2006年 08月 10日
秋の兆し
皿倉山を花尾町(八幡駅からまっすぐ、皿倉山へ)から、見上げたところです。
車の中から撮影しました。
暦の上では、秋のはずですが、深々とした「緑」は、今だ夏の気配です。
でも、どこかに「始まり」がなければ、「途中」「終焉・しゅうえん」もありません。
探せば、「小さい秋」もどこかに潜んでいるのではないでしょうか。
「集く」と書いて、何と読むでしょう?
なんだか、休刊中の「漢字牧場」みたいになってきましたね。
(もうすぐ、復刊しますので、いましばらくお待ちください)
「虫が集く」と使います。 ⇒「すだく」
漢字の通り、多くの虫たちが寄り集まって鳴き声をあげるさまを言います。
もっぱら、「秋」の虫に使うことが多いようですね。
皿倉山の夕刻の表情です。
本来は「蝉時雨・せみしぐれ」と表現すべきでしょうが、蝉の声の大きいこと!
しかも、その声の聞こえる範囲の広いこと!
思わず「集く」という言葉が、浮かんできました。
* 先ほどの夕陽が、さらに深く森の中へ
* 一瞬のうちに、辺りは・・・
「小さい秋」は、特に発見できませんでしたが、蝉たちのオーケストラに「ツクツクホウシ」が参加すると、秋が動き始めます。
石の上に秋の鬼ゐて火を焚けり 富沢 秋黄男
by yamagoya333
| 2006-08-10 06:54
| 山小屋日誌