痛痒い (いたがゆい)

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 7月23日、デビッドが、故郷カナダに帰りました。

 今回は、昨年有料老人ホームに入所させたお母様の持ち家を売却するための帰郷です。
 昨年までは、カナダには逗留するところがありましたが、今年からは、友達や親戚の家を転転とすることになります。

 どうも、義理の妹さんのお父様が、買い取ってくれるようです。
 他人の手に渡るよりは、安心できると言っていました。

 来年こそは、デェイブについて、カナダを旅してみたいと思っていました。
 彼の実家を拠点にすれば、滞在費が助かるのになと、勝手に思っていました。


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 毎週日曜日の午後3時、デブは、山小屋へやってきます。
 右手に2本、左の手にさらに2本のビールを、重石代わりにして太い腕を振りながら「はぁ~~~い」と、遠くから、何度も言いながら、顔を出します。

 もしかしたら、坂道がきつくて、ゼイゼイ言うのを「はぁ~~~い」でごまかしているのかもしれません。

 彼が、カナダへ帰る一週間前に、朝の8時からやって来ました。

 野菜を収穫して、水洗いをしてくれました。
 これらは、彼の奥さんへのお土産に。

 圧巻は、草刈りを4時間も手伝ってくれたことです。

 かなりの竹林が、綺麗になりました。
 たぶん、しばらく会えない山小屋亭主のためを思ってのことでしょう。
 とても嬉しかったです。

 しばしの別れを惜しみ、6月に東京からやってきた友人のお土産の「高級白ワイン」をポカリと空けました。


 近くに居るときは、何でもないのですが、こうしてやって来ないことがはっきりしていると、淋しくて仕方がありません。(デブには、内緒ですよ)

 やつは、8月18日に、日本に戻ってきます。


       草刈のすいすい風にとぶを負ひ     高野 素十


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by yamagoya333 | 2013-07-30 00:44 | 山小屋日誌

あり合わせ

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 田川郡川崎町にある「燕居庵」というところへ行ってきました。

 古い萱葺かやぶき屋根の古民家を改造して、主たちは住んでいます。

 沢山の種類の野菜や果物を栽培して、ほぼ自給自足の生活が成り立っているそうです。


 穏やかな顔つきの奥様が、応対してくれました。

 それは楽しそうに、日々の暮らしぶりを語ってくれます。


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 山羊と薩摩地鶏を飼っていて、その糞を利用して肥料を作ります。

 野菜の種は、収穫したものから採集します。

 採れた野菜や果物は、加工して販売しています。

 この地区に新しく移り住んできた方々と、文化交流をしているそうです。
 それが、日々の活力になっているそうです。


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 アポなしで、訪問したので、昼食を頂くことが出来ませんでした。
 必ず、予約が要るそうです。

 そこで、奥様が「あり合わせのものでよろしければ、用意しますが」と、おっしゃってくださいました。

 お言葉に甘えて、頂くことにしました。

 朝採りの卵かけご飯
 新鮮な野菜サラダ
 自家製味噌を使ったお汁
 瓜は自前の奈良漬

 あり合わせで、これだけのものをいただけたら、充分です。
 しかも、「無料」ときました。


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 ご主人たちは、竹炭を焼きたいということで、山小屋亭主が、炭窯の製作を手伝うことになりました。

 機会があれば、山小屋を訪問してくれるそうです。
 そのときに、筆者が、お料理を作って、今回のお返しをしようと思っています。

 その時を、楽しみにしています。


     「 安宅里山体験工房 燕居庵 」

     福岡県田川郡川崎町安真木1589    080-5244-4523

     昼食 500円  一週間くらい前に電話にて予約を (少人数)



       一日を汗出し切っていさぎよし     俣野 佐和子   

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by yamagoya333 | 2013-07-28 23:16 | 山小屋日誌

「紫苑・しおん」の花の数を意識しながら、この記事を読んでくださいね。


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 山小屋亭主が、HCC帆柱キャンプセンターで管理人をしていたときに、素敵な団体と巡り会いました。

 宗像市からやってきた、ある子ども会のことを書いてみようと思います。


 地域の教育が、いかに大切かを示してくれる模範的な団体です。


 受付に、二人の代表者がやって来ました。
 MさんとSさんです。

 保護者を入れて、30人の団体です。
 この日は、この子ども会が貸切でした。

 管理人は二人いて、責任者が、「貸切ですから、テントはいくつ使ってもいいですよ」と言いました。
 (管理人たちは、10ぱりくらいはOKの予定でした。※テントは、一はり・二張と数えます)

 しばらく考えてMさんは、「5張、お願いします」と答えました。

 30÷5=6 一つのテントに6人泊まることになります。
 (テントは、6名用です)
 せっかくですから、ゆったりとした空間で過ごすこともできたはずです。

 山小屋亭主は、この一言で、Mさんの人柄を見たような気になりました。
 控えめで、謙虚な方だと拝察しました。


 その後、Sさんが「駐車場は、ここだけですか」と質問しました。
 本来の駐車場は、センターのがけの上にあり、そこから荷物を運ぶのは、大変なことだと想像できました。
 キャンプの備品を運んできた様子で、それらを効率よく運び込みたいようでした。

 ショートカットの道を教えました。
 どれだけ荷物があるのか見に行きました。

 なんと、2t トラックの荷台いっぱいに、リュックやポリタンクがひしめき合っています。

 このトラックは、Sさんが運転してきたそうです。
 まずは、このことにびっくりしました。(怖くて、筆者にはできません)

 その荷物の大半が、大きなポリタンクに入った「水」だったのです。
 それは、子どもたちに「シャワー」を浴びさせてあげるためのものだったのです。

 これにも、感心させられてしまいました。

 その夜、子どもたちは、気持ちよさそうにシャワーを浴びていました。




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 子どもの教育は、地域の方々がこぞってやるべきものだと、筆者は確信しています。

 勿論もちろん、両親がその中核をになわなければなりません。

 でも、両親は、オールマイティーではありません。
 「親」として、どうやって子どもと向き合っていけばいいのか模索中というのが、正直なところでしょう。


 それを、地域の人が、補ってあげるとどうでしょう。
 
 薄暗くなって、子どもが一人で歩いているのを見かけた人が「どうしたの? 早く家に帰るのよ」と、声かけをする。
 自宅だけではなく、隣の家の前の道路を掃除している子ども見かけると、「感心なお嬢さんね」と、褒めてあげる。

 地域の人々に、温かく見守られながら、子どもたちは「健全」に育っていくものだと信じています。


 そのことを、この町内会挙げて、実践しているものと思いました。



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 お別れの時に、子どもたちの代表が、私たち管理人に、お礼の言葉を言ってくれました。
 とても嬉しかったです。

 子どもたちの見送りをしていると、子どもたちの方から、「ありがとうございました」と挨拶をしてくれました。
 思わず、ウルウルとしてしまった山小屋亭主でした。


 教育者の端くれを自負していた筆者は、脱帽の極みです。
 隣の人の名前も知らない、ましてや挨拶なんて、という地域が増えている、今日この頃です。

 それでも、人と人とのつながりを大切にしている地域があるのだなと実感したことです。
 今回の素敵な出会いに、感謝しています。




     夏休みありき人生論読みき     橋本 風車 


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by yamagoya333 | 2013-07-27 22:32 | 山小屋日誌

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 帆柱キャンプセンターは、北九州市教育委員会が管轄しています。

 「教育キャンプ」を主眼としています。

 そのため、利用経費は無料です。

 夏休み中、テントは常設です。
 キャンプ場にいけば、直ぐにテントで過ごすことができます。

 自分たちの食料を持ち込めば、かまど、炊事場も完備しています。
 ただし、薪は、一束350円かかります。
 お金を出すのは、これだけです。


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 敷地は、数1000坪に及び、鬱蒼うっそうとした杉林の中にあります。
 静かで、ゆったりとした時間の中で、活動することができます。



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 宿泊代がかからないので、、遠くからやってきた方は、ここを拠点にして、スペースワールドや門司港レトロ地区、あじさいの湯など北九州の観光を楽しんでいます。

 中には、福岡・下関まで遠出する人もいます。


 毛布の貸し出しも無料です。
 これらの毛布は、管理人たちが、衛生を確保しております。


 一年中開場していますので、是非とも、帆柱キャンプセンターを利用してください。

 教育目的の施設ですので、当キャンプ場では、「禁酒」です !!!


 HCC 帆柱キャンプセンター HP


       月照りて居雲ま白きキャンプかな     山口 誓子   

 ※ 皿倉山から、洞海湾を臨む

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by yamagoya333 | 2013-07-26 00:46 | 山小屋日誌

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 「営火」 キャンプファイヤーのことです。

 コンピュータで、この「営火」を漢字に変換しようとしても、出てきません。
 既に、死語となりつつあるのでしょうか。

 山小屋亭主の少年時代は、キャンプファイヤーというハイカラな言葉よりも、「営火」 という言葉の方が、暗闇や立ち昇る炎のイメージが立体化するのですが。

 ちなみに、俳句歳時記にも、「営火」の項目はありません。

 
 
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 HCC 帆柱キャンプセンター の管理人を担当して、いまだ一組も、「営火」を敢行しておりません。
 キャンプにおいては、最大のイベントのはずなのですが ・・・・



       キャンプ張る男言葉を投げ合ひて       岡本 眸  


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by yamagoya333 | 2013-07-25 21:07 | 山小屋日誌

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 帆柱キャンプセンターが、開場しました。

 オープンまで、延べ150人のメンバーが、場内整備、草刈り、テント張りなどの作業に従事しました。
 どの委員も、惜しみなく HCC(帆柱キャンプセンター)に愛情を注ぎます。

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 20人で30張りのテントを朝から夕方までかけて立てました。


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 この日に、利用者の第1号がやって来ました。
 筆者が担当でした。

 二家族6人が楽しんでもらえるように、地味にアシストをしました。
 

       爆笑せしキャンプファイヤーの跡と思ふ     加倉井 秋を

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by yamagoya333 | 2013-07-24 22:38 | 山小屋日誌

秋の支度 (1)

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 毎日、暑い日が続いておりますが、皆様方は、いかがお過ごしでしょうか。

 筆者は、夏が大好きです。
 この季節、太陽の光を浴びると、エネルギーをチャージしているかのごとく、元気になります。

 あるいは、光合成しているような感じでしょうか。
 あっ、勿論、「葉緑素」は、持ち合わせておりません。(念のため・・・)


 季節は急に移ろっていくわけではありません。
 ゆっくりと静かに、ただし、堅実に。

 栗のいがができています。
 指で触れば、ゆるゆるとしていそうな柔らかな黄緑です。


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 でも、指先には、チックときます。

 八月には、茶色の実が入ると思います。
 そうなれば、もっと針が鋭さを増してきます。

 その堅牢なガードの中には、おいしい味覚が隠されています。

 暑いといいながらも、秋の気配は少しずつ顕在化してくる今日このごろです。


       実なし栗の実なしにたまる風の唄     西矢 籟史


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by yamagoya333 | 2013-07-18 22:22 | 山小屋日誌

蕾・つぼみ

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 「蕾」という言葉に、何かしら可能性というものを感じてしまいます。

 幼いゆえに、もどかしさや頼りなさを感じてしまいます。




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 歳をとった者には、考えも及ばない力を隠し持っているものです。



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 今までの規範からかんがみると、それは駄目だろうと思えることでも、その蕾から花びらを開かせようとする瞬間、それが本物だと確信する時があります。




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 期待通りの結果を得たときは、どうでしょう !!


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 自分の判断は、まんざらでもないという自己満足に帰結してしまうのは、大したことではないのかも知れません。



       鮮烈なるダリアをせり手術以後     石田 破郷

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by yamagoya333 | 2013-07-15 00:00 | 山小屋日誌

この花の名前は (3)

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 この花の名前がお分かりですか。

 これも、野菜の花です。

 そうです、キャベツの花なのです。

 今年の3月から、10キロ体重が減りました。
 決して、病気からではありません。

 毎日、山小屋で作業をするようになって、一日平均13000歩は歩くようになりました。
 急な坂道を上り下りするので、平地で歩くよりも付加がかかるようです。

 それと、今回のキャベツが主食代わりになっておりました。
 食事の前に、キャベツをタジン鍋で蒸し煮にして、たっぷりと食べてから、ご飯を少し食べるようにしました。

 体重が軽くなると、体調も身体の動きもよくなってきました。

 キャベツさんのおかげです。


       雷の下キャベツ抱きて走り出す     石田 破郷

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by yamagoya333 | 2013-07-14 00:19 | 山小屋日誌

新しい世界へ

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 帆柱キャンプセンターは、皿倉山8合目「皿倉平」から、右に分かれた権現山にあります。

 その運営委員になりました。
 現在、7月20日のオープンに向けて、準備をしているところです。

 本日は、キャンプ場の草刈りをしてきました。
 昼過ぎから、断続的に雷と大雨に見舞われました。

 雨の勢いが弱まると、草刈りを続行です。
 でも、しばらくすると、「ゴロゴロ   どぉ~~~ん」という音を合図に、大粒の雨が落ちてきて、再び屋根のある炊事場へ駆け込むことの繰り返しでした。


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 雨による作業中断は、ロスが多くて、明日も草刈り作業をやることになりました。

 キャンプ場を利用する方が、楽しく、快適に過ごしてもらえるように頑張ります。


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 帆柱キャンプセンターは、鬱蒼うっそうとした杉林の中にあります。
 人工的な音が殆ど聞こえてきません。

 作業をすれば汗をかきますが、じっとしていると、涼しく感じます。


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 オープン初日から、管理棟に泊り込みです。
 多くの方々と出会うことに、ワクワクしています。

 
       草刈機陽ざらしにして昼餉ひるげどき     桂 信子

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by yamagoya333 | 2013-07-13 23:35 | 山小屋日誌