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チャーリーが来たぁ~

 八幡と戸畑と、小倉との境に、北九州市立体育館があります。
 横には、小さな池があって、周囲には遊歩道が整備されていて、多くの方が散歩を楽しんでいます。

 体育館の対岸に、「カフェ金比羅こんぴら」があります。
 広くて高い空間に、個性的なテーブルと椅子が、ポツリ・ぽつりと置かれています。

 まことに贅沢な空間が存在しています。

 「純喫茶」 もう、死語のようになってしまいました。
 コーヒーしか、メニューに載っていません。
 決して、食事を出さず、美味しいコーヒーを味わってもらいたいというのが、オーナー チャーリーの考えです。

 (「チャーリー」と呼べという、お言葉ですので、敢えて、呼び捨てということで・・・)

 このお店のことは、またいつか、ゆっくり紹介します。

 チャーリーと知り合って、2年になります。
 店の定休日が、月曜日ですので、これまですれ違いばかりでした。
 今回、お互いの時間が合って、チャーリーが山小屋へやってきました。

 くぬぎの木の下にテーブルを運んできて、心ゆくまで杯を酌み交わしました。

 チャーリーは、あるコーヒー会社に長く勤めていて、5年前に「カフェ金比羅」を開いたそうです。
 コーヒー豆の仕入れは、元の会社からですと、やりやすかったと思いますが、そうはしなかったそうです。

 「コーヒーは、鮮度! これに尽きる」というのが、行き着いた結論だそうです。
 元の会社は、「生の豆」を供給してくれなかったそうです。

 それで、別のルートを探して「生の豆」を仕入れているそうです。
 店の中には、「焙煎マシン」があります。
 かなり高価な物だそうです。

 テイクアウトも出来ます。
 店で、コーヒーを飲んでいる間に、焙煎してくれます。

 昨年の「山小屋コンサート」で、来ていただいた方に出したのが、チャーリーのコーヒーです。
 該当者は、その味を思い出してみてください。(無理かぁ
 でも、美味しかったことだけは、覚えてくれていると思います。

 たくさんのこだわりを持って、生きている方です。
 その分、奥様にしわ寄せが行っているようです。



 夕暮れ時が、近づいてきました
 一本筋の通った チャーリーです

チャーリーが来たぁ~_e0017396_1231446.jpg



 僭越せんえつですが、何か筆者に共通するところがたくさんあって、話が尽きません。

 再会を約して、チャーリーは、山小屋を後にしました。

 心豊かな時間を過ごしました。


       古き友来れば酒置く竹酔日ちくすいじつ     村山 古郷


 ※「竹酔日」(夏) … 陰暦五月十三日は、竹酔日・竹誕日などといい、この日に、竹を植えれば、必ず根づくという中国から伝わった俗信があって、我が国でも広く行われている。梅雨の季節で根がつきやすく移植にちょうどよい季節である。
by yamagoya333 | 2008-05-29 12:25 | 山小屋日誌