2006年 11月 08日
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似てますか?
下の2枚の写真の建物は、3月に紹介した「旧古河工業ビル」です。
北九州市若松区にあります。
大正8年に、建造されたそうです。
上の建物は「旧秋田商会ビル」です。
山口県下関市唐戸にあります。
大正4年に竣工されたそうです。
説明です。
半球ドームを乗せた塔を持つ姿が印象的なこの建物は、下関を代表する海運会社、秋田商会の事務所兼住宅として建てられたものです。
外観は幾何学的に簡略化された装飾が施されていて、本格的な洋風建築というよりもどこかユーモラスなデザイン。当時は海岸線が間近に迫っていて、この塔は灯台の役目を果たしていたと聞きます。また、塔と並んでこの建物のもう一つの特徴が屋上庭園で、これは世界的に見てもかなり早い例とのことです。
現在は、観光案内所として機能しています。
館内を見学できます。
* 旧英国領事館が、道向こうにあります。
古い建物の、修理と維持管理は大変な苦労が要ることだと思います。
そうした中で、私たちに何か心落ち着くスペースを提供してもらえることは、有り難いことです。
「旧秋田商会ビル」の2階・3階の各部屋には「畳」が敷き詰められています。
仕切りのふすまを取り除いて、大きな「広間」の状態にしています。
秋の陽射しを受けた畳の上に座り込んでみると、のんびりした気分に浸ることが出来ました。
3階から、さらに急な階段がのびています。「尖塔」に至るものです。
そこには、「茶室」がしつらえてあるそうです。
残念ながら、安全上の理由で階段は閉鎖されていました。
燈台の下にすこしの秋の浜 岡田 秋陽
by yamagoya333
| 2006-11-08 14:45
| 山小屋日誌