第二 卓球部

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 山小屋亭主が通う高校には、卓球部があります。
 ところが、現在は休部とうで、練習している部員は一人もいません。


 顧問のM先生は、指導者としてこの世界では名の知られたかたです。

 部員のいない卓球場で、放課後欠かさずに、一人サーブの練習をしています。
 「こつこつ」を毎日、見習うことの多い先生です。


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 職員室で前の席のI先生と筆者は、放課後20~30分間、卓球場で練習をさせていただいています。

 二人でやるときは、お互いに「勝ってやろう」という気持ちばかりが邪魔をして、一向に上手になれません。
 浴衣着て、旅館のピンポンのそれです ・・・・

 それでも、M先生が、一声アドバイスを飛ばしてくださるので、少しはうまくいくような気がします。


 竹林の作業で使う筋肉とは別のそれが動いて、いいなと思います。
 老体に鞭打って、健康増進に励んでおります。

      (肩が・・・痛っ)


     手が顔を撫づれば鼻の冷たさよ     高浜 虚子

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by yamagoya333 | 2012-11-30 21:00 | 山小屋日誌

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 連休3日目の25日(日曜日)、前日の雨は止んでいました。

 朝早くから、MZさんをはじめ、4人の助っ人が上がってきてくれました。
 
 地面は、いくらか乾燥していて、何とか作業ができそうです。


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 柱を立てるための「床塚」を据える工事です。
 それぞれが、道具を持って、がんばってくれました。

 根気の要る仕事です。



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 午前中に、なんとか配置だけは終わりました。
 実際の設置は、次週の土曜日にすることになりました。

 時間がある方は、お手伝いをお願いします。


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 午後からは、垂木の運び上げが待っていました。

 助っ人のデイビッドもやってきてくれました。

 今回は、途中からバンブー号に垂木を載せ換えて、山小屋まで運びました。
 機会が使えると、ほんとうに楽ですね。

 垂木の置き場所がなくて、野原に寝かせました。
 シートをかぶせて、雨をしのぎます。




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 3日間の労働で疲れていた私たちに、ある方が一服の清涼をもたらしてくれました。


 この日、忙しい時間をおして、父子ギターデユオ「Gクラブ」のお二人と奥様が上がってきてくれました。

 垂木運びの時間と重なってしまい、お相手ができませんでした。


 もう帰る時間が迫っていたのですが、ミニミニコンサートを催してくれました。

 夕暮れ前のひんやりした空気の中で、澄みきったギターの音が響いてきます。
 
 
 3日間の作業が、こういう形で終わることができました。
 「終わりよければ、すべてよし」ですね。


 
       寒潮へひとを信じて鳴らすギター     桂 信子


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 時期は未定ですが、次回の「山小屋コンサート」は、「Gクラブ」のお二人が演奏してくださいます。

 できるだけ早く、日程の設定をします。
 ご期待ください。




 
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by yamagoya333 | 2012-11-27 23:15 | 山小屋日誌

新炭焼き小屋  (4)

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 人間の勝手です。

 今回の計画通り、炭焼き小屋ができると、写真のクヌギの木が屋根にかかってしまいます。
 出来上がってから切り倒すのは、難しいことです。

 そこで、可愛そうですが、伐採することにしました。

 このクヌギの木は、以前記事にしたことがあります。
 
 幹の曲がり具合を見てください。
 光を求めて、求めて、求めた結果が、この姿です。

 自分の境遇を嘆くのではなく、己のできる努力を絶え間なく続けることの大切さを教えてくれる見本です。
 
 その木を、この手で切り倒すのことに、心残りがあります。
 あれこれと理由をつけながら、人間の都合を押し通すことに罪悪感を禁じえません。

 来年、椎茸の「ほだ木」にしてあげるつもりです。
 「してあげる」という表現にも、人間のおごりがあります。


       どんぐりの坂をまろべる風の中     甲田 鐘一路

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by yamagoya333 | 2012-11-25 23:05 | 山小屋日誌

新炭焼き小屋 (3)

 11月24日(土) ひどい一日でした。

 朝から雨とみぞれが交互に降りました。

 昨日は、雨の予報が出ていて、作業を本日にスライドしました。
 本日は曇り、晴れの予報が出ていたからです。

 満を持して、MZさんが新炭焼き小屋建設の指導にやってきてくれました。

 MZさんは、心臓の調子がよくなくて、今月の初めに入院して手術を受けていました。
 気温が低いと、調子を崩すことがあるそうです。

 それを避けるために、日程を変更したのですが ・・・

 そんな悪条件のなかでも、MZさんは、努力してくれました。


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 前日、MTさんが、ユンボで整地をしてくれました。

 MZさんは、少し注文があるようです。
 MTさんに連絡を取ると、快く来てくれて、MZさんの注文に応じてくれました。
 雨の中、ユンボの操縦は困難を極めたことだと思います。

 なんとか、整地が終り、測量と柱の位置出しが始まりました。


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 次は、22本の柱を山小屋まで運ぶ作業です。

 ひどい泥濘ぬかるみのなかで作業は続きます。
 昨日は、途中からバンブー号が使えました。
 本日は、地面が水分を吸って、バンブー号のキャタピラが滑って走行できません。

 3人で、運びました。
 足許が心細いので、何度も滑りこけそうになりました。
 何とか無事に、本家炭焼き小屋まで運び込みました。

 K川さん、O川さん、Tさん、Fさん、本当にありがとうございました。
 MZさん、MTさん、感謝しております。


       みぞるると妻は足湯をしておりぬ     外川 飼虎

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by yamagoya333 | 2012-11-25 22:21 | 山小屋日誌

新炭焼き小屋 (2)

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 現在、車道から直接自動車が山小屋へ来ることはできません。

 2~3年は、バンブー号で地固めをしなくてはなりません。

 本日は、件のデイビッドが、朝一番でやってきました。

 新炭焼き小屋の土台にする「床塚」をバンブー号で運んでくれました。


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 (本人には、言っちゃー駄目ですよ)

 デイビッドには、いつも感謝しています。


 本日は、総動員で、新炭焼き小屋を建設する予定出した。

 この日は、数日前から、雨の予報が出ていました。
 そのため、工事を一日スライドさせて行うことにしました。

 それでも、本日は、MOKOさん、U山先生と二人のお嬢さんが、手伝いにやってきました。

 終日、どんよりとした天気でしたが、明るく元気な声が山小屋の周りにみなぎっていました。


 明日は、筆者の中学時代のお友達MZさんが、やってきます。
 MZさんは、工務店の社長さんです。

 今回のプロジェクトに、全面的に協力してくれることになりました。

 (本人には、言っちゃー駄目ですよ)

 MZさん、MTさんには、大変感謝しております。

 MZさんは、明日、新炭焼き小屋建設の指揮を執ってくれます。

 本日、整地が終わりました。

 
         こもらばや色なき風の音聞きて     相生垣 瓜人


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 「色なき風」(秋) … 華やかさをもたぬ秋風をあらわした言葉。「素風」ともいうように、秋の風には、白く透明なものを覚える。





 
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by yamagoya333 | 2012-11-23 21:42 | 山小屋日誌

新炭焼き小屋 (1)

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 とうとう、ユンボが山小屋へやってきました。

 ユンボのオペレーターは、隣のMTさんです。

 MTさんは、26トンの大型ユンボをあやつり、これまで多くのダム建設に携わってきました。

 このサイズの(2.6トン)のユンボは、おもちゃクラスでしょうね。
 山小屋へ到るまで、長い急坂が2本あります。
 ユンボのレンタル会社が、びびって下の大きなバス道路までしか、配達してくれませんでした。

 MTさんは、そこから、約700メートルの急坂を自走してきました。(すごい !!)


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 うちとの境に大きな木がありました。
 この木がユンボの走行に邪魔でした。
 
 山小屋亭主は、頑張って、その木を伐採しました。(大変でした)

 その木の根っこを、いともたやすく、ユンボの爪で、削り取ってしまいました。

 ↑ 上の写真が、新しい道です。

 「あの坂をのぼれば」という詩がありましたね。 (杉みき子 作)
 坂の向こうに、何かワクワクするものが、待っていてくれるような気になります。


 車道と山小屋がつながりました。

 新しい炭小屋の建設が始まります。


       枯畦かれあぜの道をがくがくオートバイ     玉貫 寛


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by yamagoya333 | 2012-11-23 20:45 | 山小屋日誌

紅葉 (秋)

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 前回、「銀杏黄葉・いちょうもみじ」という「季語」を使いました。

 「銀杏黄葉」(秋) … 亭々とそびえる銀杏の全樹が「黄葉」したさまは、まぶしいばかりだ。長柄を持った扇形の葉が黄葉して散っているさまも美しい。 ※「黄葉」ですが、「もみじ」と読ませます。


       大銀杏黄は目もあやに月の空     川端 茅舎


 俳句には、「☆★紅葉」という季語が、いくつかあります。

 「紅葉・もみじ」という樹木そのもを指すのではなく、「桜紅葉・さくらもみじ」「葡萄紅葉・ぶどうもみじ」「漆紅葉・うるしもみじ」など、紅葉する樹木につけて使います。
 


       桜紅葉ながい話のおわりきく     黒川 路子

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       はぜ紅葉尾花の中に枝わかれ     鈴木 花蓑

              
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       かたくなに拾はずにをり柿紅葉     桜木 俊晃

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 「雑木紅葉」(秋) … 名のある特定の木ではなく、さまざまな木々のもみじをいう。

 「草紅葉」(秋) … 雑草も秋に黄ばみ、葉先が赤らんだりする。一霜ごとに色づく草草の紅葉にも捨てがたい趣がある。

 みなさまの地域での「☆★紅葉」は、いかがですか。


       照葉てりはして名もなき草のあはれなる     富安 風生

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 「照葉」(秋) … 草木の紅葉したものが、陽光に照り映えているさまをいう。「照紅葉」も同じ。
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by yamagoya333 | 2012-11-20 21:00 | 山小屋日誌

秋深く

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 秋が、いよいよ深くなってきました。

 自宅の下のお堂に立っている銀杏です。

 夕暮れどきに、ここを通りかかると、「はっ」とするほどの明るさを放っています。
 ここだけが、特殊な空間のように思えます。

 車を停めて、うっとりと見入ってしまいます。


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 つたない写真では、伝えきれませんが、雰囲気だけでも。


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     とある日の銀杏黄葉いちょうもみじの遠眺め     久保田 万太郎

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by yamagoya333 | 2012-11-18 23:41 | 山小屋日誌

天然 

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 天然の椎茸が生えていました。

 2年前に切り倒された、クヌギの大きな丸太に出てきました。
 発見するのが遅かったために、傘がいっぱいに広がっています。

 この丸太から10メートルほど離れたところで、椎茸の菌打ちをしました。
 もしかしたら、菌のついたこまが転げて、取り付いたのかもしれません。

 いずれにしても、ありがたいことです。


 現在、山小屋の椎茸棚では、収穫に追われています。
 一週間に2~3回、摘み取っています。
 量も、一度で4~5㌔、はあります。

 人様に差し上げても残ってしまうので、干し椎茸にしています。

 完成までに1~2週間かかります。

 日向に置いておくと、椎茸が陽光を吸い込んで、美味しくなっていくような感じがします。

 椎茸が余ったら、是非とも、干し椎茸にチャレンジしてみてください。
 湿気が少ない時期なので、失敗はないと思います。

 仕上げは、椎茸を笊に入れて、食器乾燥機の中で、温風を当てて乾燥させてください。
 カラカラに仕上がります。


       椎茸を大笊おおざるに干し紅葉宿     大橋 越央子

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by yamagoya333 | 2012-11-18 23:16 | 山小屋日誌

ほんの 小さな

 昨夜、信号待ちをしていました。

 隣の斜線に、右折の車が横に来て停まりました。
 その気配で、右を向きました。
 後部の窓に、透き通った二つの瞳がこちらを見ています。

 その瞳に、アイコンタクトをとってみました。
 
 瞳たちに、輝きが増しました。
 アイコンタクトは、見事に成功しました。


 少し、瞳の角度が変わりました。
 顔の輪郭がはっきりしてきました。
 3歳くらいの可愛らしい女の子顔が、くっきりと浮かび上がります。


 右手を振ってみました。
 即座に、左手がひらひらとします。

 もう一度、顔をそちらへ向けると、女の子の姿が見えません。
 窓の下に隠れているみたいです。

 フロントガラスに視線を移しました。

 ふいっと、右を向くと、二つの瞳が、隣のおじさんを監視していました。
 彼女は、ピンク色のフードをぎゅっとかぶり、顔を隠してしまいました。

 見ていると、そのまま後部座席に横になってしまいました。
 それから、頭をもたげると、ちょっとフードを持ち上げて、こちらの存在を確かめているようです。

 それからは、フードを上げたり、下げたりと、せわしない行動をくりかえします。

 信号が青になりました。

 こちらは左に、女の子の父親は右にハンドルを切り始めました。

 別れのときを察したかのように、女の子はむくりと起き上がり、小さな掌を右に左に ・・・


 時間にすれば、ほんの1分もあったでしょうか。
 長く・長く感じられる、楽しい時間を過ごしました。

 心が、腹いっぱいになりました。


       冬来ると父子はげましあひにけり     宮下 翠舟

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by yamagoya333 | 2012-11-18 00:04 | 山小屋日誌