Life is hard . (Ⅱ)

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 美味しいビールを味わっているデイビッド先生の背中に、バッタがやって来ました。

 今回のゲストも、左脚が欠損しています。

 デイビッド先生は、こういう虫たちに好まれるのでしょうか。
 じゃれ付くように、デイビッドの身体を廻ります。


 自然界で生き抜くためには、大切な脚さえも犠牲にしなければならないこともあるのでしょう。

 デイビッドが言うように 「Life is hard . 」です。

 不幸な出来事を嘆くばかりでは、事は前へ進みません。
 むしろ、それらと折り合いをつけながら、暮らしていくほうが、安らかな気持ちになれそうな気がします。


 歳をとると、怪我や病気で、五体満足とはいかないものです。
 出来なくなったこともあれば、我慢が必要になることもあります。

 その上で、生ある今を感謝して、一日を大切にしたいものです。




       初秋のいなごつかめば柔らき     芥川 龍之介


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by yamagoya333 | 2013-08-29 08:24 | 山小屋日誌

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 デイビッドが、カナダから戻ってきました。
 その翌日には、山小屋へ上がってきました。

 早速、草刈りの手伝いをしてくれました。


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 慣れたもので、伐採した竹の処理も、テキパキとこなしてくれます。

 現在のところ、竹に関する一連の作業は、デイビッドが一番熟達していると思います。
 何よりも嬉しいのは、毎日の暑さをいとわず、喜んでやってくれることです。



 「ナイス・ファイト」

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 過酷な作業のあとは、二人で冷えたビールを「痛飲」します。
 この一杯(いっぱぁ~~~い?)のために、たくさんの汗を流します。

 カナダから戻ってきて、ほぼ毎日山小屋へ上がってきてくれました。
 夏休みにデイビッドが上がってくるのは、本日が最後です。
 明日からは、学校で会議や打ち合わせが続くそうです。

 山小屋亭主は、高校での生活をすっかり忘れております。
 いいのか、悪いのか ・・・


       秋空に煤煙ばいえんとしてただよへり     野沢 節子


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by yamagoya333 | 2013-08-29 01:42 | 山小屋日誌

至近距離

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 本日のモデルは、塩からトンボさんです。

 
 トンボは、一度停まった所には、何度も繰り返しやってきては、はねを休めるようです。
 仮に、トンボが席を外しても、構えていたレンズの中に、入って来てくれます。



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 本日も、至近距離からの撮影を許可してくれました。
 レンズが翅に触れていても、逃げずにポーズをとってくれます。



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 この瞬間だけ、山小屋亭主は「人」ではなく、自然界の一員として認知されているのかもしれません。

 攻撃をしてこない存在なのでしょうか。


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 これまで、たくさんの鳥や獣までが、至近距離でポーズをとってくれました。
 まことに、幸せなことです。


       友のをとんぼよぎりし安けき日     石井 立子


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by yamagoya333 | 2013-08-27 20:58 | 山小屋日誌

役目を終えて

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 先日、帆柱キャンプセンターでの泊り込みの仕事が終了しました。
 8月末日まで、泊り込み管理は続くのですが、筆者の担当分は、無事??終了しました。



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 キャンプセンターの管理人になって一番よかったことは、多くの先輩管理人さんと出会えたことです。

 年下の筆者 ( ・・・・うるさい、相対的なものですじゃ !! )を、皆さんが、可愛がってくださるのです。
 ついつい、お言葉に甘えてしまう筆者でありました。

 キャンプにやってきてくれた方々が、事故もなく、笑顔で退所してくれたことに何よりの喜びを感じています。

 また来年も、利用してくれるといいなと思う、山小屋亭主であります。


       高原の秋めく日ざし小雷     星野 立子



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by yamagoya333 | 2013-08-24 22:19 | 山小屋日誌

やっと果たせた約束

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 昨年の秋、ある公園で、A坂さんと息子さんの一家と出会いました。

 息子さんと二人の子どもさんの写真を撮ってあげました。
 写真が出来上がったら、差し上げる約束をしました。


 奇しくも、Aさんは、デイビッドが勤めているM学園の出身でした。

 M学園の学園祭には、毎年バザーを出しているので、是非ともいらっしゃいというお誘いを受けました。
 のこのこと、出かけていきました。
 (この学園祭でのデイビッドのの記事は、昨年の10月に掲載しました。)
 クリックしてください

 上の写真 ↑ は、造花です。
 生花のように見えませんか。



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 材料は、上の写真です。

 詳しいことは分かりません。
 材料は、小麦粉だそうです。
 それを、練ったものを着色・成形するのだそうです。

 バザーでは、お弟子さんたちの作品も並べてあり、華やかな一角が出来上がっていました。
 手に取って確かめたくなるほど、よく出来ています。

 
 あれやこれやで、写真を手渡すことが出来ませんでした。


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 本日は、朝から雨が降っていました。
 山仕事は、お休み。
 日頃、滞りがちな事務仕事やお出かけ仕事をこなそうと思いました。

 あれこれしていると、A坂さんとの約束を思い出しました。

 連絡を取って、お隣のN市にあるお宅を訪問しました。
 偶然、東京からA坂さんの双子のお孫さん、T郎君とJ郎君が、お母さんと帰省していました。
 息子さんであるお父さんは、今夜赴任先の中国から帰省してくるそうです。

 Aおばあさんは、二人の孫を前にして、ニコニコ顔です。
 人懐っこいT郎君とJ郎君は、直ぐに筆者と友達になってくれました。

 四方山話は尽きないところでしたが、再会を約して、いとまを告げてきました。

 一年越しの約束、やっと、帳面が消せました。


       一坂に沿うて一さと木曽の秋     皆吉 爽雨

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by yamagoya333 | 2013-08-24 21:37 | 山小屋日誌

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 昨日と本日は、バックフォー(ユンボ)の運転講習会に参加してきました。

 昨日は座学が、8時間もありました。
 これまでは、前に立って話をする側でしたが、今回は、じっと黙って、聞くばかりでした。
 午後からは、自分の車から「座布団」を持ち込んで、お尻の痛さをカバーしました。

 今まで教えていた生徒たちの苦痛や苦労が思い遣られたことでした。


 担当の先生は、穏やかで気さくな方でした。
 講義も単調にならず、適度な笑いも織り交ぜながら、一人で8時限の授業をこなしました。




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 上の写真↑ 手前が井上先生です。

 受講生に恐怖感を持たせないように、丁寧に指導してくれました。
 上手な生徒は、ほったらかし。

 筆者のようなへたくそには、付きっ切りで教えてくれます。
 
 二日も同じ時間を共有した先生と受講者7名は、和気藹々とした雰囲気の中で実地訓練を続けました。


 新しい出会いがありました。
 先生を含めて、4人の方々が、山小屋訪問を約束してくださいました。
 再会を楽しみにしています。


       かざす手に秋めく風を感じつつ     本田 多賀

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by yamagoya333 | 2013-08-18 22:23 | 山小屋日誌

失念・しつねん

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 先日、気分が爽快になる経験をしました。

 ある若い女性から、荷物を受け取る約束をしておりました。
 約束の時間を過ぎても、Kさんは現れません。

 携帯電話で連絡を取ったところ、「失念しておりました。申し訳ありません。」と、第一声。

 こちらの心の中に、一陣の爽やかな風が吹き抜けていきました。
 
 こんなに若い女性が、「失念」という言葉を、咄嗟とっさの場合に使えるなんて、素晴らしいなと感動したことでした。



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 現代の若い女性が、「失念」という言葉を習得しているかは、怪しいところです。
 知っているだけで、緊急時に駆使することは、かなり難しいことだと思います。

 Kさんの場合、日頃から使っている言葉だと感じました。

 だからこそ、こちらの胸に響いたのだと思います。

 言葉には、相手に自分の気持ちを伝えるという役目を託されているものだと思います。
 私も、心して言葉を遣おうと自戒したことです。



 その日の夕方、Kさんの自宅まで、荷物を受け取りに行きました。

 お母様が、応対してくださいました。

 娘が「失念」していて申し訳ないと、第一声。

 私のほほゆるんでしまいました。
 やはり、Kさんの家庭の中に「失念」という言葉があったのだと、得心しました。

 豊かな気分で、家路に就いたことでした。


       かばふとは頼ることなり稲妻す     中村 汀女 

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by yamagoya333 | 2013-08-07 08:53 | 山小屋日誌

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 HCC 帆柱キャンプセンターの管理棟には、いろいろな動物が迷い込んできます。

 写真は、「オニヤンマ」です。
 夜、入り口を少し開けたところ、その隙間すきまを狙ったようにして、スルリと入り込んできました。

 蛍光灯や天井、窓などに停まったり、羽ばたいたりと、大忙しです。

 「オニヤンマ」については、以前記事にしたことがあります。
 写真を見るにつけ、どうしても同じ事を書かずにはいられません。

 かの「オニヤンマ」の背中をよくよく見てください。
 角の生えた「鬼」の顔に見えませんか。

 それにちなんで、この名がついたとすれば、先人の観察力は、いかばかりでしょう。




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 管理棟2階の寝具を格納している部屋に入り込んできた「コゲラ」です。

 30畳くらのい部屋の中を、縦横無尽に飛び回ります。
 外に逃がしてあげるのが、一苦労でした。

 「啄木鳥・きつつき」は、コゲラ・アオゲラ・アカゲラなど、ケラの総称です。


 明日は泊り込みで、キャンプ場に詰めます。
 70人くらいのゲストがやってきます。
 素敵な出会いがありますように。



       山のもやきつつきこだまはじまりぬ     佐野 良太


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by yamagoya333 | 2013-08-02 23:00 | 山小屋日誌

Life is hard .

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 キリギリスが、山小屋のテーブルにやって来ました。

 お料理をしたあとの庖丁です。
 ハムを切ったばかりで、塩味や水気が残っています。

 庖丁の刃を、かのキリギリス君が舐めているのがおわかりですか。
 かなり長い時間、味わっているようでした。


 その後、調理済みのフライパンのふちを美味しそうに舐めていました。
 
 昆虫も、塩分を必要とするのでしょうか。
 あるいは、脂肪分が好物なのでしょうかねぇ?


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 人懐っこいキリギリスです。

 一緒に居たデイビッドの頭に、お座りです。
 「しっかり撮ってくれよ」といわんばかりに、撮影しているカメラのレンズにおおいかぶさってしまいました。



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 かのキリギリス君をよく見てください。

 右の後ろ足が欠損しています。
 再び生えてくるのかは、分かりません。

 きっと不自由な生活を強いられているものと思われます。

 デイビッドにそのことを言うと、

 「 Life is hard . 人生は、厳しい」と返してきました。

 デイビッドも、現在辛い局面に立たされているという話をしているところでした。
 案外、キリギリス君を、自分に置き換えているのかもしれません。


 彼は来年、定年を迎えます。
 その後の、身の振り方で、あれこれと模索しているようです。

 
 「まぁ・まぁ、飲めよ」と、酒を勧める山小屋亭主でありますが、何の役にも立てないことは確かです。


 
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       きりぎりす時を刻みて限りなし     中村 草田男


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by yamagoya333 | 2013-08-01 21:11 | 山小屋日誌