2010年 08月 11日
石窯パン 天国へ GO !!
今回は、何かに急かされるような感じが、背中を押しました。
それは、津和野カトリック教会の木村信行神父に送るためです。
これまで、不定期ですが、パンを焼くと木村神父に送っていました。
木村神父については、関連の記事を読んでください。
昨年の4月から、高校の先生と塾の講師をすることになり、朝から晩まで仕事に追われていました。
今年になって、木村神父へ連絡していないことを最近になって思い出しました。
それで、先日やっと、パンを焼きました。
荷物を宅配便の会社へ持ち込み、発送の手続きをしました。
そこの駐車場から、教会へ電話入れました。
聞き覚えのない方の声が受話器の向こうでします。
その瞬間、悪い予感がしました。
会話の中で、新しい神父さんだと分かりました。
木村神父は、今年の6月9日に帰天された事を知らされました。
新しい神父さんには、明日パンが届くこと、そして、それを召し上がっていただくようにと伝えました。
何かやり残したことがあるようで、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
帰宅して、しばらく涙が止まりませんでした。
直接受け取ってはもらえませんでしたが、津和野カトリック教会経由で、筆者の思いを天国の木村信行神父に届けてもらえたら、それでいいかなと思うことにしました。
以前、木村神父が、私に『愛のことば」という小さな本を贈ってくれました。
聖書の一節と、挿絵が掲載されています。
ある方が、私に言ってくれた言葉を思い出しました。
「聖書の好きなところを開きなさい。それが今、あなたにとって必要な言葉なんですよ」と。
『愛のことば』を、ぱらりと開きました。
木村神父は、多くの実を私たちに残してくださいました。
ご冥福を、心からお祈りいたします。
葡萄食ふ一語一語の如くにて 中村 草田男
クリック ⇒「木村信行神父(1)」
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by yamagoya333
| 2010-08-11 23:21
| 山小屋日誌