2006年 07月 04日
24年の時が・・
本日、休みを取って行ってまいりました。
島根県は津和野まで!
写真は、梅雨木立の中、乙女峠にひっそりとある「マリア聖堂」です。
細かい雨が、やさしく瓦を濡らします。
聖堂に到る坂が思った以上に長く急でした。
そのころは、体力もあったのでしょう。
また、聖堂の広場の様子や位置関係が、「ある神父さんの思い出」に記したこととは、食い違うところもありました。まっ、それは愛嬌ということで、ひとつ・・・
*マリア聖堂の中
昨日焼いておいたパンを、ホルバート神父へ捧げました。
喜んでいただけたかな?!
しばらくすると、聖堂をお守りしているシスターが出てきてくれて、ホルバート神父の思い出を語り合いました。
*津和野カトリック教会 木村神父 81歳
マリア聖堂へ参る前に、津和野カトリック教会の「木村信行」神父を訪ねました。
お体の調子がお悪いようでしたが、心から歓迎してくださいました。
お互い、ソファーに座るなり、木村神父はホルバート神父の思い出話を詳しく聞かせてくださいました。
81歳という高齢で、首やいたるところがお悪いようで、肩で息をする場面もありながら、ホルバート神父が尊敬できる方であること、同朋兄弟として誇りに思っていることなどを、熱心に語ってくださるのです。
アメリカのカルフォルニアの出身で、日本に帰化したこと。
その手続きは煩雑で時間がかかったこと、自分はこの地が故郷であること。
奇しくも、本日は July 4th 「アメリカ独立記念日ですね」と水を向けますと、「ああ、そうだったね。花火を揚げるんだ!もう私には関係ない」とぽつり。
ホルバート神父の資料やアドバイスを授けてくださったことへの感謝の気持ちを申し上げると、大きくうなずいてくださいました。
講話は何とかうまくいったような気がすると報告すると、大変喜んでくださいました。
心から相手を理解しようとしてくださる真摯な態度に頭が下がる思いでした。
昨日焼いておいたパン(3つ)を差し上げると、「こりゃぁ、一ヶ月あるよ」とおっしゃって、喜んでいただけました。
筆者はこれから、このパンや燻製で生きていこうと思っていると言いますと、「大丈夫ですか?」と一言!
「ぎゃふん!」
これから乙女峠に赴き、ホルバート神父さんに会ってきますと、教会を後にしたことでした。
これで、すっきりしました。
今日の訪問の収穫は、木村神父さんとお会いできたことです。
長生きをされて、信者さんのために働いていただきたいと思っています。
人は地を離れずに老い白日傘 梶 千秋
by yamagoya333
| 2006-07-04 20:01
| 山小屋日誌