山小屋での生活を


by yamagoya333

コスモスとダイアナ妃

 
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 山小屋のコスモスが、一輪咲きました。
 半分の花びらが反り返り、残りのそれが、くるりと巻いています。
 時期が少し早いように思いますが、コスモスなりの事情があってのことでしょう。

 
 日本漢字能力検定協会の講師育成セミナーに参加しました。
 8月31日、軽井沢での講座が終了しました。
 東京に戻る列車の出発時刻まで、辺りを散策しました。

 野辺には、コスモスが咲いていました。
 何日も滞在していながら、気づきませんでした。
 「早いな」というのが、感想でした。

 改めて思えば、かの地は、涼しい避暑地でした。
 秋の訪れも、九州に比べれば、格段に速いのも当然のことです。

 それでも、8月のピンクのコスモスは、印象的でした。

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 東京駅に降り立つと、「号外」が、配られていました。

 「ダイアナ妃 逝去」、刷りたてのインクの匂いがしました。
 紙面の中では、大写しのダイアナ妃がほほ笑んでいました。

 号外を握りしめて、記事を読みました。
 黒い活字を追ううちに、軽井沢のピンクのコスモスが浮かび上がってきました。


 波乱を乗り越えることのできなかったダイアナ妃が、不憫に思えました。
 妃が亡くなった暗いトンネルから、コスモスの「宇宙」が拡がっていくように感じました。

 その号外は、いまだに手元にあります。
 20年も前のことです。


       死とはただ居なくなること秋ざくら     不破 博
 


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by yamagoya333 | 2016-06-27 20:24