山小屋での生活を


by yamagoya333

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デイビッド始末(2)

 前の土曜日、デイビッドが山小屋へやってきました。

 約束は日曜日でした。
 きっと、待ちきれなかったのでしょうね。

 Mさんと一緒に作業をしていたときでした。
 何やら、人の気配がします。
 見上げると、大男がニコニコしています。
 しかも、金髪!


 さっそく、窯の上の土を取り払うように指示しました。
 窯のふたを開けて、炭を出します。

 前回報告しましたように、炭小屋へ上がる時間が遅すぎたので、よい炭は期待していませんでした。

 大きな体を小さくたたんで、窯の中に手を伸ばします。
 その掌に、しっかりと握られた竹炭が出てきます。

 デイビッドにとっては、不思議な世界が出現しているようです。
 あれだけ焚き火をしておきながら、どうして、こういうものが焼け残るのだろうかと。

 炭焼きの手順書(日本語版)を彼に渡しました。
 筆者曰く、「帰って、これを奥さんに読んでもらって、説明してもらいな」と。
 あっ、ちなみに、デイビッドの奥さんは、日本人です。

 筆者のへたくそな英語では、説明に限界があります。

 手伝ってくださった Mさん・ルピーさん・S先生、ありがとうございました。


       木が伐られ炭竃すみがまがそのまん中に     八木沢 高原

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by yamagoya333 | 2011-01-31 22:43 | 山小屋日誌

酉年 ??

   ルリビタキ ♂?
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 今年は、筆者にとって「酉年・とりどし」なのでしょうか !?

 しくもという言葉が、ぴったり来るような鳥たちとの出逢いが重なりました。

 二日前から、このルリビタキが、山小屋の周りに降りてきます。
 筆者が近くにいても、あまり気にしていないようです。

 昨日と一昨日は、姿が見えてもカメラを構えるゆとりがありませんでした。

 今朝、自宅に来客があって、山小屋から下りようとしたときに、ほんの4~5mのところに、青い羽の鳥が居ました。

 あわてて、カメラを取り出して、パチパチと。
 何枚かは、写真になりました。

 わが山小屋を、縄張りにしてくれているようです。
 これから、しばらくは写真を撮らせてくれそうです。


       瑠璃鶲るりびたき杉の漏れ陽をくぐり抜け     颯田 蕗風

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by yamagoya333 | 2011-01-30 18:17 | 山小屋日誌

その場しのぎ

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 週末は、雪の予報が出ていました。

 とにかく、今週の雪をしのげるように?してきました。
 柱を立てて、ビニールを二重にしました。

 木灰を根元に撒いて、細い木の枝を重ねて空間を作り、その上から沢山の枯葉をかぶせました。

 具合が悪そうならば、ミニビニールハウスを作ろうかなと思っています。
 よい知恵がありましたら、ご指導ください。

 現在、小雪がちらついております。
 レモンくん、頑張れ !!


       かの木より高揺れしたる雪の暮     三橋 敏雄

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by yamagoya333 | 2011-01-29 22:28 | 山小屋日誌

檸檬植ふ

 昨年の末、檸檬(レモン)の苗を注文していました。

 入荷は年を越してのことだろうと思っていました。
 それが、12月30日に、苗が届いたとの連絡が入りました。

 気にはなっていましたが、松があけてから引き取りにいきました。

 苗がやってきたのはいいのですが、実のところ、植える場所を考えていませんでした。
 我が家でも、かのレモンの苗は、放置されたままの状態でした。

 前の土曜日、やっと植える場所を決めて、植樹してきました。


 その後、レモンの苗を買ったお店に行くと、一本のレモンの苗が置かれていました。

 その苗に、手書きの説明書きが掛けてあります。

 「寒冷地には、不向きです」と。

 早く言ってくれよぉ~~っ !!

 今週末、レモンの苗防寒対策大作戦を敢行する予定です。
 週末の土曜・日曜日は、雪が降るかも知れないという予報が出ています。


       今日よりはしゅうとめとなり檸檬切る      原 茂美   



 
   
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by yamagoya333 | 2011-01-25 20:29 | 山小屋日誌

影の世界

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 ある喫茶店の中のようすです。

 全体的に薄暗く、「影」の存在が意識された照明がなされています。
 インテリアも、それに合わせていて、落ち着いた重厚なものが置かれています。

 一階中央には、広いステージが設えてあり、ライブやコンサートができるようにしてあります。


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 赤レンガで組まれた建物で天井までの高さが充分過ぎるほどとられています。


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 音響設備も抜群で、聞いていて気持ちのよい楽曲が店内に流れています。
 本日は、ここでゆっくりとした時間を過ごしてきました。





       春の虹となりの家も窓ひらく     大野 林火

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by yamagoya333 | 2011-01-23 21:19 | 山小屋日誌

まがうまじく

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 北九州市立「白野江植物園」です。

 1月7日と16日の両日、ここを訪ねました。

 二日とも、寒い風に吹かれました。
 シャッターを押す指先の感覚がなくなってしまうほどでした。

 16日は、雪が舞っていました。
 上の写真が、そうです。


 *1月7日
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 一瞬、雪景色と見まごうばかりです。

 写真の中の白い点点は、梅のつぼみなのです。
 表紙の写真と、同じように見えませんか。


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 厳しい寒さの中で、梅の花が、春が近いことを力強く宣言しているようです。

 辛いことを耐えて手に入れた喜びこそが、本物だと教えてくれているようです。

 俳句の季語に「春隣・はるどなり」というのがあります。
 同じ意味で「いまだ冬」「春遠からじ」「春近し」という季語があります。

 梅の花を見ていると、春の近さが実感できますね。

 春が来ていますよ。


       夕空もあいをながして春隣り     酒井 弘司   

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by yamagoya333 | 2011-01-18 20:39 | 山小屋日誌

寒い

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 雪が降りました。

 白いカーテンの中に「蒼鷺・あおさぎ」がいました。

 前回の「翡翠。かわせみ」と同様に、「cafe 金比羅」の外の岩の上に、悠然としています。
 店主のチャーリーが、外に出て、パチパチと写真を撮りました。
 チャーリーが店内に戻ってから、入れ替わりに筆者が雪中撮影敢行です。


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 スーツ姿のまま外に出て、体が芯から冷えました。

 それでも、沢山の写真を撮らせてくれました。


      
     青鷺や暁まかる市の空     伊丹 丈蘭

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by yamagoya333 | 2011-01-17 19:36 | 山小屋日誌

球形の世界

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 雪が降り止みました。

 マドンナの桜に降りてきた雪が、雫へと変化しました。
 球形の中に、ミクロの世界が閉じ込められています。


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 この水玉の中には、前の小山が小さく凝縮されて、逆さに映っています。
 まことに、不思議な光景です。


     冬の水一枝の影も欺かず     中村 草田男

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by yamagoya333 | 2011-01-11 23:53 | 山小屋日誌

寒さかな

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 昨日、山小屋は朝から雪になりました。

 その雪をおして、山小屋に来客がありました。
 バイオリン工房を主宰しているMさんです。

 前々から、雪景色の山小屋を見ることを望んでいました。
 

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 本降りになって、このまま雪が積もってしまうのかなと思っていると、いつの間にかその勢いがなくなっていきます。

 火を前にして、雪見酒を楽しんでいると、そのタイミングを待っていてくれたかのように、ボタン雪がゆるりと舞い降りてきます。

 肴は、大きな鰺の開きです。
 山小屋製の「竹炭」で、こんがりと焼き上げました。
 やはり、特別な味です。
 (食べるのに夢中になって、写真を撮り忘れました・・・)


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 降ったり止んだりの雪を楽しみながら、とりとめのない話が続きます。

 こんな状況でしか話題にのぼらないことも少し ・・・
 外は寒かったですが、ほんわかとした一日でした。

 時間が来たので、Mさんも、山小屋を下りていきました。


 そして、山小屋亭主は、雪の中で、また一人になりました。


    さびしさは木をつむあそびつもる雪     久保田 万太郎

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by yamagoya333 | 2011-01-11 22:25 | 山小屋日誌

デイビッド始末

 デイビッドが炭焼きをするということで、二人の野次馬さんたちが、来てくれました。

 一人は、博多からお越しのルピーさんです。
 彼も、添田で山小屋生活を楽しんでいます。

 もう一人は、プログラマーのS先生です。
 SS高校で、コンピュータのことで、いつもお世話になっています。

 二人とも、午前中に来てくれたので、炭焼き窯に竹の炭材を詰め込みました。
 午後からデイビッドがやってくる予定なので、2つの窯で炭焼きをすることにしました。

 S先生が、差し入れに日本酒を持ってきてくれましたので、「かっぽ酒」をすることにしました。
 竹を切り倒して、燗つけとぐい飲みを切り出しました。

 程よく燗が付いて、心も体も温まりました。

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 主役のデイビッドが、午後3時過ぎにやってきました。

 早速、窯の前で焚き火を始めました。
 焚き火に慣れていないデイビッドは、かなり梃子摺っていました。

 程なく二人が、山小屋を下っていきました。

 筆者が担当した窯は、直ぐに自燃に入りました。
 デイビッドの窯の煙突からは、チロチロとしか煙は上がってきません。

 午後6時前に、デイビッドも下りていきました。
 娘さんが成人式に参加して、家族で会食をするそうです。

 一人残された山小屋亭主、図らずも2基の窯のお世話をすることに ・・・



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 デイビッドの担当していた窯にも自燃が始まり、一段落です。
 それから、徐々に空気の供給量を減らしていきます。

 午後11時に山小屋を下りました。

 本日の8時に、山小屋へ上がってみると、煙突からの煙が透明になっています。
 大急ぎで、最終段階の「ねらし」に入りました。
 「ねらし」とは、窯の焚口を全開して、大量の空気を送り込んで、不純物を焼ききることです。

 それから焚口と煙突をはずして、土をかぶせて閉塞します。
 うまくいけば、あすの午後には「炭」になっているはずです。

 今朝、山小屋は雪が降っていました。
 作業も終わったので、デイビッドには「上がってこなくてもいいよ」と、電話をしました。


       寒き風もち来る廻り舞台かな     高浜 虚子

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by yamagoya333 | 2011-01-10 22:24 | 山小屋日誌