2014年 12月 21日
約束 (1)
二年前、北九州市の助成を得て、新しい炭焼き小屋ができました。
その詳細は、2012年11月からの記事をご覧ください。
この建設工事には、多くの方が協力してくれました。
私の山の隣を所有するMさんが、全面的な協力を申し出てくれました。
炭小屋を作るにあたって、整地をしなくてはなりません。
建設予定地は、大きな岩や石ばかりで、しかも斜面は急です。
人力でかかると、膨大な時間を要するのはもちろん、大きな岩を動かせず、途中で断念することも危惧されました。
その時に、Mさんが、「うちの畑をだしてやろうと」と言って、こつこつと丹精している畑を、幅2メートル・長さ30メートルを供出してくれました。
また、山小屋へ至るために、道具小屋を一軒潰してくれました。
これで、ユンボが入ってくる道が確保されました。
そのうえ、ユンボを使っての道路工事・整地作業は、Mさんが一手に引き受けてくれました。
皆さんのおかげで、2013年2月に、新炭焼き小屋が完成しました。
その時、Mさんが、「今年の5月の連休過ぎ、タケノコの収穫が一段落したら、『展望台』(私たちがそう呼んでいる見晴らしのよいところ)を、ユンボで整地しよう。竹の根も全部引き抜こう」と提案してくれました。
二人で、これからの土地造成について何度も話し合いました。
小雪の日や詩心の空回り 中島 宏枝
by yamagoya333
| 2014-12-21 22:57
| 山小屋日誌