山小屋での生活を


by yamagoya333

<   2013年 02月 ( 11 )   > この月の画像一覧

楽しみは

   * 中国かゆと収穫したばかりの椎茸のソテー
e0017396_2111058.jpg



 江戸時代の歌人に「橘曙覧・たちばな の あけみ」という人がいます。

 橘曙覧には、「たのしみは ・・・ 」で始まる52首の歌を集めた「独楽吟・どくらくぎん」という作品があります。

 辛い事や悲しい事を歌に読み込むのもいいとは思いますが、「楽しみ」を題材に一連の作品をなした橘曙覧の人となりに心惹かれるものを感じます。



   たのしみはとぼしきまゝに人集め酒飲め物を食へといふ時


 まことに、そのとおりだと思ってしまう作品です。

 どんなに粗末なものでも、安酒であっても、気の合った仲間と食べ飲みすれば、美味しく感じてしまいます。
 笑顔と楽しい会話が、調味料とスパイスです。
 

   * 春キャベツのパスタ
e0017396_21134685.jpg


 今、キャベツが美味しい時期ですね。
 春キャベツは、葉と葉の間に隙間があって、一枚の葉の厚みが感じられます。
 その厚みの中に独特の甘さが詰まっています。

 大きく乱切りにします。
 しんなりするまで火を通さないで、少し生っぽいところを残します。
 しゃきっとした歯ごたえを楽しむためです。

 キャベツが主役なので、張り合わないように細めのパスタにしました。
 塩と醤油で味を調えます。



e0017396_2114041.jpg




 食事の後は、甘いものがほしいですね。

 焼き芋ができました。
 カットしてくれと頼むと、このようになりました。

 何か斬新な感じがします。
 みんな「おいしい」といって、食べてくれました。
 切り方と味とには、関係がないようですね。


       遠母よげばキャベツは手に余る     松山 とみ


e0017396_21142141.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-24 23:44
e0017396_23343427.jpg


 「平成24年度 北九州市放置竹林対策事業」を提案したのは、ボランティア団体「竹林学舎」です。

 一応、会の組織や規約もあります。
 年会費は、3000円です。
 ぜひとも、会員になってください。
 そして、何よりも、竹林整備を手伝ってください。

 できた竹炭は、差し上げます。


 今回の事業のテーマは、「竹山から炭の香りと文化を発信」となっています。

 荒れた竹薮を整備して、炭にするのが大きな目的です。



 もう一つのテーマである「文化」について、書いてみたいと思っています。

 それぞれ、自分の仕事なさり、趣味をもっておられることと思います。
 その中の、ある分野については、人に話して聞かせたいとか指導(教えて)してみたいと思っているのではありませんか。


 そんな方に、この場所で「講師」になっていただきたいのです。
 そのためには、もっと勉強や練習をすることになると思います。

 少しでもよい話をしたい、この技術は人に伝えたいという思いが、日々の生きがいになるのではないかと思うのです。

 そうなれば、毎日を楽しく送ることができます。
 竹林学舎は、そういう場所を提供します。
 
 話してみたいことがある方は、山小屋亭主に相談してください。
 実現に向けて、努力します。



 竹林学舎に備品が届きました。

 草刈り機の「まるちゃん」と、チェーンソーの「竹次郎」くんです。
 
 これからの竹林整備に大きな力となってくれるでしょう。



       竹林に賢者いまさず水寒き     石塚 友二
 

e0017396_23344914.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-24 23:35 | 山小屋日誌
e0017396_23261120.jpg


 2月18日(月)に炭窯を閉塞しました。
 新設の窯ですので、どんな事故やミスがあるか予測がつきません。
 緊張の連続でした。


 2月22日(金)に炭窯の様子を見に行きました。
 窯の表面の土に手を押し当ててみました。
 ひんやりとした感じが伝わってきました。

 一安心です。

 この時点で、土が温かでしたら、窯の中の炭材が燃えていることになります。
 それは、窯のどこからか空気が入り込んでいるのです。

 閉塞の失敗は、これまでの努力が水泡に帰すことになってしまいます。


 2月24日(日)に炭窯の土を取り除きました。
 閉じぶたが出てきました。

 どきどきします。


 



e0017396_23263028.jpg


 一応、炭はできていました。

 しかし、炭材が半分ほど燃えてしまっています。
 普通は、3分の1くらいが欠けます。


e0017396_23264318.jpg


 みんなで収穫しました。

 量は、思った以上に少なかったです。
 しかも、炭の質は軟らかくて、いまひとつのできでした。

 今回は、煙が落ち着かず、ずいぶん時間を要しました。
 次回は、よい炭を焼こうと思っています。


 これで、「平成24年度 北九州市提案型放置竹林対策事業」の作業は、完了しました。
 
 これまで力を貸してくださった多くの方々に、心からお礼を申し上げます。
 一人では、何一つできませんでした。


 これからも竹炭を焼きます。
 新炭焼き小屋へあがってきてください。


      はざま尽きて炭焼く峯の空澄めり     及川 貞


e0017396_2326586.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-24 23:27

蔵開き 「天心」

e0017396_20585512.jpg


 2月23・24日(土・日)、町内の造り酒屋「天心」の蔵開きがありました。

 社長のご一家とは、長い付き合いをさせていただいています。
 天心の「杜氏とうじ」は、本当に真面目な方です。
 自分の時間を惜しまず、酒造りに注いでいます。

 毎年のように、新酒鑑評会では、金賞を獲得している実力のある蔵元です。
 でも、大げさには宣伝をしません。


e0017396_2152948.jpg



 玄関に、ほんの一時期、「金賞を受けました」という、手書きの張り紙が飾られるだけです。
 この慎み深さが、何ともいえません。
 蔵元一族の人となりを反映しているように思います。


e0017396_2173317.jpg



 山小屋亭主の母親が、このイベントに臨時の店を出して、協賛しています。
 朝早くから、出店の準備です。

 母親は、このイベントのために、漬物・梅ジャム・干し椎茸・梅干・ラッキョなどの加工品を準備しています。
 一年かけての漬け込みや準備が、母親の生きる張り合いになっているようです。


 それにも増して、午前8時には、「酒糟さけかす」を求めて、長蛇の列が出来上がっています。
 量が少ないので、直ぐに売切れてしまいます。

 母親が、天心の社長に酒糟の注文をしましたが、品切れのため、断られました。
 3月に、もう一度、酒をしぼるので、その時まで待つようにとのことでした。


e0017396_2114107.jpg


 受付で、200円払って、お猪口ちょこをもらいます。
 このお猪口に、何杯でも、試飲が出来ます。
 中には、一升も・二升も、「試飲」するお客さんもいます。

 あっ!! デイビッドが、試飲に参加しているのを目撃しました。
 いろいろ種類の「天心」の「テイスティング」を熱心にやっていました。


e0017396_2116241.jpg


 北九州市には、造り酒屋は、「天心」と「無法松」の二蔵だけです。
 皿倉山の伏流水で造られた、美味しいお酒を召し上がってください。

 連絡していただければ、発送の取次ぎをします。


       目しひ目をしばたき酔ふ新酒かな     阿波野 青邨

e0017396_21231988.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-24 21:36
e0017396_21395037.jpg


 先日、若松の商店街で、「はしご酒大会」が開催されました。
 すたれてしまった若松の町おこしの一環としてのイベントです。

 今年も、若松にある「港の酒屋 みつば屋」さんのご主人SMさんが、誘ってくれました。

 商店街で、「はしご酒大会」に協賛した多くのお店のうちの4軒を巡って、はしご酒をするという企画です。

 受付でカードをもらいます。
 そのカードには、その日に廻るお店と順番が印刷してあります。
 しかも、地図つきで、迷わず店にたどり着けるように配慮されています。
 (でも、酔っ払っていたら、せっかくの地図も ・・・ )

 立ち寄ったお店で、印鑑やスタンプを捺してもらいます。
 時間内に4つ捺してもらったカードを受付に提出すると、参加賞がもらえます。

 さらに、賞金総額「10万円」の豪華賞品が当たる抽選会に参加できます。

 はい・はい、当りました。

 「ブルーレイ・プレイヤー」です。
 賞金総額の何分の1かは、この賞品にかかっていることでしょう。

 これで、人生の運を使い果たしたかもしれません。

 でも、この勢いを駆って、「宝くじ」を購入しようかとも思っています。
 せいぜい、「宝くじ」の「た」がとれぬよう、祈ることにします。


e0017396_21404676.jpg


 SMさんは、お酒が大好きなので、酒屋さんを開いたという話は聞いたことはありませんが、とにかくお酒が好きな方です。

 一緒に飲んでいて、こちらの心が浮き浮きとしてします。
 大勢の中に、SMさんが混じっていると、必ず隣の席に座りたくなるような人です。

 気持ちのよいお酒を楽しんで、帰宅しました。



       魚屋に魚の少き余寒よかんかな     正岡 子規


e0017396_2141691.jpg



「港の酒屋 みつば屋」
 
[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-21 21:41 | 山小屋日誌
e0017396_21252832.jpg


 炭焼きは、「らし」という工程に入っています。

 炭焼き作業のクライマックスです。
 写真からは、華々しいことは、何一つうかがい知ることは出来ませんね。

 三日間、煙の管理をして、およそ「炭化」が終わったなと判断したときに、窯の焚口たきぐちを「全開」します。

 一気に空気を送り込むのです。
 そして、さらに窯の温度を上げて、不純物を焼き切るのです。

 もちろん、そうすることで、収穫する炭の量が減ってはしまいます。
 損失を覚悟の上で、蓋を開けてしまうのです。

 よい炭を得るための必要経費です。
 約20分の工程です。


e0017396_21335057.jpg



 窯の炎は、地獄を想起させます。
 火炎地獄へ落とされたら、このような紅色を見るのでしょうか。(閻魔えんま様に落とされてしまいそう)


 かくして、3日と9時間を要した「炭焼き作業」は、今、終りを告げました。

 これまで、携わってくださった多くの方々に感謝しております。
 周りに人の居てくれる有り難さを、しみじみと感じております。


 さて、今回の炭焼きの成績発表は、次の土・日です。

 馬次馬、大集合 !!


       修羅しゅら落す天懸る下炭焼けり     新田 郊春 


e0017396_21522388.jpg





 
[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-19 21:58 | 山小屋日誌

e0017396_21481779.jpg
 

 炭を焼いております。

 足掛け3日になりすが、煙はいまだ落ち着いてはいません。
 たぶん、明日の朝に、窯を閉塞できるのではないかと、おもんぱかっております。
 昨日と本日は、無聊ぶりょうを慰めてくださる方が、一人ずつ山小屋へ上がってきました。


 
e0017396_2133240.jpg


 Tさんが夕方、予告もなく上がってきました。

 あれこれと話をしながら、飲んだり食べたり ・・・・

 ちょっと車までバイオリンを取ってくると言い残して、駐車場まで。

 夕暮れを背に、演奏が始まりました。

 山小屋で、バイオリンの音色が響き渡るのは、初めてのことです。

 元気になりました。


 炭焼きは、孤独との戦いです。
 長い時間、煙と付き合います。

 そんなときに、誰かが訪ねてきてくれると、とても嬉しくなります。

 本日は、もこさんが上がってきてくれました。
 天然酵母のパンがお土産でした。

 二人で、ゆっくりと話をしながら、美味しいパンを頂きました。

 誰かが、自分のことを気にかけてくれているということを知ると、幸せな気分になりますね。


 炭焼きは3泊4日で、明日まで続きます。


       人の居る炭焼き小屋を覗きけり       富安 風生

e0017396_21475130.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-17 21:52 | 山小屋日誌
e0017396_19204396.jpg


 新炭焼き小屋に「炭窯」が完成しました。

 主に、MMTさんの努力によるものです。
 もちろん、多くの方々が携わってくれました。

 MOさんが、旧炭小屋にあった炭窯の解体をしてくれました。
 この作業は、緻密ちみつさが要求され、根気の要るものです。

 MOさんは、この仕事にぴったりの方でした。
 それぞれのパーツをいとおしむように、ゆっくり、丁寧に取っていきます。

 その合間に、筆者が写真を撮って、記録を取ります。


e0017396_19264455.jpg



 翌日は、M川先生の出番です。

 これまで、一度も「炭窯」を設置した経験のない方です。
 筆者が撮影した写真を、ちょいと見ただけで、作業にかかります。
 あれよあれよという間に、窯が立ち上がっていきます。

 要所は、筆者に質問と確認をして、作業が進みます。

 Tさんが加わって、阿吽あうんの呼吸で窯が出来上がりました。

 窯の顔(正面)は、店舗デザイナーのTさんが、易々と ・・・

 2月16(土)、17(日)、18(月)の三日間、炭を焼いています。

 一時間でも、山小屋へ上がってきて、応援や冷やかしをしてください。


       木が伐られ炭竈すみがまがまん中に     八木沢 高原


e0017396_1947734.jpg

[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-15 19:50 | 山小屋日誌
e0017396_22405364.jpg

 

 新炭焼き小屋が、完成しました。

 11月に工事を始めて、足掛け4ヶ月の時間を要しました。
 工事にかかる週末は、天気に恵まれず、遅々としてはかどりませんでした。

 MZ棟梁は、11月初旬に心臓の手術を受けました。
 それなのに、退院してすぐに工事にかかってくれました。
 寒いと体によくないと聞いていました。

 たとえ、冷え込む日であっても、週末は山小屋へ上がってきてくれました。
 こちらの方が、恐縮してしまうほどです。
 本人は、「リハビリ・リハビリ」と平気な顔で、金槌かなづちを振ります。

e0017396_2241565.jpg


 予定通りにいかない工事であっても、一切の手抜きはしません。
 細かいところまで、きちんと手を入れてくれました。

 棟梁とは、小学校・中学校の同級生です。
 学生時代は、あまり付き合いがありませんでした。
 今回、ゆっくりと同じ時間をすごして、MZ君の人柄のよさがよくわかりました。

 MZ君は、ログハウスに住んでいます。
 家の中には、薪ストーブもあります。

 ここの山小屋よりも、カントリーな生活をエンジョイしています。
 一度、MZ君の家をこのブログで紹介しています。

 小型の漁船を手に入れたそうです。
 4月から、船を出すそうです。
 そのときは、乗せてくれるとのことで、今から楽しみにしています。


 * MZ棟梁(右) 相方を務めてくれたTさん(左)
e0017396_22421775.jpg



 2月10日をもって、新炭焼き小屋の工事が終了しました。
 
 MZ棟梁、本当にありがとうございました。

 また、これまで新炭焼き小屋に関わってくださったすべての方々に感謝しております。


       切り炭の音もなくくずれ春浅し     中村 恵美子

e0017396_2241266.jpg



MZ棟梁の記事

相方Tさんの記事
[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-12 10:04 | 山小屋日誌

来ました

e0017396_22493846.jpg


 咲きました。

 馥郁ふくいくたる香りを楽しんでおります。
 
 春が来たんだなぁと、安堵あんどする気持ちが芽生えています。


e0017396_2252992.jpg


 梅の木の股には、雪が残っています。

 自分の身体に雪を頂いていてもなお、花びらを開こうとした根拠はどこにあるのでしょうか。


e0017396_22573690.jpg


 「自然の摂理」という言葉が、頭に浮かんできます。
 摂理とは、神々の思し召しおぼめだと理解しています。

 梅につぼみを噴き出させる神様
 その蕾をふくらませる神様

 閉じている花びらを開かせる神様
 そして、せっかく咲いた花びらを散らせてしまう神様

 ・・・ させる神様S

 八百万(やおろず)の神様に守られたり、見棄てられたり ・・・


       勇気こそ「地の塩」なれや梅真白     中村 草田男 


e0017396_2310238.jpg



 ※ 「地の塩」 … (塩が食物の腐るのを防ぐことから)世の中が堕落することを防ぐ健全な人々。道徳の模範となる人(々)。

 ※  新約聖書の山上の垂訓のひとつである。マタイ福音書の5章13節から16節に記述がある。そのほかマルコ福音書の9章48節から50節、ルカ福音書の14章34節から35節に、地の塩に関する同様の記述がある。(地の塩、世の光 - Wikipedia より)
[PR]
by yamagoya333 | 2013-02-10 23:05 | 山小屋日誌