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秋の兆し

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 皿倉山を花尾町(八幡駅からまっすぐ、皿倉山へ)から、見上げたところです。
 車の中から撮影しました。

 暦の上では、秋のはずですが、深々とした「緑」は、今だ夏の気配です。
 でも、どこかに「始まり」がなければ、「途中」「終焉・しゅうえん」もありません。
 探せば、「小さい秋」もどこかに潜んでいるのではないでしょうか。

 「集く」と書いて、何と読むでしょう?
 なんだか、休刊中の「漢字牧場」みたいになってきましたね。
 (もうすぐ、復刊しますので、いましばらくお待ちください)

 「虫が集く」と使います。 ⇒「すだく」
 漢字の通り、多くの虫たちが寄り集まって鳴き声をあげるさまを言います。
 もっぱら、「秋」の虫に使うことが多いようですね。

 皿倉山の夕刻の表情です。
 本来は「蝉時雨・せみしぐれ」と表現すべきでしょうが、蝉の声の大きいこと!
 しかも、その声の聞こえる範囲の広いこと!
 思わず「集く」という言葉が、浮かんできました。

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 * 先ほどの夕陽が、さらに深く森の中へ
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 * 一瞬のうちに、辺りは・・・
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 「小さい秋」は、特に発見できませんでしたが、蝉たちのオーケストラに「ツクツクホウシ」が参加すると、秋が動き始めます。


       石の上に秋の鬼ゐて火を焚けり     富沢 秋黄男
by yamagoya333 | 2006-08-10 06:54 | 山小屋日誌