山小屋での生活を


by yamagoya333

カテゴリ:山小屋日誌( 1395 )

椿 プロジェクト(1)

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 何だと思います。

 高級果物、ラ・フランスのようにも見えますね。
 表題の通り、椿の実です。

 椿は、身近にありながら、あの「花」以外は、しげしげと見たことはないのではないでしょうか。
 椿の花は、11月には咲き始め、4月いっぱいまで、その紅色の花を楽しませてくれます。

 花が終わり、8月には、写真のような大きな実が枝枝にぶら下がります。
 お盆のころには、気の早い連中が、落ちてきます。
 そのころの実の中の「種」は、早熟で、「椿油」の材料とはなりません。


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 今頃から、ぼちぼち「椿油」に適した実が落ちてきます。
 こつこつと拾い集めています。

 これまでも、こういう作業を続けてきましたが、「椿油」を手に入れることはできませんでした。
 搾油が難しいのです。

 今年は、その方法が見つかりました。
 その事は、次の記事で紹介します。


 山小屋亭主の夢の一つに、椿油で揚げたてんぷらを食べることというのがあります。
 オリーブオイルよりも酸化しにくい油だそうです。
 どんな具合に揚がるのだろうかと、想像するだけで、涎が出てきます。


 この椿油でてんぷらを食べることを、「椿 プロジェクト」と名付けました。

 現在、このプロジェクトに参加する方々を募集しています。
 山小屋周りには、多くの椿が自生しています。
 椿林の整理、椿の種の採集を手伝ってくれた方には、てんぷらを食べる権利があります。
 しかぁ~~~しっ、そうでない方は、一口も食べることはできません。

 今回の目標は。種20kgです。
 歩留まりは、1割です。
 20kgの種から、2kg、およそ1升くらいの椿油を手にすることができます。
 一つの実から、7gの種が得られるとして3000個の実を採集しなければなりません。

 幻のてんぷらを食べたい人は、都合のよい日時を利用して、山小屋へ上がってきてください。
 あらかじめ、連絡の上、お越しいただきますように。

 種の採集は、11月いっぱいです。
 なお、椿油が手に入るということが前提ですが、「てんぷら大会」は、2月下旬か、3月の上旬になります。

 わくわく・ワクワク ^^^\\\


       椿の実拾いためたる石の上     勝又 一透



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by yamagoya333 | 2016-09-22 04:05 | 山小屋日誌
 看護学校の学生諸君!!
 ぼんやり先生の課題「コラム」は、提出したのかな??
 いや、全員提出しているはずだ!! (漢文でいうところの「反語」でござる)

 日日の生活が、大きくのしかかっていることは、ぼんやりにも、わかっております。
 ・・・・・(文体が、統一されておりませぬ。 減点ってかぁ!)

 毎日、少しずつ、背負う荷物が増えているよね。
「だいじょうぶですよ」、ホルバート神父が、ぼんやり先生におっしゃてってくださった言葉を諸君に、今こそ、気合を入れて贈りますよ。
 受け取っておくれ。

 しぇんせいが、小学生時代にあこがれていた女の子が、「荷が重いのではない、努力が足りないのだ」という言葉をくれました。至言です。(あぁ、もちろん、ふられました。で、何かぁ?)
 
 努力を怠らないということを前提に、偉そうなことを言いますぞ!!

 私たちに与えられた試練は、その人が乗り越えられるからこそ、神様が与えたもうのだ。
 今は、とてもこんなことはと思うかもしれない。
 思って当然でがんす!

 一息ついたら、また歩こうよ!
 一日、1㎝でいいよ。
 次の日は、休んでいいから。

 振り向いてもOK!

 あなたの応援団が、控えているよ。
 応援団長のぼんやりしぇんしぇいは、お金もなければ、力もない、ましてや、あなたの苦しみを解決なんかできもしない。

 でもね、いつも、あなたの後ろにいるからね。
 ぼんやり山小屋へおいでよ。
 ピザやパンを腹いっぱい、食べさせてあげるよ。

 満腹になったら、一つ荷物を降ろして帰りなさい。
 あなたの知らない「応援団員」が、山小屋にはいるんだよ。

 風のそよぎ、木木のささやき、トンボの羽音、若葉の薫り、蝉たちのシンフォニー、本家の桜、山小屋の地下に棲む「アナグマ」、杯盤狼藉のイノシシ、そして、夜空の星星 ・・・まだまだいるぞぉ~~~っと

 諸君、ぼんやり先生に、コメントを送れよ。
 それで、小さな荷物が降ろせるかもねん。
 鍵コメで充分で候!!

 では、「補講(2)」をお楽しみに。


       白菖蒲過去なくして人生きられず  



   
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by yamagoya333 | 2016-09-19 23:32 | 山小屋日誌

思いを言葉に

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看護学校の授業が、終了しました。


役目を果たせたかどうかは、甚だ疑問です。
言葉をあつかう授業が、困難を極めることだと思い知らされたことでした。

反省することは、山ほどあります。
でも、素敵な学生さんたちと出会えたことが、何よりでした。


学生さんの学力、年齢、学歴等、まちまちです。
高校新卒で、入学してきた学生は、数名です。
その多くの方が、ある程度の社会生活を経験し、一大決心の末、看護師を目指しています。

時間、学費、生活費、子育てなど、日日の生活の中で確保していかなければなりません。
それでも、笑顔で教室にやってくる学生さんに敬意を表するものであります。


自分の実力は棚に上げておいて、今回の一連の講義のテーマを「思いを言葉に」としました。
教科書を使わないことにしました。
それは、どの学力、どの年齢層に照準を合わせればよいか判断できなかったからです。

看護の現場に立ったとき、患者さんとその家族、同僚や上司、医師たちとうまくコミュニケーションをとれるようにとの観点から、授業を進めていくことにしました。


抜き打ちで、400字原稿用紙に作文を書かせ、学生の文章力を把握する。
私が放送原稿を読み、学生さんが、それを書き取る。
ある図形を示し、それを言葉で説明する。
ある情報を与えて、箇条書きにしたうえで、掲示用の貼り紙を作る。
私宛に葉書を書いてもらう。2年後、看護の現場にいるという想定。
添削の後、宛名書き、文面の指導。


仕上げは、コラムを書き上げる。
これは「作文」ではいけない、読み手を意識して「作品」として仕上げる。
このために、7回の授業時間を費やしました。
一人ひとり添削の上、何度も・幾度も突き返し、書き直しを命じました。
途中で投げ出す学生は皆無でした。真摯な態度で、私の指導を受け入れてくれました。

何とか、作品が出来上がりました。
原稿がそろったら(未だ、OKをだしていない学生もいます)「文集」を編みたいと思っています。


話し足りないこと、こんな教材を用意すればよかったなどと、反省することばかりです。
ぼぉ~~~っとした「せんせい」でしたが、学生の諸君、これまで寛容に付き合ってくれて、ありがとう。

思いを言葉にできないことがあります。そんな時は「すまぁ~ぃる」ですよ。
笑顔の素敵な看護師さんになってください。

嫌なことがあったら、もちろん、うれしいことがあれば、せんせいの山小屋へ来てください。
ピザやパンを腹いっぱい食べさせてあげますよ。

楽しみにしています。


       人中にひとりを充たし秋日傘     赤松薫子



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by yamagoya333 | 2016-09-12 19:42 | 山小屋日誌
 行って参りました。
 看護学校へ。

 どきどき・わくわくの思いで、学生たちを迎えました。
 週番の学生が2名が、講師の控室まで出迎えに来てくれました。
 2名の学生に先導されて、教室に入りました。
 この瞬間で、すべてがわかりました。
 「やれる」と、確信しました。

 50人の学生が発する「グループ・ダイナミックス」と、筆者のぼやりとした「ぱわぁ~~」とが、交じり合いました。
 新しいクラスを持つ時の「儀式」です。
 
 温かく、穏やかな雰囲気を筆者の感性が受け取りました。

 たくさんのシナリオを準備しておりました。
 その中で、最強の「ノリノリ」のバージョンを選択しました。

 ぐいぐいと、プログラムを展開します。
 学生の視線が、こちらを向いています。
 学生たちの協力的な授業態度の中で、ジョークを交えて楽しく90分の話を終えました。


 彼らが看護師になって、仕事の中で、少しでも役に立てるような授業を展開できたなら、幸せであります。
 自分のできうる努力は、すべてやろうと思っています。



       入学のどれも良き名のよき返事     松倉 ゆずる



 
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by yamagoya333 | 2016-05-22 00:11 | 山小屋日誌

筍事情

 昨年の筍は、大凶作でした。
 いわゆる、裏年です。

 筍の出る時期も遅く、終わるのも早くて、スーパーへの出荷は、薄氷を踏む思いでした。

 今年は、豊作でした。
 昨年の2倍以上の筍が出ました。
 しかし、4月の初旬から中旬かけて、一時に地面から、筍が顔を出しました。

 一回で200㌔を収穫できるエリアが5か所あります。
 5日周期で、掘っていくローテーションです。

 それが、どのエリアにも満杯で、次々と「竹」になっていくのです。
 タケノコですから、竹に変わっていくのは、理の当然のことです。

 1日の出荷量は、規定値があります。
 ほかにも、処分できないわけでもありませんが、筆者一人での作業ですので、どうしようもありません。


 そして、4月の終わりで、ぴたりと筍がでなくなりました。
 2週間ほど、早く終わってしまいました。

 忙しく、重労働であった割には、報われない思いもしました。
 現在、来年のために竹林の整理を行っています。
 縁遠い話ですが、何事も、ゆっくりで行きたいと思う次第であります。



       筍を発止と立てし大地かな     轡田 進




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by yamagoya333 | 2016-05-13 20:46 | 山小屋日誌

戻りました

 ご無沙汰いたしておりました。
 元気です。
 戻ってまいりました。


 3月、筍を掘っておりました。
 竹林の中に、携帯電話の着信音がしました。
 聞くと、「看護学校の国語の先生に欠員ができたので、おまえ、ちょっと下りてこい」ということでした。
 もちろん、喜んでお断りしました。
 
 4月は、筍の出荷で、てんてこ舞いする時期です。
 時間的にかなり無理があります。

 意志の弱い筆者は、とうとう受けてしまいました。 (それなら、端から断るな)


 筍の出荷には、2泊3日の時間が必要です。
 一日目に、約200㎏の生の筍を掘ります。
 翌日、筍の皮をむき、ピーラーで成形します。
 200㎏が50㎏に目減りします。
 夕方、直径・高さが54㎝の寸胴鍋に入れて、焚き火を2時間30分すると、鍋が沸騰します。
 あっ、もちろん、燃料は「竹」です。
 一度、山小屋を下りて、食事と仮眠です。

 午前零時を目標に、山小屋へ上がります。
 鍋から、小児用のバスタブに取り上げて、4時間ほど冷却します。
 その間に袋詰めの準備をします。

 それまで闇が支配していた空が、うっすらと白味を帯びてきます。
 90ℓポリ袋に5㎏の茹で筍を詰め、さらに水を入れます。
 10袋出来上がると、車まで運びます。(この仕事が、一番つらくて、気を遣います。)

 自宅まで、車を下して、食事を済ませます。
 午前6時から、スーパーマーケット5店舗と青果会社への配達に出発です。
 片道2時間かかります。

 この作業が、週に2回のペースで4月いっぱい続きます。

 今年の筍の初出荷と看護学校の初授業の日が重なりました。
 半徹夜の状態で、重要な2件をこなさなくてはいけませんでした。
 かなり緊張しました。

 筍の配達は、無事に完了しました。

 さて、続きは次回ということで。
 久しぶりの投稿で、緊張しました。

 見捨てることなく、これからもお付き合いください。


       さくらんぼ一顆ふくみて夜の言葉     鷹羽 狩行
 


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by yamagoya333 | 2016-05-10 21:04 | 山小屋日誌

竹の秋

 元気で過ごしております。

 筍の出荷に精を出しておりました。
 前回書きましたように、今年は裏年で、4月いっぱいで筍は終わってしまいました。

 その後、竹林には、無認可で育った無数の細い竹が伸びています。
 今刈り取らなければ、後々これらを処理するために夥しい時間を要することになります。
 今なら、少ない時間と努力で済ますことができます。
 一連の作業が、一段落しました。

 ちょっと一息ついているところです。

 気が付けば、鶯の鳴き声の中に、時鳥(ホトトギス)のそれが混じっています。
 森の緑も瑞瑞しく、野を渡る風は、若葉の香りをはらんでいます。

 今、山小屋の周りには、黄色くなった竹の葉が、盛んに舞い降りてきています。
 竹は、この時期に落葉するのです。
 木々のそれとは、季節が逆ですね。

 俳句の世界では、この時期を「竹の秋」といいます。
 筍の出産で、エネルギーを使い果たした竹たちが、しばらく休眠に入るのでしょうか。
 秋になると、竹林はつやつやとした緑に覆われます。
 これを「竹の春」といいます。

 意識しないままに、季節が少し移ろいだようです。


       つなぎあふ手のうたかたや竹の秋     鳥居 美智子

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by yamagoya333 | 2015-05-12 21:18 | 山小屋日誌

裏年

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 昨年は、筍が豊作でした。
 一日では、掘りきれないこともありました。
 そして、多くの方の手を借りながら、何とか筍シーズンを乗り越えました。


 筍が豊作のあとは、凶作が待っています。
 いわゆる「裏年・うらどし」です。


 例年ですと、嗅覚のすぐれたイノシシが、人間には見つけることのできない地中にある筍をシーズンが始まる前に食べてしまうのです。
 そのため、竹林は、彼らの掘った跡が至る所に残り、「杯盤狼藉はいばんろうぜき」の状態になるのです。


 今年は、その形跡が、あまり見受けられませんでした。
 昨夜、中央卸売市場に20キロの筍を出荷してきました。
 昨年の3月20日は、60キロを出荷しています。


 ただ、手をこまぬいて見ていただけではありません。
 豊作が期待できないのであれば、耕作面積を拡張すればいいのではと思いつきました。
 それで、これまで管理の行き届かなかった竹林の整備をやりました。
 「広く、少なく」・・・どこかのスーパーの経営方針みたいですが ・・・


 毎年、毎月、そして毎日、自然は微妙な変化を遂げています。
 それは、自然界のバランスをとるためだと思っています。
 豊作・凶作もその調整の一つだと理解しています。
 毎年、豊作を期待するのは人間のおこがましさとしか言いようがありません。


 そんなこんなで、今年の筍シーズンも頑張ろうと思っています。

 山小屋も、ずいぶんと変化しております。
 時間がありましたら、上がってきてください。
 大歓迎です。


       時かけて初筍のひとり酒     石田 破郷
 



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by yamagoya333 | 2015-04-01 07:08 | 山小屋日誌

元気です

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 元気でおります。

 野には、わらびが顔を出し始めました。

 いよいよ春です。

 小屋の周りは、「春」にシフトしました。

 この時期を迎えるために、長い冬に多くの準備をしてきました。

 これから、少しずつ紹介していきたいと思います。

 山小屋の環境は、これまでとは随分変化を遂げてきました。
 楽しみにしていてください。

 また、日々の暮らしをあれこれとつづっていきたいと思っています。
 どうぞ、お付き合いください。
 コメントをいただけると、励みになります。

 蕨のおいしい料理法を仕入れました。
 近日、大公開の予定です。



       月日過ぐ蕨も長けしこと思へば     山口 誓子



     
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by yamagoya333 | 2015-03-27 21:28 | 山小屋日誌

うつろいながら

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 昨年から、慌ただしい日々が続きました。
 その時、その場での対処と決断をせまられた一年でした。


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 諸々なことがありました。
 しかし、ブログに挙げる精神的な余裕のないままに、いつのまにか時節が移ろっていました。

 今、ほんの少しですが、落ち着きを取り戻してきました。
 野にも、目を馳せる時間を持つようになってきました。


 
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 春ですね。
 春が来ています。

 芳しい香りが、辺りに漂ってきました。
 地の中から、木の枝先から、春を思わせる何かが、顔を出し始めています。

 はっと、したことでした。
 

 小屋の周りの鳥の声や姿が、変化しています。
 ある鳥は、この地を離れ、新たな鳥たちが、いつもの桜の枝にちゃかりととまっています。

 私も、動き始めようと思っています。
 自らの赴くべきところへ。



       春の汗して男神ある峠越     森 澄雄


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by yamagoya333 | 2015-02-15 22:24 | 山小屋日誌