<   2013年 03月 ( 14 )   > この月の画像一覧

北橋くん

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 現在、竹藪の整理をしながら、筍を掘っています。

 昨年の筍は豊作でした。
 今年は、「裏年」に当たり、期待していたほど、筍が出てくれません。



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 昨年からの「新炭焼き小屋」建設のプロジェクトの一環で、備品を購入しました。

 チェーンソーの「北橋くん」です。
 北九州市が、この事業を助成してくれたので、市長の名前をいただきました。

 これまで愛用していた、竹伐り専用のチェーンソー「竹蔵くん」よりも、大きく・重く・力があります。
 竹林整備には、力を発揮してくれるものと期待しています。


 竹藪の枯れ竹をバンブー号が、竹林の中まで入ってきて運び出してくれます。
 人力でやることを思えば、ずいぶん助かっています。

 でも、事故や怪我に対して充分注意をしなければと、自戒しています。


       藪の空さむきひかりを張りつめし     滝 春一

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by yamagoya333 | 2013-03-30 11:12 | 山小屋日誌

花は野に満ちて

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 花が野に満ちています。

 風がそよげば、横から甘い香りが渡ってゆきます。

 しっとりと雨粒が下りてくると、土の中から春の香りが立ち昇ってきます。



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 下萌えの草草が、野の花の淑やかさを演出してくれています。

 自然と心が浮き上がるように感じてしまいます。

 寒さに耐えてきた植物が、それぞれの我が儘わ ままをつつましく表現しています。
 思わず、にこりとしてしまいます。



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 ひとしきりその美しさを愛でたあとは、決まって寂寥感せきりょうかんが心を満たしてきます。

 これらの花を見ることが出来るのは、一年後。
 自らの歳に、一つを加えることになります。


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 永らえて、もう一度という気持ちが心のどこかにあるようです。
 肉体は、すっかり歳をとってしまいました。


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 でも、でも、気持ちだけは ・・・・


       水仙にうつろひ易き日射しかな     嶋田 青峰

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by yamagoya333 | 2013-03-27 23:06 | 山小屋日誌

大漁と泥縄

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 現在、竹林の整備に追われています。

 既に、筍は頭を出し始めています。
 それなのに、効率よく掘るための準備が出来ていません。




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 本日は、かなりの広さの竹林を綺麗にしました。
 でも、「泥棒が入って、縄をう」のたとえで、かなりあせっています。

 本日は、作業終了間際に、ばたばたと筍が見つかりました。
 明日、出荷する予定です。

 山小屋亭主は、山小屋に居ます。(毎日)
 上がってきませんか。


       雨ごもり筍飯を夜は炊けよ     水原 秋桜子


 *焚火で、ホイル焼き
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by yamagoya333 | 2013-03-21 21:45 | 山小屋日誌

新しい世界へ

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 山小屋亭主は、本日SS高校を卒業しました。

 本日が終業式で、生徒の前で辞任が報告されました。
 
 職員室にいると、ガラッとドアが開きました。
 はぁハァと言いながら、女生徒が「聞いてないよ、心の準備ができてないよ」と、口を尖がらせます。

 「誰にも、言ってないよ」と、S先生。

 その後、何人もの生徒が、声をかけてくれました。
 これだけで、充分な気がします。
 S先生、ここへ来て、よかったなと、しみじみと思います。




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 これからしばらくは、竹林にこもって、竹を焼いたり、筍を掘ったりするつもりです。
 それから、「山小屋レストラン」を開店したいなと思っています。

 これで、名実共に「山小屋亭主」になりました。
 これからも、見棄てることなくお付き合いください。

 明日からは、いつでも山小屋にいます。
 何かあれば、いえ、なくとも、山小屋へ上がってきてください。
 大歓迎です。



       春風や闘志いだきて丘に立つ     高浜 虚子  


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by yamagoya333 | 2013-03-19 20:50 | 山小屋日誌

開幕戦

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 竹林の整理をしています。

 火柱が3~4メートルくらい上がります。
 一日に、100本くらいの竹を焼いています。

 今年は、取りかかりが遅かったので、筍の時期に間に合わないかもしれません。
 でも、気長にこつこつやっていきます。


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 引っ張る竹の穂先が、箒のようになって、土の表面を掃いていきます。
 き出しになったなった地面を見ると、ひょくと、筍の頭が出ています。

 人間、欲を抑え込むことはできません。
 それからは、下を向いて歩くようになりました。

 一時間で、10本、約2キロの筍が掘れました。
 母親が、知り合いの八百屋さんに卸に行きました。
 値段はまだ付いていません。

 明日が楽しみです。

 とは言いながら、3月は探す楽しみと、筍の値段がよいのとで、掘りがいがあります。

 でも、4月に入った途端、筍の値段は暴落するは、一気にデブになってしまうはで、苦労が思い遣られます。



       筍のまはりの土のやさしさよ     日野 草城


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by yamagoya333 | 2013-03-15 21:17 | 山小屋日誌

巣立ちに

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 本日は、市内のある中学校の卒業式に、来賓らいひんとして参列してきました。
 総勢110名の巣立ちに立ち会うこととなりました。

 筆者の目の前に、一人の女生徒が座っています。
 Yが頭文字の生徒です。
 クラスの出席番号が、最後の生徒です。
 列の一番後ろで、二人がけの椅子に一人で腰掛けています。


 Yさんは、端正な顔つきをしています。
 むしろ、どの女生徒よりも、大人びてみえます。

 式が始まり、閉会の辞が宣せられるまで、終始無表情でした。
 式の終りの校歌斉唱のときも、一度も口を開けませんでした。

 Yさんの中学校生活を、私なりに思い遣っておりました。


 
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 式が終り、卒業生が全員で合唱をすることになりました。

 4段4列に並びました。
 正面左3分の1が女生徒、残りが男子生徒です。

 生徒指導を受けて、卒業証書を受け取れなかった男子生徒が下段に立っています。
 先生から髪の毛を黒く染め直されたようです。
 その生徒は、両手をポケットに突っ込み、片足を「く」の字に曲げています。
 仮にK君としておきます。

 一曲は、さらっと終わりました。

 ラストの二曲目を歌い始めた卒業生たちに、変化が生じました。

 K君が下を向いたまま、歌い始めました。
 少し恥ずかしそうに見えます。


 下段女生徒の3人が笑い出しました。
 大きな声をあげています。

 2段目真ん中の女生徒が、泣き始めました。
 両手で顔をおおっています。

 すぐ後ろの女生徒が、彼女の肩をこぶしで揺すります。
 その直後に、元気付けていた生徒が泣き始めました。

 右の生徒が手を差しのべます。
 その子も泣き出しました。
 その後ろ、左の生徒、泣いている生徒に触れた人は、ことごとく右にならえです。


 先ほど笑っていた3人の女生徒は、泣き顔に変わっています。
 「泣く」という行為の前触れだったのかもしれません。

 
 さすがに男子生徒で泣く者はいませんでした。
 しかし、1曲目ではなかった大音量の歌声を発しています。

 例のK君も、正面を向いて、大きく口を開けています。
 しゃに構えた表情も消えて、そこには15歳の純真な男の子の顔がありました。


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 とかくドライであるといわれがちな現代っ子ではあります。
 しかし、最後の最後にきて、それぞれの3年間が胸を満たし、抑えていた感情を表出したものだと理解しました。

 大人が正面から説教したからではなく、今まで自分を支えてきてくれた人たちの存在に気づいたからだと思います。


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 合唱が終わって、生徒が各自の席に戻ってきました。

 Yさんが、セーラー服のそでで顔をぬぐっています。
 えもいわれぬ、素敵な表情をしています。


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 踏み出す一歩は、速さも歩幅もそれぞれが違います。
 「マイペース」でいいんだよと、声をかけてあげたい思いです。

 ここで、110羽の鳥たちの巣立ちに立ち会えたことに、わが身の幸せを感じています。


 
       つまだちて卒業式の歌うたふ     清崎 敏郎


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by yamagoya333 | 2013-03-14 21:51 | 山小屋日誌

遅咲きの梅と ・・・

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 本日、福岡で、桜の開花宣言がありました。
 観測史上、最も早い開花なんだそうです。

 梅と桜が、期を同じくして咲くのも一興です。



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 山小屋の隣のMさんの梅の木が満開です。
 遅咲きの部類に入るのでしょうか。

 枝の曲がり具合が、何ともいえません。


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 古来より、和歌や俳句において、梅は絶好の題材となってきました。

 現在、梅は盛りを過ぎて、花を散らしています。
 その梅について、いつも不思議に思っていることがあります。


  筆者の勉強不足かもしれませんが、散りゆく梅を対象にした作品と出逢ったことがありません。
  どうしてなのでしょうか。



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 桜については、「散る」「はかない」というテーマで、さんざん詠み込まれています。
 梅も桜もバラ科の植物で、花の形状もよく似ているように思えます。



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 桜と同じように咲けば、梅も必ず散ってゆくものなのです。 
 でも、梅のもつ「明るさ」や「幸福感」から、「散る」というマイナス要素を差し引いても残るものがあるのでしょうか。
 歌人や俳人たちが、そういう現実を目の当たりにしても、作品にしないのは、そんなところが理由なのかなと思い遣っています。


 「梅が散る」というテーマの和歌や俳句をご存知の方は、どうぞご教授ください。




       うすきうすきうす紅梅によりそひぬ     池内 友次郎


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by yamagoya333 | 2013-03-13 20:59 | 山小屋日誌

早い桜と ・・・

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 こちらは、桜が満開です。

 我が家の、サクランボ桜も、満開です。
 目白が、めじろ押しです。


 このところの陽気で、蕾が一気に開いたかのようです。
 

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 やはり、桜はいいですね。
 青空を背景にすると、そのピンク色が浮き立ってきます。

 しぼんでいた、気分もピンク色に染まってきます。
 どこかへ出かけたくなりますね。



       夕ざくら微酔は涙誘ひけり     奥野 俊子

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by yamagoya333 | 2013-03-12 21:53 | 山小屋日誌

仮植え

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 MZ棟梁から、クヌギ(どんぐり)の苗が25本、届きました。

 今年度は、新炭焼き小屋に時間を割いてしまいました。
 そのため、植えるスペースが確保できませんでした。
 それで、仮植えをすることにしました。


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 本日も、Mさんが手伝ってくれました。

 地下には、竹の根が走っています。
 一穴・一穴づつ、竹の根とぶつかります。
 根気よく、掘り起こしながらの作業が続きます。


 焚火サークルから、竹を燃やした灰を肥料代わりに盛ります。
 Mさんが、丁寧に水遣りをしてくれます。

 5~6年で、椎茸用のホダ木になります。
 少し長いような気もしますが ・・・

 早く大きくなってほしいです。

 
       どんぐりの坂をまるべる風の中     甲田 鐘一路

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by yamagoya333 | 2013-03-11 21:04 | 山小屋日誌

豊作

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 昨年から、椎茸が豊作です。

 特に、年末・年始は、質のよい椎茸が採れました。

 一月末で、途切れるかなと思っていましたが、いまだに元気よく顔を出してくれます。

 3月に這ってから、今までとは違う品種の椎茸かなと思うような椎茸が出てきました。


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 色と大きさ、柔らかさの3拍子が揃っています。

 これらは早速、八百屋さんに出荷することになりました。





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 山小屋のゲストが、ピザを焼きました。
 ちゃっかり、山小屋産の椎茸をトッピングです。

 美味しかったです。
 石田先生、ご馳走さまでした。



 自分で育てたものを収穫して、食べられるのは本当に幸せです。



       うぐいすの鳴くに二度寝やわすれ雪     大津 柳芽


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by yamagoya333 | 2013-03-10 21:37 | 山小屋日誌