山小屋での生活を


by yamagoya333

<   2011年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

e0017396_2031380.jpg



 連休前日の夜、デイビッドから電話がかかってきました。
 午後の八時でしたが、うつらうつらしていました。

 「はぁ~~い。今からライブがあるんだけど、一緒に行かない?沖縄からバンドが来ているんだよ」

 いつもなら、一も二もなく参加するところですが、少し風邪気味だったので自重しました。
 お調子者の山小屋亭主らしくない決断でした ・・・ (自嘲)

 しばらくして、再びデイビッドから電話です。
 「明日の夕方、友達と山小屋へ行くから」と。


e0017396_20313583.jpg


 翌日の夕方、二人が上がってきました。

 デイビッドが連れてきたのは、ボブでした。
 大学の英語の先生です。

 ボブが、『日本語』で、「私の家内は丑年です」と、きました。
 亭主が計算して、「Thirty-eight or just fifty ?」と、堪能な英語で応じてやりました。
 ボブは、にっこりして「38だと good なんですが」と、なかなかの日本語です。

 皿倉山のケーブル駅の横に「別荘」を持っているそうです。
 現在は大学の教員官舎にいるそうです。
 来年、そちらを生活の根拠地にするそうです。
 
 山小屋亭主の生活に興味を示します。
 また、理解も早く、深いように思います。


 何か細かいところが出てくると、急に二人が「早口の」英語で話しだすのです。
 亭主は、ニコニコとして聞いているのですが、じぇぇ~~ん・じぇん分かりません。

 山小屋インターナショナルの様相を呈してきました。
 デイビッドと二人で、辞書を片手に、カタコトの日本語と英語の会話では間に合わなくなってきました。


       露人ろじんワシコフ叫びて石榴ざくろ打ち落す     西東 三鬼 

e0017396_2054738.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2011-09-25 23:50 | 山小屋日誌

振り逃げ

e0017396_2172772.jpg



 彼岸花にやってくる蝶を撮影しに行きました。

 紅い彼岸花の群生している「秘密」の場所です。
 昨年も、ここで蝶を追いかけました。


e0017396_21134734.jpg





 久しぶりに三脚を据えて、カメラで蝶を撮影しようと思いました。。
 しかし、彼らの動きは目まぐるしく、一ところにじっとしていてはくれません。
 シャッタースピードを速くしても、追いつきません。


 ファインダーの中に蝶を捉えたのですが、シャッターを押した瞬間、蝶はさっと飛び去ってしまいました。

 映っていたのは、彼岸花だけです。

 意識したわけではないのですが、自分の気に入った構図になりました。  ↓↓

 野球で、空振り三振し、振り逃げで一塁セーフになったような・・・


       四十路さながら雲多き午后曼珠沙華     中村 草田男
e0017396_21213582.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2011-09-25 21:07 | 山小屋日誌

帳面

e0017396_016188.jpg



 久しぶりに娘が山小屋に上がってきた。

 作業していると、一人ではどうしてもできない工程がでてきた。
 家にいた娘を、携帯電話で呼び出した。

 気持ちよく手伝ってくれた。
 おかげで、作業はスムーズに終了した。


 作業にかかる前に、荷物の整理をした。

 プラスチック製のバットが出てきた。
 娘と二人で、山小屋の広場で遊んだものだ。
 いつのころから、野球遊びをしなくなったのだろう。

 もうこのバットで、娘と遊ぶことはないだろうな。
 そう考えると、胸の中で少しの寂寥感が動いた。


e0017396_0174727.jpg



 作業を終えて、娘がくだんのバットを見つけ出した。
 「昔は、これでよく遊んだね」

 「まだボールはあるぞ、久しぶりに野球をやってみるか」
 なかば、NOの返事を覚悟していた。

 「やろうか!!」

 期待していなかった返事が返ってきた。

 高校三年生にしては、精神年齢の低い娘ではあるが、父親の相手をしてくれるとは思ってもいなかった。
 草を刈ったばかりの「グラウンド」で、父親がボールを投げて、娘が打ち返す。
 男のような鋭い振りをする。


e0017396_0181851.jpg
 


 学校の制服以外は、スカートをはかない。
 ピンクや赤色の服はきない。
 父親としては、もう少し女らしく育ってほしかったかな。


 昔日の想いが蘇ってくる。
 まぶしい西日をを浴びて、一瞬目の前が真っ暗になる。
 その黒い瞼の裏のスクリーンに、少女のころの娘の姿が映る。


 こういうことは、もうあるまい。
 帳面が、1ページ消えた。


       大空に又湧き出でし小鳥かな     高浜 虚子

e0017396_0171126.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2011-09-25 00:01 | 山小屋日誌

主流

e0017396_2212338.jpg


 お彼岸になりました。

 次の連休、山小屋亭主は、一連のお彼岸のお仕事意外は、山小屋で作業をするつもりです。
 皆さんの予定は、いかがですか。

 

e0017396_22161853.jpg


 彼岸花が咲きました。
 花びらの色は白です。

 うちも含めて、近所に咲く彼岸花は、花びらが白いものが多いのです。
 もちろん、艶やかな紅色の彼岸花も咲いてはいるのですが。

 紅色のそれは、華やかさの中に季節柄もあるのでしょうが、何となく寂しさも感じてしまいます。

 一方、白色は、百合にも似たその容姿に、何かにじっと耐えているような力強さがあるように思います。

 これからしばらくの間(本当は、それではいけないのでしょうが)、自分たちの祖先のことに想いを馳せることにいたします。


       むらがりていよいよ寂しひがんばな     日野 草城

e0017396_22435751.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2011-09-20 22:46 | 山小屋日誌

雨・あめ・アメ

e0017396_22433858.jpg


 今回のお休み、皆さんはいかがお過ごしでしたか。

 土砂ダムが崩壊しそうだというニュースも飛び込んできました。
 長雨で、危険にさらされている方もいらっしゃることだと思います。
 いずこにも、被害のなきよう、祈るばかりです。

 かくいう山小屋本体に、雨漏りがし始めました。
 ミニプールのような大きな容器を小屋の中に置いています。
 雨漏りの中心地を見つけ、補修しなければなりません。

 山小屋亭主は、三日間山小屋に居ました。
 どの日も、昼過ぎまでは雨が降りませんでした。
 その間に、草刈をしました。



e0017396_2254126.jpg



 湿った草を刈り払い機でなぎ倒すと、濃い草の匂いが立ち込めてきます。
 風もなく、空気が重いので、草のため息が飛散しないからでしょう。

 その芳香を体深く取り込みます。
 肺臓の細胞の一つ一つに緑の香が行き届いている感じがします。

 草それぞれに、独特の香りがあります。
 いずれも、かんばしさにおいて、優劣はありません。

 こころも、深い緑色に染まっていきます。

 雨が降りてくると、小屋の中の整理、お料理の実習、もちろんビールも ・・・・


       わづらはしきこと多き日よ秋時雨     原田 昌子

e0017396_238244.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2011-09-19 23:11 | 山小屋日誌

まな板クラブ

e0017396_713370.jpg


 市立東朽網市民センターで、男の料理 「まな板クラブ」の実習がありました。

 東朽網市民センターでは、男の料理というタイトルの講座が3回シリーズで開かれました。

 4月 魚のさばき方 (Wさんが講師を担当)
 5月 サンドウィッチ
 6月 ピザ (筆者が講師を担当)

 この講座は、男性限定でした。
 「私は、男以上に力が強いから」とか、「もう女はやめたから」とか、おっしゃる「女性」の申し込みもあったそうですが、向上心は立派だと評価されましたが、残念ながら、参加は許可されませんでした。

 3回の講座が終わるときに、せっかく料理に目覚めかけたのに、このまま解散しては、元の木阿弥になってしまう。これを機会に、この勉強会を継続できないものかという意見が出ました。

 発起人が決まり、鮮魚店を経営なさっていたWさんが、講師となってクラブとして続行することになりました。

 クラブの名前は「まな板クラブ」、W館長の命名です。


 昨日は、烏賊いか秋刀魚さんまをおろして、刺し身にする勉強をしました。

 烏賊の頭をはずそうとすると、墨を吐かれて、真っ黒な身が出てきました。

 秋刀魚の皮を剥ぐのが難しかったです。
 魚をさばくことができたら、料理のレパートリーが増えそうで、楽しみです。


       秋刀魚焼く匂の底へ日は落ちぬ     加藤 秋邨

e0017396_732362.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2011-09-11 07:36 | 山小屋日誌

花言葉は

e0017396_2375667.jpg


 芙蓉(ふよう)

 美しく、しとやかな女性の顔立ちを「芙蓉の顔」というそうです。
 また、美人のたとえにも「芙蓉」が用いられます。


e0017396_23114647.jpg



 
e0017396_23133310.jpg



 花言葉は 「淑やかな恋人」だそうです。

 秋の夕暮れ、緩やかな光を浴びた芙蓉の姿が、遠い昔の誰かの面影と重なってしまう人はいませんか。 


       少年の耳目に透きて芙蓉咲く     馬場 移公子


e0017396_23194617.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2011-09-01 23:23 | 山小屋日誌