健やかに、健気に

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 本日、娘が二十歳になりました。

 身体が小さく、お勉強もできず、人の気持ちも忖度そんたくできない、不出来な娘でございます。
 このまま、世の中に出してよいものかと、思案しております。

 今春、短大を卒業予定です。
 あくまで、予定でありますから、欠点を期に、そうならぬこともありかと、秘かにおびえております。

 成人式を間近に控え、振袖姿を写真館で撮影してもらいました。
 出来上がった写真集には、これまで見たこともない「女性」が存在しておりました。
 「馬子にも衣装」とは、よく言ったもので、吃驚びっくりいたしました。
 それなりに、成熟していたのだぁと、感慨も深いことでした。


 小学校に入学するときには、黒いランドセルを所望しょもういたしました。
 いつもは、白と黒のモノトーンの衣装ばかりのファッションを基調としております。


 制服以外のスカートは、未だに一枚も持っておりません。
 少林寺拳法は、初段の黒帯にございます。


 ここに到っても、色気のない生活を常としております。

 それでも、40を過ぎて授かった一人娘は、まことに可愛いものでございます。(親ばか)
 健やかに幸せな人生を歩んでほしいと、願うばかりです。



     よそほひて成人の日の眉にほふ     猿山 木魂


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 ※ 娘が、兄と父親の存在として慕う、長兄と
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# by yamagoya333 | 2014-01-03 21:51 | 山小屋日誌

ゆるりと

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 年が新たになり、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。


 私は、昨年同様、ゆるりと参りたいと思っております。
 本年も、山小屋亭主の気まぐれにお付き合いいただけると、嬉しいです。



       遠方の年賀残りて今日も雪     渡辺 水巴



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# by yamagoya333 | 2014-01-01 10:43 | 山小屋日誌

よいお年を

 今年も、ありがとうございました。

 皆さまの益益のご清栄と、ご健康を、お祈りいたしております。

 また来年も、お付き合いくださいませ。




       大晦日疲れし銭の集まれり     中畑 隆男


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# by yamagoya333 | 2013-12-31 22:58 | 山小屋日誌

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 山小屋亭主が尊敬する「ひげT」さんが、あるコーヒーショップで、ワークショップを開催しました。

 今回は、「ミニ門松」の製作教室です。
 写真の左側が、ひげT先生です。
 手取り足取り、懇切丁寧に指導しております。



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 今回のワークショップは、受講者が定員に達しなかったため、中止になっておりました。
 しかし、MOさんから、是非にと懇願されて、開催の運びとなりました。
 MOさんのお友達KMさんを、開講1時間前に誘い込んで、二人での受講となりました。



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 「男結び」というノット(結び方)です。
 きっちりと締め付けのきく結び方です。


 この門松セットを、ひげT先生の依頼で、筆者が準備しました。
 その流れで、アシスタントとして、今回のワークショップに参加しました。

 にぎやかに楽しく作業は続き、見事に完成に到りました。


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 お仕事のあとは、コーヒーショップの用意した「ケーキセット」で、くつろぎます。
 自分たちの作品をしげしげと見つめながら、美味しいコーヒーとケーキを味わいます。

 ちゃっかり、筆者もご相伴しょうばんにあずかりました !!

 MOさんと、KMさんとの素敵な出会いが、何よりでした。

 * お二人、メール待っております!! 写真を送りますよ。
   


       ふるさとに門松小さく帰り住む     細見 しゆこう


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# by yamagoya333 | 2013-12-23 23:25 | 山小屋日誌

40年 午後・邂逅

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 ちぃちゃんが、山小屋へやって来ました。
 久留米から、JRで2時間の行程です。

 この列車に乗るために、40年の月日を必要としました。


 ちぃちゃんは、大学のクラブの後輩で、山小屋亭主の妹分でした。
 思わぬ領域で互いの感性が響き合う貴重な存在でした。

 大学を出てからは、しばらく音信が途絶えていました。
 20年ほど前に、再び連絡を取り合うようになりました。



 今回、パンを焼く連絡をしたところ、わざわざ「買いに来る」という返事をもらいました。

 山小屋亭主としては、来週からパンを焼き始めようと考えていました。

 しかし、ちぃちゃんが、やってくるので、休眠していた「営業用の石窯」に慌てて火を入れた次第です。
 それが、前回の記事です。


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 ちぃちゃんを山小屋に迎えて、山小屋の石窯でパンを焼いてみました。

 焼き上がりは、パン庖丁が役に立たないので、手でちぎって食べることにしました。
 手前味噌で恐縮ですが、やはり焼きたては、美味しいです。

 ※ 急いでいたので、パンを窯から出すところを写すのを、忘れてしまいました。
   この写真は、二科会の写真部門福岡県支部長のTさんが、パッチリ撮影してくださいました。


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 この日は、ちぃちゃん歓迎のために、3人の方に山小屋へ来ていただきました。
 
 最初の写真にあるように、3つの火を駆使して、料理を作りました。

 卵10個を石窯で焼いた「窯玉」。
 少し、熱をかけすぎました。


 チキンの香草焼き、ちぃちゃんとTさんがお世話してくれました。

 ジャムは、「柚子・ゆず」(Mさんの手作り)・「苺・いちご(あま王)」「梅」「ヤマモモ」「枇杷・びわ」のジャム、いずれも、山小屋亭主の作品です。

 テールスープは、3日かけてゆっくりと作りました。
 穏やかなあまい味になりました。
 浮いている緑は、バジルパウダーです。


 楽しい時間は、瞬く間に過ぎ去ってしまいました。
 
 また会うことを堅く約して、ちぃちゃんは、岐路に就きました。

 邂逅(かいこう) … 思いがけなく出会うこと
 光陰 … 月日・時間

 今回の「光陰」の数式は 20 × 2 ⇒ 40 ⇒ 「烏兎怱怱・うとそうそう」
 「矢」などではなく、「レーザービーム」かなぁ !?
   ※ 生徒・並びに教え子諸君、たまには辞書を引きなされ !
   ※ ええぃ、ちなみに 「辞書を引く」は、英語で 「consult a dictionary 」とやります。
     「辞書に相談する」とは、素敵な表現では、あ~~りませんかぁ!



   
   
       手にとればほのとぬくしや寒玉子     高浜 虚子



   ※「寒玉子」(冬) … 寒中に産んだ鶏卵をいう。黄身が凝り白身の色が澄んでいて、栄養価が高く貯蔵もきく「寒卵」ともいう。


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 ※ 読者諸兄へ
   漢字のルビや用語の解説など、場にそぐわない記述があることをお許しください。
   拙ブログは、中学生をはじめ、高校生や、小生のかつての教え子たちが読んでくれているようです。
   彼らの勉学に資するため、このようなことと相成っております。
                 山小屋亭主 謹白
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# by yamagoya333 | 2013-12-10 23:16 | 山小屋日誌

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 何だと思いますか ??


 3年ぶりに稼動し始めた、営業用の「石窯」です。

 勢いよく炎が上がっています。


 今回は、これまでの無聊ぶりょうを詫びるために、いつもの2倍、5時間もかけて、石窯の中で焚火をしました。
 要は、石窯に永い眠りから目覚めてもらうためなのです。

 パンを焼く工程さえも、その場に臨んで、やっと思い出すこともありました。

 ひやひやものです。


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 でも、石窯の隙間すきまから、パンを焼くときの独特の「甘いにおい」が、ふんわりパン小屋に立ち込めてくると、まず、安心感に包まれ、幸せな気分にひたる事ができます。


 今回の試作では、窯の中の温度を下げるのが少し足りませんでした。
 これは、継続的にパンを焼いていないと、つかめない感覚です。

 前回の「筍」の記事にも書きましたが、筍を探す「足先」の感覚も長い経験を重ねることによってのみ、得られるものなのです。


 少し、焦げ目が強いようです。
 これで、ある程度の感覚が戻ってきました。


     ※ 今年は、年末に向けて、ササミジャーキーを作り、パンを焼きます。
       ご希望の方は、連絡してください。


 石窯パンを、山小屋亭主の気まぐれに付き合って、3年間も待ってくださっている方がいます。
 まことに、申し訳ありません。
 これからは、心を入れ替えて、せっせとパンを焼きます。
 どうぞこれからも、山小屋亭主を見てるることなく、お付き合いくださいませ、マセ、ませ  ・・・・


 明日は、この石窯パンをめぐって、40年ぶりの「邂逅かいこう」が待ち受けています。





       人待つごと人いとふごと着膨きぶれぬ     石原 舟月     

  


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# by yamagoya333 | 2013-12-04 23:56 | 山小屋日誌

ご褒美

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 です。

 本日も、竹林にこもり、竹の伐採をしておりました。

 ふと見ると、こんもりと地面が、円錐形えんすいけいに隆起しています。
 もしやと思い、手で地面をいてみました。

 竹をるのをやめて、筍堀りに作業はシフトしました。




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 筆者の経験上、毎年、12月1・2・3・4日あたりは、ぽかぽか陽気が続くことになっております。
 本日も、このことを意識しておりました。

 この時を狙っているかのように、筆者の竹林に筍が顔を出すのです。

 大収穫です。

 2時間で、約30本の筍を見つけました。

 土の形状からも、筍の存在を知ることができます。
 しかし、そのほとんどは、足の裏、特に指先の感触によるところが大きいのです。
 これは、長年の経験で培われた、感覚です。



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 毎日、竹林で真面目に仕事をしている筆者の姿に神様が、ご褒美をくださったのかもしれません。

 仕分けと箱詰めをして、先ほど、中央卸売市場に出荷してきました。
 さて、明日はいかほどでり落とされるのでしょうか。
 ワクワクしています。


        筍の穂先とらふる足の勘     佐藤 光女   


  
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# by yamagoya333 | 2013-12-03 00:10 | 山小屋日誌

キノコ in 竹林

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 きのこが野山をにぎわせている時期ですね。

 竹林にも、多くの茸が生えています。

 名前がわからなくて恐縮ですが、見つけたものを掲載します。

 見るからに美味しそうな色・形をしています。
 どなたか、この茸の名前がわかる方は、筆者に教えてくださいね。

 思わず、エイっと、食べてしまいそうです。
 でも、じっと我慢です。
 茸であたると、死に到るからです。

 野生の茸は、身元がはっきりしているもの以外は、口にしません。
 やはり、我が身のかわいさゆえです。


 野生の茸の正体がわかる人って、いいな~~~~~!!



       月夜茸つきよだけ待てば女の身は細り     加藤 楸邨


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# by yamagoya333 | 2013-11-26 20:48 | 山小屋日誌

チャレンジ

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 さてさて、何だと思いますか。


 鶏の「手羽先」の燻製です。
 陽光にかざすと、向こうが透けて見えます。





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 これは、山小屋亭主自慢の鶏ササミ「琥珀こはくジャーキー」です。

 手羽先の燻製も同じ製法によっています。

 以前作ったときは、温度が高くて、手羽先の肉質が白濁していました。

 温度の管理がとても難しいのです。

 今回は、期待通りの結果となりました。

 まだまだ改良の余地がありそうです。

 もう少し研究してみます。


 山小屋へ上がってきて、竹林整理を手伝ってくれた方だけに、賞味していただこうと思っています。
 是非とも、上がってきてくださいね。
 美味しいですよ。




       湯気立てて柱時計のくもりたる     高浜 虚子


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# by yamagoya333 | 2013-11-25 21:48 | 山小屋日誌

置かれた場所

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 大きな石が二つあります。

 彼らは(一応・複数)、この位置にずっと居続けています。

 しかし、長い時間の流れの中で、忍耐に忍耐を重ねた経歴があるのです。



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 大きな石は、もともと「一つ」だったのです。

 一つ石の下から、椿の芽が伸びてきました。
 二股の幹に挟まれて、え無く、身二つとなりました。

 それでも、(文句の一つも言わず)与えられた環境の中で、存在しています。
 いかがですか ・・・・


 もしも、人間である「私」ならば、嘆き悲しみ、不平不満を申告したことでしょう。
 見習うべきものは、自然の中にこそあるのです。

 そんな時こそ、自分が持ちあわせている少しの「幸せ」に気づくべきです。
 いつも己が周りの環境が「ベスト」であることを、望んでばかりいるから、それが判らないのです。



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 二股の「椿」にも、辛い歴史があるのです。

 時を同じくして、椿と接触する状況で、竹が生えてきました。
 お互いが、伸びていくために、触れ合う点において、互いが摩擦し合うのです。

 勿論、お互いの木肌・竹肌は、こすれて傷ついていきます。

 これからが、彼らの素晴らしいところです。
 「相克」の後は、「折り合い」をつけるのです。

 それぞれが、少しずつ離れていくのです。

 そして、彼らの「今」があります。

 頭が下がります。


       金剛こんごうの露ひとつぶや石の上     川端 茅舎


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# by yamagoya333 | 2013-11-14 22:51 | 山小屋日誌