山小屋での生活を


by yamagoya333

思いを言葉に

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看護学校の授業が、終了しました。


役目を果たせたかどうかは、甚だ疑問です。
言葉をあつかう授業が、困難を極めることだと思い知らされたことでした。

反省することは、山ほどあります。
でも、素敵な学生さんたちと出会えたことが、何よりでした。


学生さんの学力、年齢、学歴等、まちまちです。
高校新卒で、入学してきた学生は、数名です。
その多くの方が、ある程度の社会生活を経験し、一大決心の末、看護師を目指しています。

時間、学費、生活費、子育てなど、日日の生活の中で確保していかなければなりません。
それでも、笑顔で教室にやってくる学生さんに敬意を表するものであります。


自分の実力は棚に上げておいて、今回の一連の講義のテーマを「思いを言葉に」としました。
教科書を使わないことにしました。
それは、どの学力、どの年齢層に照準を合わせればよいか判断できなかったからです。

看護の現場に立ったとき、患者さんとその家族、同僚や上司、医師たちとうまくコミュニケーションをとれるようにとの観点から、授業を進めていくことにしました。


抜き打ちで、400字原稿用紙に作文を書かせ、学生の文章力を把握する。
私が放送原稿を読み、学生さんが、それを書き取る。
ある図形を示し、それを言葉で説明する。
ある情報を与えて、箇条書きにしたうえで、掲示用の貼り紙を作る。
私宛に葉書を書いてもらう。2年後、看護の現場にいるという想定。
添削の後、宛名書き、文面の指導。


仕上げは、コラムを書き上げる。
これは「作文」ではいけない、読み手を意識して「作品」として仕上げる。
このために、7回の授業時間を費やしました。
一人ひとり添削の上、何度も・幾度も突き返し、書き直しを命じました。
途中で投げ出す学生は皆無でした。真摯な態度で、私の指導を受け入れてくれました。

何とか、作品が出来上がりました。
原稿がそろったら(未だ、OKをだしていない学生もいます)「文集」を編みたいと思っています。


話し足りないこと、こんな教材を用意すればよかったなどと、反省することばかりです。
ぼぉ~~~っとした「せんせい」でしたが、学生の諸君、これまで寛容に付き合ってくれて、ありがとう。

思いを言葉にできないことがあります。そんな時は「すまぁ~ぃる」ですよ。
笑顔の素敵な看護師さんになってください。

嫌なことがあったら、もちろん、うれしいことがあれば、せんせいの山小屋へ来てください。
ピザやパンを腹いっぱい食べさせてあげますよ。

楽しみにしています。


       人中にひとりを充たし秋日傘     赤松薫子



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by yamagoya333 | 2016-09-12 19:42 | 山小屋日誌