紅葉・もみじ

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 紅葉の色が、さまざまです。
 未だ、緑色の葉もあれば、火がついているような紅色のまであります。
 しかも、一本のもみじの木にです。

 『古今和歌集』で活躍した 藤原敏行の歌に、以下の作品があります。


     白露の色は一つをいかにして秋の木の葉をちぢに染むらむ


 木の葉に降りてくる露の色は、みな同じ色をしているのに、その白露が、木の葉に染みいって、さまざまな色に染め上げるのは、どうしてなのだろうか。

 敏行は、科学者であり、鋭敏な感性を持ち合わせた詩人です。
 何気なく見ている情景を、「はてな?」と感じるところに、非凡な才能をうかがわせます。

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by yamagoya333 | 2008-11-30 00:14 | 山小屋日誌

黄色の雪が ・・・

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 自宅下の銀杏が、卵色です。
 カメラは気まぐれです。
 見た目と同じような色に再現してくれません。
 特に、黄色はそうです。

 カシャっとやった途端、モニターの黄色は、溶き卵の色です。
 薄くなりすぎ!!

 パシャ!、今度は、焦げた卵焼き。

 こきっと、どんぶりに割り入れた、生卵の黄身の色が、なかなか出てくれません。
 根気比べです!
 30回くらいシャッターを押して、妥協したショットが、↑です。


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 畑に、黄色い雪が降り積もっています。
 この畑に、くわを入れるのが、はばかられるようです。

 屋根の上にも、ちゃっかり積もっています。

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 そろそろ、冬が深くなっていきます。
 みなさま、風邪を召しませぬように、どうぞご自愛ください。


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       銀杏散る女の腰に男の手     清水 基吉
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by yamagoya333 | 2008-11-29 01:20 | 山小屋日誌

透す ・ すかす

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 夏の日射しは、強烈だ。
 縦横に反射しながら、斜めからも射し込んでくる。

 夏の光線に襲われたものたちは、水気を吐き出しながら、その身を縮めてしまう。
 己の内にある部分を、更に秘匿ひとくしてしまう。
 なぜか、かたくな姿を見せてしまう。


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 冬の日射しは、穏やかだ。
 寄り道をしないで、直線的にやってくる。
 なまじい、両手を広げて、歓迎してしまうからこそ、

 曖昧あいまいに隠しておいたものを、静かに容赦ようしゃなくさらけ出してしまうのだ。


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 密の細かい冬の陽光が、気づかぬ自分を映し出す。
 精緻せいちを極めたその影に、思わず身震いをすることもある。

 冬の日溜まりは、温かい。
 しかし、映し出された己の姿には、「牙」があったり、「しっぽ」が付いていたりするかもしれない。
 それでも、でも、自分の方から、すり寄ってしまう。

 心して、ひなたぼっこをすることだ。


       冬菊のまとふはおのがひかりのみ     水原 秋桜子
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by yamagoya333 | 2008-11-28 21:32 | 山小屋日誌

蔕・へた

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 柿を収穫しました。
 渋柿です。


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 高いところになった柿は、採るのが難しいです。
 でも、これを使うと、思うようになります。

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 柿の枝を切り取ったうえに、それを挟んで地上まで下ろしてくれます。

 最初は、脚立や梯子を使いましたが、一人で作業をするには、不安定です。
 試しに、この道具を使ってみました。
 予想外の結果でした。

 とんがり柿です。
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 いつもは、下から見上げています。
 この角度からは、手に取った時にしか、見ることが出来ません。

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 なんとも言えない、彩りです。
 柿の葉に、ピンクを意識したことは、ありませんでした。

 この柿を見て、はた(へた)と、思いついたことがあります。


    

 「蔕・へた」という漢字です。
 「くさかんむり」に「帯・おび」です。

 4枚の葉が、ぐるりと、柿の実を取り囲んでいます。
 納得しました。

 えっ?! 筆者だけぇ?!


       干柿やまた一とせの山家住     楠目 黄子

 
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by yamagoya333 | 2008-11-27 03:12 | 山小屋日誌

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 本日は雨、あるところに行ってきました。
 この場所の詳しい紹介は、もう少し勉強してからにします。

 久しぶりに、わくわくして帰ってきました。

 木造の廃校を利用して、多くの工房が、間借りしています。

 その中心物のFさんとお会いしました。

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 「笑顔」
 素敵な笑顔を満面にたたえている方です。

 「ここを維持するために利益は追求しますが、それ以上は必要としません」というのが、基本理念のようです。

 山小屋亭主と同じような考えを持っていらっしゃるようで、一分間で、うち解けました。

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 天然素材を利用して、作品を作っています。
 どれも、手にとって触ってみたくなるような作品ばかりです。

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 「来る者は拒まず ・・・」
 ふところが広い方です。

 山小屋亭主は、決めました。
 しばらく、ここで勉強させていただくことに!!
 いつ来てもいいと、言ってもらいました。

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 従いまして、「山小屋を訪問してくださって、ありがとうございます。生憎、山小屋亭主は不在です」という「張り紙」が、小屋のドアのボードに貼ってあれば、亭主はここに来ています、ということになります。

 *コーヒーカップの風鈴
 (奇しくも、同じコーヒーカップを亭主も持っています! かなり、珍しい物なのです)
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       窓の外にゐる山彦や夜学校     芝 不器男
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by yamagoya333 | 2008-11-16 21:10 | 山小屋日誌

うぇ~~n

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 改造した石窯の性能を計るために火を入れてみました。
 炎が、大きくめくれ上がってくるので、さらに2階の出っ張りを強化しました。

 適当なところで、2階の「ピザスペース」に鶏のもも肉を入れてみました。
 ササミジャーキーを作るタレに、一晩漬け込んだものです。

 3階には、熾火おきびがたくさん入っています。
 上下の熱を2階に集中させようというねらいです。


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 焼けました。
 照りも出て、おいしそうです。

 鶏の皮には、思ったほど焦げ目がついていません。
 でも、鶏のローストとしては、上出来です。

 やはり、ピザを一気に焼き上がるには、上下の温度が足りないようです。
 もう少し、改良しなければなりません。

 チキンをナイフでカットして、味見をしました。
 「うまい!! これで、ビールだ」

 その前に、どう改良すればいいか、思案しながら、石窯をあれこれといじっておりました。
 テーブルに戻ってみると、お皿には小さなかけらを残して、チキンが姿を消しています。

 小屋を縄張りとする「猫」か「カラス」の仕業です。
 せっかく楽しみにしていたのに「うぇ~~n」


       猿のの皿のぬれゐる秋しぐれ     歌原 蒼苔
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by yamagoya333 | 2008-11-16 07:18 | 山小屋日誌

さまざま

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 いよいよ、竹の枝での「リース」作りが始まりました。

 前回の講座で、「リースに飾る物を持って来てください」と、お願いしていました。
 筆者が想定していた以上のグッズが、テーブルの上に用意されています。

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 わいわい言いながら、作品が完成していきます。

 それでは、受講生のみなさんの力作をご覧ください。

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 ご夫婦で
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 楽しい雰囲気で、講座を終えることができました。
 みなさん、ありがとうございました。


 受講生の方が、自宅で飾り付けをして、筆者にメールで作品を送ってくれました。
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       繭玉まゆだまのかげ濃く淡く壁にあり     高浜 年尾
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by yamagoya333 | 2008-11-15 03:50 | 山小屋日誌

ありがとう いつも

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 竹の枝で作った「リース」です。

 本日は、北小倉市民センターで、3回シリーズの第二講座で、このリースを受講生のみなさんと作ってきます。

 竹の枝を、3~4本で束にします。
 結束は、園芸用の緑色のテープで。(柵を作るときに、細い竹を結ぶもの)
 それを4つ用意します。

 それらの部品を、つなぎ合わせて、円くします。
 それから、かづらを巻いて、輪の補強と形を整えます。
 「もち手」を付けたら、出来上がりです。

 案外、簡単に作ることができます。
 材料が手に入るならば、トライしてみてください。



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 昨日は、北小倉市民センターから、4人の方が、手伝いに来てくれました。

 前回の講座は、材料を一人でそろえたので、大変でした。
 そのことを、北小倉市民センターのY師匠に話すと、S館長とともに、その場で、手伝いを約束してくれました。

 センターのY師匠とMさん、地域の協議会のAさんとTさんが来てくれました。
 みなさん、手際がよくて、すぐに準備が整いました。

 お昼ごはんです。
 秋刀魚を焼いて、焚き立ちのご飯といただきました。

 この方々は、山小屋の常連です。
 いつも、気持ちよく手伝ってくれます。
 まことに、ありがたいことです。

 Aさんの作品
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 かなり大きいです。
 材料は、かづらです。

 山小屋にと、置いていってくれました。

 さぁ、これから、北小倉市民センターへ行ってきます。


       うせものをこだはり探す日短か     上野 泰
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by yamagoya333 | 2008-11-14 08:31 | 山小屋日誌

行ってきました

 昨日、東朽網市民センターへ行ってきました。

 先週、お邪魔していたので、受講生の方々からも、気軽に声をかけていただきました。

 しかし、席に着いて、「テキスト」をペラペラしているうちに、表情がこわばってきました。
 中には、テキストを早々に閉じてしまった方もいました。

 どうも、問題が、難しいようです。

 講座が始まりました。
 自己紹介が済んでも、受講生のほとんどが下を向いたままです。
 どうも、先生(筆者)と、目線が合って、指名されるのを避けているようです。

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 この警戒心さえ取り除けば、こちらのペースに引き込めると判断しました。 

 漢字の成り立ちや、それにまつわる意外な話をするうちに、受講生の気分が「ホグレテ」きました。

 ※さて、ここで問題です。
 
 「気分がホグれる」の、片仮名の部分に漢字を当ててみてください。

 ヒントは、「ひもの結び目を解く」というフレーズの中にあります。

 堅く結んでしまった心が ⇒ 「ほぐれる」 ⇒ 「解れる」
 日頃使っている言葉ですが、漢字にしてみると、こんな字だったのですね。
 
 てなことで、みなさんの顔が上がるようになりました。
 また、手を挙げて、答えてくれるようにもなってきました。

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 それからは、あっという間に、予定時間が尽きてしまいました。
 再会を約して、戻ってきました。

 受講生の皆さん、最後まで、話を聴いてくださって、ありがとうございました。
 この講座の企画と準備ををしてくださった東朽網市民センターのW館長、Tさんと職員の皆さん、お世話になりました。

 話をした本人が、一番楽しんだと思います。


       冬の虹とびもからすも地をあゆみ     金尾 梅の門

 ※「10月櫻」 北九州市立「白野江植物園」(門司区)
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by yamagoya333 | 2008-11-12 08:00 | 山小屋日誌

楽しく

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 ひと日の終わりに、こんな綺麗な夕景と出会いました。
 毛羽立っていた気持ちも、なめらかに穏やかになっていきます。
 


 明日は、東朽網ひがしくさみ市民センターで、「日本語講座」を担当します。
 要は、、受講生の方々と漢字の勉強をするのです。


 東朽網市民センターの「日本語講座」は、二回シリーズです。
 先週の火曜日に、第一回「こころに染みる音読」という講座がありました。

 筆者は、ちゃっかり、その講座を受講して参りました。
 もちろん、講座の内容にも興味がありましたが、何よりも受講生の様子を探るのが、大きな目的でした。

 「こころに染みる音読」を担当なさった M先生は、本当に素敵な方で、すぐに受講生の心をつかんでしまいました。
 まだ、音読の「お」の字もしていません。
 座って聞いている受講生の目線と同じ高さになるように、腰をかがめます。
 一人ずつ、目線を合わせながら、大きな声で、一語・一語を丁寧に繰り出していきます。

 和んだ雰囲気の中で、受講生のやる気を引き出しながら、楽しい講座が、あっという間に終わりました。

 (M先生のお話は、別の機会に詳しく!)

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 こんなに盛り上がった講座のあとをでは、とてもやりにくいです。

 筆者は「知って楽しむ漢字」というテーマで、お話をする予定です。
 どきどきしています。

 今日も一日、勉強しました。
 もう、寝ます。

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       葡萄ぶどう食ふ一語一語のごとくにて     中村 草田男
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by yamagoya333 | 2008-11-10 21:39 | 山小屋日誌