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古本屋・店主のつぶやき (ブログのすすめ)


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 皆さんは、古本屋さんへ行きますか。
 最近は、大手の古本屋さんの活動が活発で、個人経営の店は苦戦を強いられているようです。

 私は「古本」が生理的にだめでした。
 学生時代は、図書館の本を触るのがいやでした。
 誰が触ったかがわからない本を開く気になれませんでした。

 中学時代は、図書館の本は大丈夫で、毎日友達と競って、借りに行っていたほどです。
 高校時代からでしょうか。だんだんと、触れなくなってきました。
 大学時代は、絶版や自分では手に入れることができない本以外は、すべて新本を購入しました。
 アルバイト代のほとんどが、本代となりました。

 現在は、平気かというと、その域までではありませんが、何とか大丈夫な感じになりました。(すべてがという訳ではありません・・・)


 前講釈が長くなって恐縮ですが、今回は、ある「古本屋さん」のお話!!

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 ある古本屋さんに掲げてある「看板?」です。
 とても面白いのです。
 今回は、「本屋さん」についての話ですが、世相・政治・哲学等、話題や内容は多岐にわたります。
 いつも軽妙で嫌味のない文章です。

 写真で、内容が読めそうでしたら、どうぞ味わってみてください。
 筆者は、この店の前を通るたびに「更新」されているかどうか、覗き込みます。
 時として、壁の前面に、或いは「道路」にガムテープで貼り付けてあります。
 そんなときはもう、わくわくとして読んでしまいます。

 この店の「ご主人」とは、いまだ、直接お話をしたことがありません。
 ここの二人のお子さんの高校受験の指導を筆者が担当しましたから、奥様とは顔見知りです。
 ここに立ち寄っても、ご主人は不在のことが多いです。

 昨年の秋に、意を決して、奥さんに、看板の内容が面白いので「ブログ」を始めて、全国の方に読んでもらってはどうかと、提案をしていました。

 奥さんは「一人でも、ファンがいることがうれしい。主人にそのことを伝える」と、おっしゃっていました。

 それから半年、声をかけてみますと、奥さんは「主人には、どうもそんな気はないようで、お店が終わって、気が乗ったときに、『手』で突然描き始めては、更新している。そういう時間を、自分の楽しみにしている」とのこと。

 なお、写真は、「奥さん」の了解を得た上で撮影いたしました。

 最後に、奥さん曰く「雨や風が吹くとうれしい! 壁の貼り紙が少しでもはがれたら、急いで『始末』してしまう」と。

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       音もなく星の燃えゐる夜学かな    橋本鶏二

 
by yamagoya333 | 2006-04-24 14:57 | 山小屋日誌