言霊・ことだま

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 あるお店に貼ってありました。


       秋風や血をたぎらする一樹あり     阿部 みどり女

    
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by yamagoya333 | 2009-10-29 07:03 | 山小屋日誌

会いに来てね

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 山小屋のシンボルツリーの櫟(くぬぎ)です。

 山小屋を建てた時に、父が苗を植えました。
 それ以来、この櫟は、「全て」の山小屋訪問者を記憶しています。

 先日のように、亭主が不在の間に訪れた方も含めてです。

 森には木がたくさんあります。
 でも、この櫟は、至近距離にいて、つぶさに山小屋の歴史を見てきてくれました。


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 11月になると、この櫟は、切り倒されてしまいます。

 この櫟は、九州電力の高圧線の下に位置していています。
、20年に一度の周期で、線下の木は保全のため伐採されてしまうのです。

 6月に伐採される予定でしたが、11月まで待ってもらいました。
 団栗を拾い集めて、彼の子孫を残してあげようと思ったからです。

 
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 今年、二本の苗が育っています。
 自分の行く末を感じてのことでしょうか。

 でも、決してこの櫟が死んでしまうわけではありません。

 切り株は、残してもらうつもりです。
 それから「蘖・ひこばえ」が出てきて、また大きく育っていくと思います。
 また、20年の時が流れるまで。
 そういう運命の下で生きてゆく命もあるのです。

 時間がありましたら、山小屋へ上がってきて、この櫟に優しい言葉をかけてあげてください。

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       木実このみ青かりし昨日のけふとなる     山口 誓子
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by yamagoya333 | 2009-10-16 05:35 | 山小屋日誌

 高校時代の友達が、自宅の谷向こうに住んでいた。
 バス停から、友人宅までは、急な坂を一気呵成に登り切らなければならなかった。

 訪問するには、ためらいのあと、少しの勇気を要した。

 その家の主、友人のお父さんが、面白い方だった。
 来客をいつも歓迎してくれた。

 大学時代、初めて友人宅を訪れた友達に、おやじさん(私たちは、そう呼んでいた)が、

 「麻雀は、するのかね?」
 「いえ、やったことがありません」
 「 ・・・・ 」

 「囲碁は?」
 「五目並べなら ・・・」

 「将棋なら、出来るだろう?」
 「それも ・・・ 」

 「帰れぇ~~~っ」

 という逸話があるほど、自分の息子の友達と一緒になって、遊んでくれた素敵なおやじさんだった。


 調子に乗った私たちは(グループの名前は「極悪セブン」)、おやじさんや友人が居なくても、急な坂をいそいそと上がっていった。
 もちろん、予告もことわりもなく!

 おふくろさん(友人のお母さん)が、ドアを開けると、どやどやと上がり込んで、間髪を入れず押し入れから麻雀の道具を引っ張り出して、ジャラジャラと ・・・・・

 お茶を持ってきたお袋さんに「お腹がすいた。チャーハンがいいなぁ」と、勝手な無心をした。
 「ちょっと、待っててね」
 いやな顔もせずに、台所へ。

 そんな素敵な「他人の我が家」が、私たちにはあった。

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 昨日も、一日中仕事でした。

 亭主が不在の山小屋に、まるちゃんとK川君が、上がってきて、半日過ごして帰りました。
 楽しい時間を過ごしたようです。

 山小屋も「勝手知ったる他人の我が家」になるといいなぁ!

 みなさんも、そんなつもりで利用してください。


       野分のわき後のめしく湯気のあらあらし     五十嵐 言人
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by yamagoya333 | 2009-10-13 08:32 | 山小屋日誌

ピンポイントの訪問

 忙しくしておりました。
 また、自分の軸がぶれていないか、オーバーホールをしていました。

 ま、適当にずれておりました。
 修復可能な領域だと、判断しました。


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 この連休は、中間考査対策のため、、塾で補習を朝から晩までやっておりました。
 昨日の午後、やっと時間が出来て山小屋へ上がって、写真を撮りつつ、本を読みながら、ビールを飲んで、のんびりしておりました。

 突然、人の気配がしました。
 普段知っている人の歩くリズムではありません。
 ???

 「何処吹く風でぇ~~すっ」

 びっくり!!
 遠くは☆山県から、来てくれたのです。
 重いお土産まで携えて、上がってきてくれました。

 たまたま山小屋亭主がこね座っている時を見計らったかのような来訪です。
 まさに、ピンポイントの時間帯。

 あれこれと、話し込んで、気がつけば、帰る時間になってしまいました。
 名残は尽きませんでしたが、また会う約束をして、見送りました。


 自分の軸のことを考えていたところに、何処吹く風さんの到来!
 一緒に点検していただいたような気になりました。

 俄然、元気が出てきました。
 何処吹く風さん、山小屋訪問、ありがとう!

 また、ブログの記事を書いていきますね。
 まぁ、当てにしないで、待っていてくれると、嬉しいなぁ~~っ!!


       爪を切る音小気味よし神無月     渡邊 白水

            
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by yamagoya333 | 2009-10-12 21:54 | 山小屋日誌