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筍事情

 昨年の筍は、大凶作でした。
 いわゆる、裏年です。

 筍の出る時期も遅く、終わるのも早くて、スーパーへの出荷は、薄氷を踏む思いでした。

 今年は、豊作でした。
 昨年の2倍以上の筍が出ました。
 しかし、4月の初旬から中旬かけて、一時に地面から、筍が顔を出しました。

 一回で200㌔を収穫できるエリアが5か所あります。
 5日周期で、掘っていくローテーションです。

 それが、どのエリアにも満杯で、次々と「竹」になっていくのです。
 タケノコですから、竹に変わっていくのは、理の当然のことです。

 1日の出荷量は、規定値があります。
 ほかにも、処分できないわけでもありませんが、筆者一人での作業ですので、どうしようもありません。


 そして、4月の終わりで、ぴたりと筍がでなくなりました。
 2週間ほど、早く終わってしまいました。

 忙しく、重労働であった割には、報われない思いもしました。
 現在、来年のために竹林の整理を行っています。
 縁遠い話ですが、何事も、ゆっくりで行きたいと思う次第であります。



       筍を発止と立てし大地かな     轡田 進




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by yamagoya333 | 2016-05-13 20:46 | 山小屋日誌

戻りました

 ご無沙汰いたしておりました。
 元気です。
 戻ってまいりました。


 3月、筍を掘っておりました。
 竹林の中に、携帯電話の着信音がしました。
 聞くと、「看護学校の国語の先生に欠員ができたので、おまえ、ちょっと下りてこい」ということでした。
 もちろん、喜んでお断りしました。
 
 4月は、筍の出荷で、てんてこ舞いする時期です。
 時間的にかなり無理があります。

 意志の弱い筆者は、とうとう受けてしまいました。 (それなら、端から断るな)


 筍の出荷には、2泊3日の時間が必要です。
 一日目に、約200㎏の生の筍を掘ります。
 翌日、筍の皮をむき、ピーラーで成形します。
 200㎏が50㎏に目減りします。
 夕方、直径・高さが54㎝の寸胴鍋に入れて、焚き火を2時間30分すると、鍋が沸騰します。
 あっ、もちろん、燃料は「竹」です。
 一度、山小屋を下りて、食事と仮眠です。

 午前零時を目標に、山小屋へ上がります。
 鍋から、小児用のバスタブに取り上げて、4時間ほど冷却します。
 その間に袋詰めの準備をします。

 それまで闇が支配していた空が、うっすらと白味を帯びてきます。
 90ℓポリ袋に5㎏の茹で筍を詰め、さらに水を入れます。
 10袋出来上がると、車まで運びます。(この仕事が、一番つらくて、気を遣います。)

 自宅まで、車を下して、食事を済ませます。
 午前6時から、スーパーマーケット5店舗と青果会社への配達に出発です。
 片道2時間かかります。

 この作業が、週に2回のペースで4月いっぱい続きます。

 今年の筍の初出荷と看護学校の初授業の日が重なりました。
 半徹夜の状態で、重要な2件をこなさなくてはいけませんでした。
 かなり緊張しました。

 筍の配達は、無事に完了しました。

 さて、続きは次回ということで。
 久しぶりの投稿で、緊張しました。

 見捨てることなく、これからもお付き合いください。


       さくらんぼ一顆ふくみて夜の言葉     鷹羽 狩行
 


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by yamagoya333 | 2016-05-10 21:04 | 山小屋日誌