見つめる先

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 窯と格闘中!
 見つめる先は、煙突の煙!
 一瞬の変化も見逃すまいぞ、といった気迫と真剣さが伝わってきます。
 昨日から、一晩どまりで、仲間が炭焼きに挑戦しました。
 昨日の朝9時に火を入れて、今朝の9時に閉塞。
 24時間の作業でした。
 いい炭が焼けていることを祈るばかりです。

{メインディッシュ}
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 本日は「望年会」、山小屋は久しぶりに「たくさんの」ゲストを迎える「予定」でした。
 今回は、都合のつかないかたばかりで、参加者は私を入れて11人。
 しかぁーし、集まったみんなで、楽しいひと時を過ごしました。
 初めての方、いつもの仲間、それぞれの話題に、うん・うん!

 持ち寄ったお弁当やお料理をテーブルに並べると、もう一杯!!
 今回は、おでんを鍋ごと持ち込んでくれた方がいて、こちらが本丸に!
 メインディッシュは、パン窯で作った「石焼いも」です。
 パン窯の屋上に小石をおいて、その中に「いも」を埋め込んで、3時間。
 ゆっくり焼けて、ほくほく、おいしかったです。

 あっという間に、予定の時間!
 名残惜しくも、山小屋は、また一人ぼっちに・・・

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 屋根の中央が赤く染まっているのに気づいていただければ、これ幸い。


     熱燗(かん)や意地を通してややわびし     景山筍吉
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# by yamagoya333 | 2005-11-13 18:30 | 山小屋日誌

柿色

 
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 家の下にある水路の遊歩道から、散歩の途中で撮影したものです。
 柿木の下から上を眺めたものです。
 誰かが意図して描いたような、見事な模様です。
 そして、柿の葉が秋の陽光を漉(こ)して、明るさを集めています。

 今年は、柿の生り年のようです。
 写真に撮りたくなるような、柿の木の表情が、水路のから見えます。

 昨日、山小屋へ通じる階段の草刈りをしてもらいました。
 この階段は、上り詰めると、ある宗教団体のみやしろへ到ります。
 その信者さんたちが、年に何度か手入れをしてくれます。
 年間通行料として、清酒1本いただいています。

 階段の草刈りだけでも、13日の「望年会」に間に合ってよかったです。
 今朝は、朝からじめじめと雨が落ちています。
 今日一杯は、ぐずつくとの予報、13日はなんとかなりそうです。

 明日は、炭焼き仲間が、朝から火を入れる予定です。
 13日、みんなが上ってくる頃に「仕上げ」をするのではないでしょうか。
 いい炭が焼けますように。


   おりたちて今朝の寒さを驚きぬ露しとしとと柿の落葉深く   伊藤左千夫
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# by yamagoya333 | 2005-11-11 11:51 | 山小屋日誌

明るく

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 定点観察
 以前よりも、黄櫨が赤くなってきました。
 これからは、一枚・一枚、落葉が始まることでしょう。
 左の緑の部分は、葛(かずら)で覆われています。
 これから、黄色くなっていくきます。
 黄色に染まるまで、黄櫨の赤が待ってくれるといいのですが。

 昨日、山小屋は、二人の青年を迎えました。
 知り合いの息子さんたちです。

 見ていて羨ましくなるほど、仲がいいのです。
 お互いが、いつも自分よりも兄を、弟を気にかけているのです。
 両親の薫陶ぶりが思いやられることです。

 繊細な弟さんは、「光が少ない」と言葉を発し、小屋の崖の上に伸びた「草」をむしってくれました。
 お陰で、アップした写真が撮影できました。
 すっきりしました。
 お気づきでしたか、前回の「黄櫨」の木の「アングル」?!
 小屋の前のテーブルからの撮影ではありませんでした。

 13日に備えて、業者に草刈りを頼んでいたのです。
 それを当てにして、草は伸び放題にしておいたのです。
 テーブルから撮影をしようとしても雑草しか写りません。
 横着を決め込んだ、私めは、右斜めから「黄櫨」を撮影して、雑草が出来るだけ写らないようにしていたのです。

 でも、業者の都合がつかず、作業は来週にという連絡があったそうです。
 ムム、どうしよう、みんな、草ぼうぼうですけれど・・・
 あっ、いつものことかぁ。

 二人の兄弟は、いつか、炭焼き仲間に紹介したいと思っています。

 For the brothers

    真昼の星

                 吉野 弘

  ひかえめな 素朴な星は
  真昼の空の 遥かな奥に
  きらめいている
  目立たぬように 

  はにかみがちな 奇麗な心が
  ほのかな光を見せまいとして
  明るい日向を
  歩むように

  かがやきを包もうとする星たちは
  真昼の空の 遥かな奥に
  きらめいている
  ひそかに 静かに
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# by yamagoya333 | 2005-11-09 02:09 | 定点観察

うっとり

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  果物

                  八木重吉

   秋になると

   果物はなにもかも忘れてしまって

   うっとりと実ってゆくらしい
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# by yamagoya333 | 2005-11-09 01:40 | 山小屋日誌

虚像と実像

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 イタリアンレストラン tio pepe です。
 昨夜、職場の仲間15人とで、飲み会をやりました。
 大きな仕事をみんなでやりあげたので、その慰労会です。
 日ごろは、交流のない同僚と話をする機会に恵まれて、有意義な時間を過ごしました。

 このレストランの料理長、ハンドルネーム「ランドセル」さんと、パティシィエ「雅」さんとは、こことは別のインターネット上で知り合いになりました。
 もう一人、「ぴろみ」さんという方と4人で、グループができて、交流を重ねてきました。
 そのやり取りの途中で、「レストランに行きたいな」「おいでよ」ということになり、「ぴろみ」さんとそのお子さん2人と私の4人で、お邪魔しました。

 ネット上で、「ぴろみ」さんが「オマールエビが大好物だ」と書いていたのを「ランドセル」さんは、しっかりと意識していて、当日の前菜に、オマールエビとみその和え物(なま)を出してくれました。メインデッシュは「佐賀牛」のフィレステーキ、締めは「雅」さんの手になる「ティラミス」とコーヒー、ランチセットで1200円!!
 オマールエビは、フランスから、空輸してもらったそうです。

 当日、私が持参した「ささみジャーキー」に少し火を入れて、細かく刻んで「サラダ」にあしらってくれました。さすが料理人、少し食べてみて、こんなふうに使えばいいのかと、その場で判断しての工夫です。作った私も、こんな使い方があるんだと感激しました。

 インターネットでのお付き合いは、言葉だけのやり取りですが、そこからにじみ出る「人柄」というのを感じとることもできます。
 実際にお会いして、想像以上の方だと思いました。
 因みに、「ぴろみ」さんご一家、ご主人もごいっしょに、来週の13日の「望年会」に山小屋へ上がってくる予定です。

 記憶にあるでしょうか。6月に東京から、このブログで知り合った女性を迎えたことを。その方を、駅へ見送る前にも、ここに寄って、ケーキとコーヒーをいただきました。
 また、ここで交流のある「 NOONE-sei 」さんのお勧めにより、「重陽の節句」の日に、家内とランチにまいりました。

 そんないきさつから、ここで宴会をすることにしました。
 もちろん、昨夜は「ランドセル」さんの心遣いで、予算以上の料理を出していただきました。同僚たちも、満足してくれたものと、信じています。

 もうすぐフランスの「ボージョレ・ヌーボー」が解禁になります。
 それに先駆けて、イタリアのワインの新酒「ノヴェッロ」(生まれたて)が、当日11月6日に解禁となりました。何種類かあるなかから、ホールマネージャーにボトルを1本を選んでいただいて、今回のプロジェクトのリーダーのグラスについであげて、残りをみんなで奪い合い。フルーティーでおいしかったです。
 ワインはどちらかというと、苦手な方なので、コメントはこのくらいで控えさせていただきます。


      蔵の戸にくくりし菊や新酒出づ     橋本鶏二
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# by yamagoya333 | 2005-11-07 01:22 | 山小屋日誌

まことに残念!!

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 11月13日の「望年会」に向けて、「スモークサーモン」を製作するつもりでしたが、この気温、どぅよ!
 本日は、26度、夏ですバイ!
 はい、それでサーモンの製作は中止です。残念無念、むにゃむにゃ!

 昨年の12月も温度が高くて、サーモンがうまくいきませんでした。
 この状況下では、自信がありません。

 それにしても暑いですね。
 仕事では、いまだに半そでカッターシャツを着用しています。
 今年は、記録更新かな。

 11月3日に、山小屋で「ツクツクホウシ」の鳴き声を聞きました。
 櫨の木は真っ赤に染まっているというのに!
 地球温暖化は、確実にすすんでいることと存じます。


     鮭のぼる古瀬や霧のなほまとふ     水原秋桜子
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# by yamagoya333 | 2005-11-05 02:35 | 山小屋日誌

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 定点観察の「黄櫨・はぜ」です。
 ずいぶん赤くなってきました。
 近寄ってみましょう。

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 全体的には少しくすんでいますね。
 では、黄櫨の実です。

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 今日は、黄櫨の実を拾って回りました。
 和蝋燭を作ることを、本気でやってみようかな?!


     大櫨の緑にまじる紅葉かな     田中王城
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# by yamagoya333 | 2005-11-04 02:36 | 定点観察

120円

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 11月3日(祝)は、お昼まで仕事でした。
 家族は、息子の大学祭のアトラクションを目当てに出かけていきました。
 
 取り残された私は、ビールを買い込んで、いそいそと山小屋へ。
 切りましたよ。竹!
 ずいぶんときれいになったと思います。
 でも、30分の1も終わっていないような気がします。もっとかなぁ。

 はいはい、
 椅子にこね座って、ビールを飲むことが、何よりの楽しみ。
 あー、おいしい!!

 11月13日(日)の「望年会」に備えて、山小屋の整備をしないといけません。
 久しぶりに、大勢の人を迎えます。
 今回は、都合のつかない方が多いようです。
 さて、何人になるのでしょう。
 楽しみです。

 でですね、今日は「鶏の皮」を煮てみました。
 鍋に湯を沸かして、生姜2片投げ込んで、鶏皮を入れる。
 清酒を杯一、ふりかける。自分の口にも、2・3杯!!
 湯がきあがったら、冷水に取る。よく冷やして、身を締める。
 ペーパータオルでよく拭いて、細く切る。
 ここまで、山小屋で準備して、我が家へ。

 フライパンをガンガンに熱して、サラダオイルを少し入れて、炒める。
 すぐに清酒を(えーい、料理酒もOKということにしよう)
 生姜の千切りを入れる。同じく、鷹の爪の輪切り2本分。(ぴりから)
 砂糖・醤油・みりんを合わせておく。(分量はてきとー)
 あわせ調味料を入れて、弱火で煮込むつもり。

 味は濃い目がいいのでは。
 調味料は、様子を見ながら、足してゆく。
 汁がなくなるまで煮詰める。
 最後に強火にして、皮が幾分カリカリになるように。(好み)
 最後に、小ねぎ(万能ねぎ・あさつき)を散らして!!

 子どもにじぇーーんぶ取られたぁ!


     思はずもヒヨコ生まれぬ冬薔薇(そうび)    川東碧梧桐


  
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# by yamagoya333 | 2005-11-04 02:22 | 山小屋日誌

ざくろ

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 今年は、石榴(ざくろ)が、たくさん採れました。
 うちの山に合っているのかもしれません。
 植えた苗はすくすくと育ってくれました。
 石榴の花もかわいいですね。俳句では、夏の季語。
 石榴は、人によって好き嫌いの激しい果物の一つです。
 読者のみなさんは、いかがですか。


  露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す    西東三鬼

 西東三鬼の作品です。
 学生時代、この句を読んでからは、露人・ロシア人といえば、「ワシコフ」というイメージがこびりついてしまいました。
 「ワシコフ」の「ワシ」が「鷲鼻・わしばな」を連想し、大きな体躯の白人が顔を赤らめて「ギャーーァ」とか何とか叫んで、皮の弾けた「石榴」を叩き落としているという情景を頭に浮かべました。
 「理不尽」という言葉が、その時浮かんできました。
 それ以来、石榴 ⇒ ワシコフ ⇒ 露人 ⇒ 理不尽 という連想がはたらくようになりました。


     実ざくろや妻とは別の昔あり     池内友次郎
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# by yamagoya333 | 2005-11-03 23:03 | 山小屋日誌

おびただしい時間が

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 9月に入ってから、竹林の整理を本格的に始めました。
 これまで、何本の竹の命をもらったことでしょう。
 
 竹は、切り倒すと、炭にする「本体」と焼却処理をする「端材」とに切り分けます。
 漁師が魚を、猟師が猪を捌くのと同じ心境です。
 「身」と骨や臓物に別けていくような感覚です。

 立っている竹と竹の間に端材を積み重ねていきます。
 竹林の中には、写真のような「端材置き場」がたくさんあります。

 ここには、たくさんの時間が蟠(わだかま)っています。
 竹自身が竹の子から大きな竹になるまでの時間。
 大きな竹となり、空に向かって自分の勢力を伸ばし、太陽を迎え、気まぐれな鳥を受け止めて、風の囁(ささや)きをに相槌をうち、月の光をゆっくりと浴びて過ごしてきた大きな時間。
 突然、一人の人間が、ふらふらとやって来て、刃物を突き立てられた瞬間、己の死を覚悟し倒れるまでの時間。
 刻まれて、竹の間に放置されている時間。

 そして、私がここの竹たちと過ごした時間。

 膨大な時間がここには蟠っています。
 しかも、静かにしずかに。
 訪れるものとてまれで、ここの時間がかき乱されることはありません。
 まことに静謐(せいひつ)を極めています。

 ひとりの作業は、時として寂しくもありますが、竹林の中で、鳥の声を聞き、迷い込んできた蝶々に微笑み、竹と話をすれば、時間はあっという間に過ぎていきます。

 もうすぐ、この竹林も多くの人を出迎えることになるでしょう。
 どんな表情をみせてくれるでしょうか。


      騒ぐ竹この一本を伐らんとす     鈴木六林男
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# by yamagoya333 | 2005-11-02 13:44 | 山小屋日誌