあげるとどうでしょう。
 
 薄暗くなって、子どもが一人で歩いているのを見かけた人が「どうしたの? 早く家に帰るのよ」と、声かけをする。
 自宅だけではなく、隣の家の前の道路を掃除している子ども見かけると、「感心なお嬢さんね」と、褒めてあげる。

 地域の人々に、温かく見守られながら、子どもたちは「健全」に育っていくものだと信じています。


 そのことを、この町内会挙げて、実践しているものと思いました。



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 お別れの時に、子どもたちの代表が、私たち管理人に、お礼の言葉を言ってくれました。
 とても嬉しかったです。

 子どもたちの見送りをしていると、子どもたちの方から、「ありがとうございました」と挨拶をしてくれました。
 思わず、ウルウルとしてしまった山小屋亭主でした。


 教育者の端くれを自負していた筆者は、脱帽の極みです。
 隣の人の名前も知らない、ましてや挨拶なんて、という地域が増えている、今日この頃です。

 それでも、人と人とのつながりを大切にしている地域があるのだなと実感したことです。
 今回の素敵な出会いに、感謝しています。




     夏休みありき人生論読みき     橋本 風車 


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by yamagoya333 | 2013-07-27 22:32 | 山小屋日誌