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 教え子のガンマ君は、電子情報科を卒業し、その専門学校で「スーツアクター」の勉強をしました。
 「スーツアクター」とは、仮面ライダーのように、着ぐるみの中に入って演技をする人のことです。

 スーツを装着すると、中は蒸れてとても暑いのだそうです。
 顔や眼をつたう汗を直接拭うことができません。
 それでも、気合でパフォーマンスをするそうです。

 子どもの頃から、空手をやっていたので、動作の一つ一つに切れがあります。

 ガンマ君は、この4月から正式に事務所に属して、仮面ライダーを演じるそうです。

 誰にでも、細かい気配りが出来るガンマ君は、きっと素敵な大人に「ヘンシン」してくれるでしょう。
 次に会うときが、楽しみです。




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 もう一人のハルカさんは、「声優」を目指しています。

 高校時代は、美術科に在籍し、絵はとても上手で、筆者が担当した国語は、成績優秀でした。
 また、どの教科にも積極的に真面目に取り組み、どの先生からもよい評価を受けていました。

 そのハルカさんが、声優になりたいと聞いたときには、正直驚きました。

 中学時代からの夢だったそうです。

 彼女は専門学校に入学して、劇団の初公演で、主役を演じました。
 高校時代のハルカさんとは思えない女優さんでした。


 彼女は、この4月から、東京の声優養成所の研究員になります。
 声優の仕事は、ほとんどが東京でのことになります。

 これからハルカさんとは、会うことがないかもしれません。
 でも、テレビや映画を通じて、彼女の声を聞くことができるものだと、確信しています。

 二人とも、自分の希望がかなうように努力を続けることでしょう。



       卒業す片恋少女鮮烈に     加藤 楸邨   


  
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by yamagoya333 | 2014-03-21 00:06 | 山小屋日誌

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 先週、久しぶりに博多に行ってきました。

 高校での二人の教え子の専門学校卒業公演を観劇するためにです。

 少し早めに着いたので、学生時代によく散歩をしていた「大濠公園」に行ってみました。

 春の軟らかな日差しが、燦燦さんさんと降り注ぐベンチに座り込み、大学時代のことや来し方をつらつらと思い浮かべておりました。



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 この一年は、ほとんど出かけることがありませんでした。
 毎日のように、竹林の整備をしていたからです。

 温かい陽光は、衣服を通り抜けて、肌に気持ちのよい刺激をくれます。
 前向きな考えが、頭の中に浮かんできます。

 近くのパン屋さんで買い求めた「ローストビーフのサンドウィッチ」、450円と、少し高めでしたが、ベンチでゆっくりとかみ締めました。

 時折、水鳥が、さりげなくお余をねだりにやってきます。

 今日は、ここへ来て本当によかったなと思いました。


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 残りの時間は、池を半周しました。

 一歩・一歩で移ろう景色や風の音を楽しみながらの散策でした。



       春光に指のかげ置く書をひらく     藤後 左右 


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by yamagoya333 | 2014-03-18 23:17 | 山小屋日誌

5つの眼が ・・・

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 珍しい体験をしました。

 森の中にあるイノシシのワナの点検に出かけました。

 そのワナの手前で、以前紹介した雄の雉を見つけました。

 急いで小屋まで戻り、カメラを装備しました。


 シャッターを2度押したときに、左斜め後ろで、ガサゴソと乾いた音がしました。
 振り返ると、椿の隙間から薄茶色の動物の毛が見えます。

 一瞬、イノシシかなと思いましたが、こげ茶色のそれとは、違うようです。
 そんな考えを中断するかのように、顔が長く、犬のような姿をした動物が、例の雉をめがけて疾走します。
 長い尻尾は、地面と平行に保たれています。


 大きな狐です。

 気配を感じた雄雉は、「クェッ」と鋭く鳴いて、バタバタと大きな羽音を残して、空へ舞い上がり、30メートルほど離れた大きな木の一本の枝に止まりました。

 山小屋亭主は、3つの初めての経験をしました。
 
 一つ目は、雉が空を飛ぶということを、目の当たりにしたことです。
 二つ目は、雉が木の枝に止まるなど、想像もしていないことでした。
 

 三つ目は、山小屋の周辺で、狐を目撃したことです。

 皿倉山系に狐が生息していることは、承知しておりました。
 仮に、いたとしても、もっと山奥で見かけるものだと思っていました。


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 狐は、鳥もターゲットにするのだという事を、知りました。
 
 かの大狐にけちをつけるわけではありませんが、もう少し近づいてからダッシュすればよかったのではないかと思います。

 なぜなら、山小屋亭主は、同じ距離から、2回シャッターを押しているわけですから ・・・
 でも、狐に向かってシャッターを押すも、そこには「木」が撮影されているだけでした ・・・
 (   ・・・   で、  何かぁ~~~ ?!  )


 例の雄雉は、その時、5つの眼に狙われていたことになりますね。

 狐の2個、筆者の2つ、カメラの1眼 !!
 生存競争は、厳しい !!


       雉ののかうかうとして売られけり     加藤 楸邨




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by yamagoya333 | 2014-03-06 22:51 | 山小屋日誌