愉快な一日

 本日は、仕事がお休み。
 気のあった二人の仲間と、美術館へ行ってきました。

 久しぶりに、ゆったりとした時間と空間の中で、優しい絵画とであってきました。
 どの絵も、心に染み染みして、温かい気分になりました。
 また、一緒した二人の感想やコメントを聞きつつ、小さな会話を楽しみました。

 やはり、作品を目の当たりにして伝わってくるものは、いいですね。

 北九州市立美術館が、筆者の学生時代にオープンしました。
 その時に、絵の掛け替えのアルバイトをしました。
 美術館は、当時の自宅から歩いて10分の所にありました。
 しかも、大きな谷向こうにあり、自宅からその建物を臨むことも出来ました。

 これまで、筆者が経験したアルバイトの中で、この仕事の賃金が最低でした。
 しかし、有名な作品を自分の手で抱えて、観客よりも先に「鑑賞」することができるアドバンテージの方が、報酬の安さを遙かに上回っていました。

 今日、絵を観て廻りながら、昔の出来事を思い出していました。


 その後は、イタリアンレストラン「 tio pepe 」へ出向いて、ランチを。
 三人、別々のパスタを注文しました。

 「カルボナーラ」「佐賀牛のミートソース」「たらこパスタ」

 どれも美味しいと、各自絶賛 !!
 写真を撮るのを忘れていたと、気づいたのは、完食後 (汗

 楽しい会話が弾み、愉快なひとときを過ごしました。

 梅の便りが届きました。


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       勇気こそ「地の塩」なれや梅真白     中村 草田男
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by yamagoya333 | 2008-01-31 22:25 | 山小屋日誌

勉強になりました(汗

 携帯電話が鳴りました。

 働きながら大学の二部(夜間部)に通っている知り合いからでした。


 今から、レポートを提出した上で、大学で試験がある。
 北九州出身の芥川賞・直木賞受賞作家の作品と受賞時期などを調べて提出。
 13人の該当者がいるのだけれど、あと5人がわからない。
 教えてくれぇーー

 とのことでした。
 そんなこと、意識したこともなかったので、即答できませんでした。
 二時間くらい、ネットの受賞者リストで、出身地を調べましたが、「北九州市」がはっきり記載されているサイトは少なく、ギブアップするところでした。

 「松本清張記念館」が、(小倉)城内にあります。
 それと同じ系列で、「北九州市立 文学館」という所を思い出しました。
 北九州在住の直木賞作家「佐木隆三」さんが、館長をなさっていると聞いていました。

 最後の手段で、そこへ電話をしましたところ、即座にFAXを自宅へ送ってくれました。
 何とか、レポートが間に合いそうです。

 I君、試験、頑張ってね。


 「郷土」という言葉を、自分が、どのように理解しているかを考える出来事でした。

 精神的なことから、実生活の分野まで、どの方向から「郷土」見たり考えたりしてるかで、各自のもつ郷土像がまちまちなんだろうなと、思ったことでした。

 みなさんの「郷土像」は、どんなものでしょうか。


      
       山代の雪に雨降る夜番かな     松本 たかし

北九州出身の芥川賞・直木賞受賞作家
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by yamagoya333 | 2008-01-30 16:25 | 山小屋日誌

見えてきた


 本日は、久しぶりに山小屋が賑わいました。

 運搬機バンブー号の山小屋登頂作戦を遂行するために、集まってもらったのですが、筆者が作りかけていた「道」を、専門家のYさんにみていただいたところ、坂が急で危険だからということで、却下となりました。

 Yさんと思案しているところに、近くのMさんが通りかかりました。
 何をしているのだという問いかけに、しかじかと答えますと。
 それならと、こ辺りの地理に詳しいMさんが、通れそうな道を探してくれました。
 二人の地主さんに話を付ければ、なんとかなりそうなルートが見つかりました。

 明日から、地主さんと交渉しようと思っています。
 少し、希望が見えてきました。


 ということで、本日は「竹林の整理を、皆さんに手伝ってもらうことにしました。
 皆さんの仕事の速いこと、みるみる間に倒れた竹が、焚き火の中にほうり込まれていきます。
 「竹藪」が、「竹林」になってきました。

 仕事の後は、おいしい昼ご飯です。

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 「しぐれ鍋」です。
 大根おろしを、たくさん用意します。
 最初に、ごま油でニンニクを炒めて香りをだします。
 その上に大根おろしをどさっとのせて、たぎらせます。

 あとは、しゃぶしゃぶ用の豚肉を入れて、ダイダイ酢(ポン酢)でいただきます。
 皆さんに、大好評!

 本日は特別に「イノシシ・ボタン肉」「鹿肉・モミジ肉」を用意しました。
 ↑の写真が、ボタン肉を入れたところです。

 さらに、モミジ肉を

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 準備に手間が要らないで、楽しく食べることが出来ます。
 是非、トライしてみてください。

 昼食の後に、もう一頑張りして、午後のお茶の時間です。
 
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 本日のデザートは、これ !!
 アップルパイ! 長いでしょう !

 コーヒー豆を、手動ミルで挽いていただきました。

 楽しく充実した一日が、終わりました。
 みなさん、ありがとうございました。

 明日からは、また一人ぼっちで、作業を続けます。


       よろこびはかなしみに似し寒牡丹かんぼたん     山口 青邨
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by yamagoya333 | 2008-01-27 22:27 | 山小屋日誌

寒かったっぁ~~っ


 
 寒い一日でした。
 空気に触れた耳が痛く感じたり、指先の感覚がなくなりかけたりと、今までにない冷え込みようでした。

 相変わらず、竹林の中にいます。
 枯れてしまった竹を、引き出してきては、消却しています。
 焚き火の前だけは、温かいです。
 と、いうよりは、むしろ熱いです。


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 焚き火を続けていますと、大量のおきがたまってきます。
 そのままでは利用できませんから、写真のようにしました。

 不要になった、金属の洗面器の中に、真っ赤な熾火を入れ、お湯を沸かします。
 いつでも、お湯があると、便利です。


 
 こんな、荒涼とした竹林の中でも、自然の営みを見ることが出来ます。

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 スズメバチです。
 どうしたはずみで、この竹林の中に現れたのかはわかりません。
 夏にみせた、あの素早い攻撃的な動きはそこになく、ゆるゆるともがくように、竹の落ち葉の上に横たわっていました。

 一見、静寂に包まれていて、変化に乏しそうにみえる竹林の中でも、小さなそして大きな変化が、潜んでいるのです。



       冬蜂の死に所なく歩きけり     村上 鬼城
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by yamagoya333 | 2008-01-24 23:42 | 山小屋日誌

椿に関する 雑学

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 「山茶花」と書いて、「さざんか」と読むことは、ご存じでしょう。

 では、「山茶」と書けば、何の当て字でしょうか ?

 ええ、ご想像通り「つばき」と読んで、「椿」のことです。
 また、「海石榴」と書いて、「つばき」と読みます。

 ちなみに、「石榴」は、「ざくろ」の当て字ですね。
 西東三鬼の作品に、こんな句があります。

       露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
  

 閑話休題(それはさておき)、 「椿象」は、何の当て字でしょうか。
 ゾウさんが、長い鼻で、椿の花を食べているような様子が浮かんできますね。
 ところが、これは虫の名前が当てられているのです。
 「カメムシ」と読みます。
 お日様に干していた布団の中に紛れ込んだ「椿象」を見つけたときは、思わず叫びたくなりますね。↑


 では、「椿」の「音読み」を、ご存じですか ?
 おっ! 聞こえてきました。 「チン、だろう!」って!
 正解です。 音読みは「チン」

 「椿事」と書いて、「ちんじ」と」読みます。
 意味は「珍事」と同じです。
 おっ、お気づきですか !?
 「椿・チン」は「珍・チン」に通じるのです。
 中国では、同じ発音の漢字は、「意味」も共有することが「珍しく」ないのです。

 
 調子に乗って !?

 「椿寿・ちんじゅ」といえば、「長寿」「長生き」のことです。
 太古の霊木である「大椿・たいちん」は、3万2000年が、人間の一年に当たるといわれて、非常な長寿であったことから。


 では、最後の問題 !
 「椿庭・ちんてい」の意味は、何でしょうか。
 
 「椿庭」とは、「父」の異名です。
 「椿・ちん」は、中国で太古にあったという長寿の大木で、「父」にたとえます。
 「椿堂・ちんどう」ともいいます。

 長々と、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
 山小屋亭主の「の突っ張り」にもならない雑学講座を閉講します。
 「閉講」は→「閉口」に通ず ?!



       日おもての花はなやか藪椿やぶつばき     日野 草城
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by yamagoya333 | 2008-01-22 10:27 | 山小屋日誌

春の木

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 彩りの少ない山小屋周辺に、藪椿の花が咲き始めました。
 まだ、ほとんどがつぼみの状態ですが、日当たりのよい所では、紅い色が鮮やかです。

 「春の木」で、「椿」。
 本当に、言い得て妙です。

 控えめに、そして静かに、その花を咲かせ、散りゆく様も、まことにいぎごよいです。
 花びらを少しずつ落としてゆくのではなく、一輪がそのままの形で落ちてきます。
 落下して、地上に達した時には「ぼとり」と、重い音がします。

 藪椿の花が終わる頃、本格的な春がやって来ます。


 正岡子規の門弟、河東 碧梧桐かわひがし へきごどうに、こんな俳句があります。


       赤い椿白い椿と落ちにけり


 師匠の子規が、絶賛しています。
 では、その師匠の椿の句を


       一つ落ちて二つ落ちたる椿かな


 師匠の子規には、悪いですけれど、碧梧桐の句のほうが、スカッとしていますね。
 筆者は、数ある俳句の中で、この碧梧桐の句が一番好きです。
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by yamagoya333 | 2008-01-21 15:31 | 山小屋日誌

竹藪砲撃部隊 余話

 切り倒した竹は、炭にしたり、石窯パンの燃料にしたりと、有効利用できます。
 最初から、そのつもりで伐採するのならば、むだなく竹を使ってあげたいと思っています。

 しかし、今回の伐採は、尋常な数ではありません。
 倒れた竹が林の中に寝そべっていて、作業の邪魔になってしまうのです。
 あれこれ思案したあげく、消却することにしました。

 焚き火の中で、燃やされてれてゆく竹には申し訳なく思っています。
 
 竹林の中に、珍客がやって来ました。
 「啄木鳥・きつつき」です。

 立ち枯れた竹の幹を「こつ こつ」「カツ カツ」とくちばしでつつきます。
 生きているくぬぎの木をつつく時の音は、重く低い調子です。
 枯れた竹は、高い音で、竹の節が空洞なので、その音がよく響きます。

 啄木鳥の演奏に耳を傾けておりますと、突然「パァーーン」
 竹藪砲撃部隊が、間の手を入れます。
 それを受けた、啄木鳥は、リズムが速まり、竹藪部隊は、水蒸気の「しゅーーーっ」という伴奏をつけます。

 たった一人の聴衆は、大満足でした。

 竹藪の整理も面白いですよ。
 山小屋へあがってきて、手伝ってくれませんか。



       竹をおのの三打にあやまたず     大竹 きみ江


 *「竹伐る」(秋) … 中秋のころは、竹の性が一番よいので、このころ竹を伐ることが多い。
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by yamagoya333 | 2008-01-20 21:40 | 山小屋日誌

竹藪砲撃部隊

 毎日、一人で竹藪の中にいます。
 単調な作業の連続ですが、面白いこともあります。


 不要な竹を焼却処分しているときのことです。

 「竹藪砲撃隊」

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 ロケット弾の発射砲のようです。
 竹の節の中の圧が、周りの熱で上昇していきます。

 じゅー じゅぅー と、爆発を思わせる高い音に変化します。
 焚き火を覆う白いものは、煙ではなく、竹から出てくる水蒸気です。

 発射 !!

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 実弾

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 焚き火に背を向けて作業していました。
 筆者のおしりに、この竹の節が命中しました。
 5メートルくらいが射程距離のようです。

 焚き火に近づきますと、プシューと水蒸気が威嚇します。
 また、竹がはぜて、黒い炭の粉が顔をめがけて降り注いできます。

 まるで、敵を認識し、部隊総動員で攻撃を仕掛けてきているように感じました。
 焚き火を離れようとした筆者に、「手榴弾」の追い打ちです。

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 あえなく燃やされていく竹たちのせめてもの反抗なのでしょう。
 灰と化してゆく竹たちを愛おしく感じたことでした。



       音のきて雑木山すそ斧はじめ     皆吉 爽雨


 *「斧はじめ」(新年)… 正月初めて木を伐りに山に入ること。日取りは、二日以降まちまちだが、御幣(ごへい)・注連縄(しめなわ)・供物を持参し、適宜の木に注連縄を張り、山神に供物を捧げてから仕事にかかる。「初山」「樵初・きこりぞめ」「山始・やまはじめ」ともいう。

 
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by yamagoya333 | 2008-01-20 21:11 | 山小屋日誌

火柱

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 年始から、忙しくしておりました。
 やっと、ブログの記事を書けるようになりました。

 竹林の整理をしております。
 何年もの間、手入れをしていなかった竹林に、わずかながら陽光が射し込むようになりました。

 それまでは、枯れた竹が斜めに寄り掛かっていたり、密集して立っていたりと、薄暗く足の踏み場もないほどのj状態でした。

 もちろん、筍の収穫を望むべくもありません。
 よし、筍が出てきたとしても、倒れた竹の枝が、目に刺さってしまうほど危険な領域でした。

 昨年から、ぼちぼち作業を続けてきて、少しはましになってきました。
 しかし、手を入れなければならい竹林は、現在手がけているエリアの10倍以上は残っています。

 少々気が遠くなってきますが、そのうちに形になってくるものと、信じて頑張ることににします。


 お時間がある方は、お手伝いに来てくれませんか。
 特に「火遊び」が好きな方、大歓迎です。



       山鳩の鳴くや焚火の音の中     千島 染太郎


    
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by yamagoya333 | 2008-01-19 18:40 | 山小屋日誌

途中経過を 報告すれば


 K君の炭焼きは、予定通りに完結するはずでした。

 しかし、予定は未定と申します。
 思わぬハプニングが発生し、その対処がうまくいかなかったようです。

 窯の煙突からは、現在もモクモクと煙が立ち昇っています。
 このままですと、「灰」ばかりになってしまうかもしれません。

 K君は、次回の炭焼きこそと決意して、山小屋を下りていきました。
 K君の今回のチャレンジに拍手、次回の炭焼きに期待したいと思います。



       埋火うずみびいてひと日の悔い多き     山口 草堂
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by yamagoya333 | 2008-01-14 10:43 | 山小屋日誌