山小屋での生活を


by yamagoya333

5つの眼が ・・・

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 珍しい体験をしました。

 森の中にあるイノシシのワナの点検に出かけました。

 そのワナの手前で、以前紹介した雄の雉を見つけました。

 急いで小屋まで戻り、カメラを装備しました。


 シャッターを2度押したときに、左斜め後ろで、ガサゴソと乾いた音がしました。
 振り返ると、椿の隙間から薄茶色の動物の毛が見えます。

 一瞬、イノシシかなと思いましたが、こげ茶色のそれとは、違うようです。
 そんな考えを中断するかのように、顔が長く、犬のような姿をした動物が、例の雉をめがけて疾走します。
 長い尻尾は、地面と平行に保たれています。


 大きな狐です。

 気配を感じた雄雉は、「クェッ」と鋭く鳴いて、バタバタと大きな羽音を残して、空へ舞い上がり、30メートルほど離れた大きな木の一本の枝に止まりました。

 山小屋亭主は、3つの初めての経験をしました。
 
 一つ目は、雉が空を飛ぶということを、目の当たりにしたことです。
 二つ目は、雉が木の枝に止まるなど、想像もしていないことでした。
 

 三つ目は、山小屋の周辺で、狐を目撃したことです。

 皿倉山系に狐が生息していることは、承知しておりました。
 仮に、いたとしても、もっと山奥で見かけるものだと思っていました。


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 狐は、鳥もターゲットにするのだという事を、知りました。
 
 かの大狐にけちをつけるわけではありませんが、もう少し近づいてからダッシュすればよかったのではないかと思います。

 なぜなら、山小屋亭主は、同じ距離から、2回シャッターを押しているわけですから ・・・
 でも、狐に向かってシャッターを押すも、そこには「木」が撮影されているだけでした ・・・
 (   ・・・   で、  何かぁ~~~ ?!  )


 例の雄雉は、その時、5つの眼に狙われていたことになりますね。

 狐の2個、筆者の2つ、カメラの1眼 !!
 生存競争は、厳しい !!


       雉ののかうかうとして売られけり     加藤 楸邨




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by yamagoya333 | 2014-03-06 22:51 | 山小屋日誌