希望の形

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  櫱・ひこばえ 
 
   櫱 … 切り株からでた芽  



   蘖・ひこばえ 

   蘖 … 草木の切り株や根元から萌え出る新芽


  「櫱・ひこばえ」に出会うと ・・・

 大きな不幸が襲い来て、息もできず、長い沈黙を強いられていたあとで、暗闇の中に一条の光を見出したような気持ちになります。

 
 「櫱・ひこばえ」、筆者が好きな言葉です。
 これまで何度も、この「櫱」を題材にしてきました。

 切り倒された木に残された「株」。
 このまま、朽ち果ててしまうのかなと思ってしまいます。
 でも、しばらくすると、硬い・堅い木の皮を突き破って、瑞瑞しい若葉が顔を出してきます。

 絶望の淵にあっても、人は「希望」が胸のうちに芽生えてくれば、強く生きてゆけます。

 筆者は、その「希望」の形を、この「櫱」に見出すのです。


 よく見てください。

   糵・もやし

   「糵・もやし」 … 米、麦、大豆などを水に浸し、光に当てないで発芽させたもの
              「萌やし」とも書く

 真っ暗闇の中でも、生命を維持しようとする「糵・もやし」と、「蘖・ひこばえ」との間には、ひとかたならぬ類似点があるように思います。



 諦めないでおきましょう。
 いつも「希望」を、胸に抱いていましょう。
 今は辛くても、必ずや「櫱・ひこばえ」が、にょっきりと出てくるものと信じましょう。

 ただし、切り株に「努力」という栄養素を、こつこつとかけていくことも ・・・・


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       人々に四つ角広き薄暑かな     中村 草田男

 
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by yamagoya333 | 2010-05-31 21:25 | 山小屋日誌

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 「バンブー ハウス」が、徐々に出来上がっています。

 竹の屋根が設置されました。
 先週の日曜日、TさんとFさんが、朝の8時から夜の8時まで、作業を敢行しました。
 二人とも、集中していて、気がついたら、辺りは真っ暗という状態でした。


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 極力竹を材料に使おうというコンセプトで、作業がなされています。
 写真は、荷造り用のテープを利用して、竹の柱を結束しているところです。

 また、竹と竹との隙間には、緑色のパネルをサイズに合わせて切断して、ビスで取り付けてあります。


 *内部です
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 くつろげる雰囲気があります。

 早く完成しないかなぁ !!
 完成記念パーティーをやりますよ。
 みんな、来てくださいね。


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       山いくつその前山や竹の秋     道山 草太郎

 *「竹の秋」(春) … 竹は4月ごろになると、葉が黄ばんでくる。それが、ほかの植物の秋の姿に似ているので、竹の秋とよぶ。「竹秋」は、陰暦の三月の異名でもある。
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by yamagoya333 | 2010-05-23 12:14 | 山小屋日誌

蜈蚣

 ムカデに刺されたことがありますか。

 子どもたちが幼いころに、「川」の字になって寝ていました。
 夏のことです。

 天井から、ぼとりと、筆者の胸にあるものが落ちてきました。
 下着のシャツの上で、線状にマジックテープのような粘着感がします。
 ムカデだと悟りました。
 かなり大きなやつです。

 迷わずに、左手で握りつぶしました。
 両横の息子たちが刺されては、大変です。

 中指の腹に、チクリと痛みが走りました。
 そのまま、救急病院に直行です。


 昨日、そのことを思い出しました。

 朝起きてみると、右耳の上に違和感があります。
 少し、熱を持っているようです。
 それでも、痛みは無いので、そのまま出勤しました。

 昼、手で頭を触ってみると、後頭部の右半分が膨れ上がって、ボール状態です。
 左半分との境目に、「谷」があるような感じです。

 ムカデにやられたなと、その時になって、自覚しました。
 右耳の上に、刺されたような突起がありました。

 もう少し、ひどくなるのかなと思っていましたが、現在は収束の過程にあります。

 寝ている間に刺されたのですね。
 こんなことは、初めてです。

 これからは、睡眠中でも、スリルとサスペンスの世界です。
 
 トホホホォ~~~


 あっ、ちなみに、「蜈蚣」は(むかで)と読みます。


     なにもせぬ百足蟲むかでの赤き頭をつぶす     古屋 秀雄
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by yamagoya333 | 2010-05-22 21:32 | 山小屋日誌

バンブー大作戦 Ⅱ

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 筆者は、人の顔を撮影するのが苦手です。
 被写体の持つ魅力をうまく掘り起こすことができません。

 カメラのレンズは、いつも「指」を追いかけています。

 時として雄弁であったり、文章以上に繊細であったり、子どもとは思えぬ力強さを感じたりします。

 さて、みなさんの目にはどのように映るのでしょうか。


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        耕すや子にあてがひし土すこし     能村 登四郎


 「耕し」(春) … 穀類や蔬菜そさいの種を下ろす前に、田畑をき返して軟らかくすること。春になり、雪解けのあとで行うところから「春耕」ともいう。
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by yamagoya333 | 2010-05-19 01:17 | 山小屋日誌

バンブー大作戦 Ⅰ

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 先日、東朽網市民センターで、「バンブー大作戦」という催しがありました。

 筆者がいつもお世話になっている「北小倉市民センター」との合同企画の一環として、子どもたちを対象にして行われました。

 東朽網市民センターのエリアは、筍の名産地です。
 自分たちの身の回りにある「竹」の存在を意識しよう。
 そして、その竹に触れることで、親しみを感じてもらおうという企画です。

 筆者も、そのお手伝いに行ってきました。

 14人の小学生が、参加しました。
 講師とボランティアを含めると、それ以上の数になりました。
 刃物や火を使うので、これだけの大人が必要でした。


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 竹の筒を利用して、「ご飯」を炊いているところです。
 かまどの中には、アルミホイルに包んだ、さつま芋やジャガイモ、たまねぎがそのまま入っています。

 筆者は、この「竹ご飯」の係りでした。


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 ご飯が炊けました。
 なたで、竹を割ります。
 子どもたちが、わくわくして見つめます。


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 当日は、デモンストレーションで、「竹笛」「竹鉄砲」「ゴム鉄砲」「竹馬」等が用意されました。

 写真は、「さいがし」(このエリアでは、竹馬のことをこう呼ぶ)の乗り方を、会長が指導しているところです。
 ここの地域は、大人がみんなで、子どもたちを育てていこうという意識が高いところです。

 「竹とんぼ」のコーナーがあったのですが、ここは子どもたちに指導するというより、大の大人が夢中になってしまって、道具のナイフの奪い合いです。


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 子どもたちは、自分の「器・うつわ」と「箸・はし」を作りました。
 それを使って、「竹ご飯」を試食します。
 食べたあとは、それらが「おみやげ」です。

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 美味しそうに食べてくれました。
 楽しい会になりました。

 館長さん、職員さん、会長さん、ボランティアのみなさん、お疲れ様でした。
 そして、お世話になりました。


       竹の秋竹の里歌皆淡し     相生坂 瓜人
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by yamagoya333 | 2010-05-17 22:27 | 山小屋日誌

野の花に Ⅲ

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 ぼんやりとした「水彩画」のように撮れました。

 ゆるりとした「時間」さえもが、わだかまっているように見えるのは、筆者だけでしょうか。


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       たんぽぽを踏むほかはなき小坂道     藤沢 まつ子
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by yamagoya333 | 2010-05-12 21:09 | 山小屋日誌

野の花に Ⅱ

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 「あざみの花も一盛ひとさかり」という言葉があります。

 ちょっと、想像ができにくいかもしれませんね。
 気にしないで、聞いてくださいよ。
 本意は、別のところにあるのですから。


 「醜い女性でも、年頃になればそれなりに美しくなり、魅力がでるものである」という意味です。

 あまり見栄えのしない薊も、花が咲く美しい時期があることからのようです。

 似たような意味では、「鬼も十八番茶も出端」・「南瓜かぼちゃ女も一盛り」・「蕎麦そばの花も一盛り」というのがあります。

 昔の人は、ひどいことを言ったものです。


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 「薊」は、見栄えのしない花だとは、思えません。

 今まで、薊を撮影してうまくいったことがありません。
 軟らかい薄紫の花びらの色が、塗りつぶしたように、平面的になってしまうのです。
 機械と腕前が拙いことは、よくわかっているのですが。

 華道の流派によっては、この薊を生けるところもあるようです。
 

 淡い紫色に現れた、薊の恥じらいを、軟らかいとげで隠しているように感じます。

 

       世をいとふ心薊を愛すかな     正岡 子規


 
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by yamagoya333 | 2010-05-10 21:53 | 山小屋日誌

野の花に

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 野の花は、花屋では売られてはいない。

 雑草という「くくり」で呼ばれる草草の中にいて、人には知られずに、ひっそりと咲いている。
 よし、人の目に触れたとしても、手折られることも、花瓶に生けられることもまれだ。



 品種改良で、色や形を変えられた栽培用の花は、美しいけれど、どこかひ弱さを感じる。
 
 

 
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 時として見せてくれるくれる、秘められた美しさに、はっとする。
 この控えめなところがいい。


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 決して、自分以上に見せようとはしない。

 その健気けなげさに気づき、ふと立ち止まる「あなた」は、素敵な人だ !!



       父と子のはしり蚕豆そらまめとばしたり     石川 桂郎
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by yamagoya333 | 2010-05-09 22:18 | 山小屋日誌

バンブー ハウス

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 以前、紹介しました Tさんと、その仲間が山小屋へ上がってきました。

 Tさんが、図面を作って「バンブー ハウス」を建築しています。



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 山小屋の周りがわかる方は、トイレの位置を意識してください。
 その手前の栗の木の下に、あります。

 なぜ、ここが選ばれたかといいますと。
 すぐ下に、竹林があり、「材料」を遠くまで運搬する必要がなく、横の広場で加工が簡単にできるからです。


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 誰もが、簡単に、この「バンブー ハウス」が、できるようにしたいと、Tさんは、考えています。
 それで、難しい工法は、用いてはいません。

 その工夫は、次回紹介します。


 筆者は、この「バンブー ハウス」で、「簡易水洗トイレ」にできたらなぁと、期待しています。

 

       目かくしす柔らかき手や竹床机たけしょうぎ     青木 月斗


 *「竹床机」(夏) … 竹で作ったベンチ
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by yamagoya333 | 2010-05-09 21:04 | 山小屋日誌

戯れて

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 若葉が、目に優しく感じられるころとなりました。

 その若葉と一緒に、「光」とたわむれてきました。

 本日は、おしゃべりなしで、つたない写真を、ご覧になってください。



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       万緑ばんりょくや神父の歩幅すそ中に     神林 信一





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by yamagoya333 | 2010-05-08 23:30 | 山小屋日誌