2013年 02月 19日
新炭焼き小屋 (15) 閉塞せり
炭焼きは、「煉らし」という工程に入っています。
炭焼き作業のクライマックスです。
写真からは、華々しいことは、何一つ窺い知ることは出来ませんね。
三日間、煙の管理をして、およそ「炭化」が終わったなと判断したときに、窯の焚口を「全開」します。
一気に空気を送り込むのです。
そして、さらに窯の温度を上げて、不純物を焼き切るのです。
もちろん、そうすることで、収穫する炭の量が減ってはしまいます。
損失を覚悟の上で、蓋を開けてしまうのです。
よい炭を得るための必要経費です。
約20分の工程です。
窯の炎は、地獄を想起させます。
火炎地獄へ落とされたら、このような紅色を見るのでしょうか。(閻魔様に落とされてしまいそう)
かくして、3日と9時間を要した「炭焼き作業」は、今、終りを告げました。
これまで、携わってくださった多くの方々に感謝しております。
周りに人の居てくれる有り難さを、しみじみと感じております。
さて、今回の炭焼きの成績発表は、次の土・日です。
馬次馬、大集合 !!
修羅落す天懸る下炭焼けり 新田 郊春
by yamagoya333
| 2013-02-19 21:58
| 山小屋日誌