山小屋での生活を


by yamagoya333

おびただしい時間が

e0017396_13171540.jpg


 
 9月に入ってから、竹林の整理を本格的に始めました。
 これまで、何本の竹の命をもらったことでしょう。
 
 竹は、切り倒すと、炭にする「本体」と焼却処理をする「端材」とに切り分けます。
 漁師が魚を、猟師が猪を捌くのと同じ心境です。
 「身」と骨や臓物に別けていくような感覚です。

 立っている竹と竹の間に端材を積み重ねていきます。
 竹林の中には、写真のような「端材置き場」がたくさんあります。

 ここには、たくさんの時間が蟠(わだかま)っています。
 竹自身が竹の子から大きな竹になるまでの時間。
 大きな竹となり、空に向かって自分の勢力を伸ばし、太陽を迎え、気まぐれな鳥を受け止めて、風の囁(ささや)きをに相槌をうち、月の光をゆっくりと浴びて過ごしてきた大きな時間。
 突然、一人の人間が、ふらふらとやって来て、刃物を突き立てられた瞬間、己の死を覚悟し倒れるまでの時間。
 刻まれて、竹の間に放置されている時間。

 そして、私がここの竹たちと過ごした時間。

 膨大な時間がここには蟠っています。
 しかも、静かにしずかに。
 訪れるものとてまれで、ここの時間がかき乱されることはありません。
 まことに静謐(せいひつ)を極めています。

 ひとりの作業は、時として寂しくもありますが、竹林の中で、鳥の声を聞き、迷い込んできた蝶々に微笑み、竹と話をすれば、時間はあっという間に過ぎていきます。

 もうすぐ、この竹林も多くの人を出迎えることになるでしょう。
 どんな表情をみせてくれるでしょうか。


      騒ぐ竹この一本を伐らんとす     鈴木六林男
[PR]
# by yamagoya333 | 2005-11-02 13:44 | 山小屋日誌

これから

e0017396_3313797.jpg
e0017396_3314810.jpg



 「河内温泉・あじさいの湯」の全景です。
 北九州市の肝いりで開発が進められて、八幡の人ならご存知の「芳賀ビル」がこの施設を市から借り受けて、管理・運営しています。

 田舎にあるにしては、なかなかの人気で、連日多くの入浴客が訪れています。
 河内小学校から少し上がったところにあります。

 これから、母親の作品は、この「あじさいの湯」の売店に並ぶことになります。
 これまで、ここのリクエストに応えて、漬物・味噌・アンド、私の焼いた「竹炭」を卸しておりました。これからは、定期的に、ここに出品されるものと思われます。
 もちろん、私の「竹炭」は気まぐれですから、神出鬼没!!

 11月26日(日)、小倉は横代の北九州農事センターで、催事があります。
 母親は、これに向けて準備を始めました。
 やはり、お客さんとのやり取りが楽しいようです。
 かく言う私は、昨年、この催しで、葛の籠を出品したところ、値切りに値切られて、さんざんなめにあいました。
 今年は、仕事でお客の応対はできません。母親に作品を売ってもらおうと思っています。


     あるときはしるき温泉けむり葛(くず)の雨     阿波野青畝
[PR]
# by yamagoya333 | 2005-10-31 03:47

新たに

 「さくら工房326」の容量が、満杯になってしまいました。
 これまでの、みなさまの応援に感謝いたします。

 慣れないことで、戸惑いもありましたが、なんとか「1巻」書き上げました。
 新たな「挑戦」が始まります。

 どうぞ、山小屋亭主の我が儘を、広く温かい気持ちで、受け止めてくださいませ。


e0017396_339324.jpg

[PR]
# by yamagoya333 | 2005-07-03 03:39