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いくつになっても

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 本日、山小屋は新しい客を迎えました。
 筆者の教え子のKくんです。

 近くに郵便局があります。
 10年位前に(実際は7年だった)、その郵便局に彼が座っていました。
 カウンターの中で、一生懸命仕事をしていたので、声はかけませんでした。
 それから、長い時間が過ぎました。
 
 五月の中旬に、「書き留め」を手配に、そこへ赴きました。
 受け付けてくれたのが、彼でした。
 その翌週、訪れたときに「先生」と、話しかけてくれました。

 そして、今日の訪問となりました。
 当時は、おとなしくまじめな生徒でした。
 今も、その雰囲気を漂わせています。

 どうも、「炭焼き」に興味を持ったようで、自分でも炭を焼いてみたいと言ってくれました。
 山小屋は、大歓迎です。
 もしも、お父さんが炭焼きに興味があるならば、一緒にどうぞとお誘いしているところです。

 大人としてのKくんが、目の前に座って話をしているのですが、私には20年位前の彼の姿が彷彿としてきます。
 いくつになっても、生徒と先生との関係ですね。

 八幡の中心街に中央町というところがあります。
 ここの商店街を、30歳過ぎたころに一人で歩いていますと、ボーイスカウトの指導者(筆者にとっては、指導を受けた先生)から、こう言われました。

 「おまえ、こんなところで何しよんかぁ!?さっさと家に帰れっ」
 行きかける人々が立ち止まります。

 その指導者にとって、私はいつまでも子どものままなのでしょうね。
 そして、(子どもが)繁華街を歩いていてはいけない。
 不良とまちがわれるとの、心遣いからだったと思います。
 その方と酒を飲むと、そのことを話しますが、本人は「そんなこと、あたっけ?」です。

 今日は、Kくんと話をしていて、その出来事を思い出しました。
 夕暮れが近づいてきました。

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       囲ひとりし三葉の風のわたるなり     吉田冬葉
by yamagoya333 | 2006-05-29 00:41 | 山小屋日誌