2006年 12月 31日
独りの椅子
先日、イノシシの檻の扉を挙げておきました。
本日は、その見まわりにやってきました。
辺りに撒いておいた「餌」が見あたりません。
檻の中の餌も、空っぽです。
確かに、イノシシが入った形跡があります。
でも、扉が落ちる装置が、うまく作動していなかったようで、扉が下りていませんでした。
うまくいけば、「新春 ボタン鍋大会」が開催できたのですが、今回は残念な結果に終わりました。
しかし、いつかは、イノシシが入ると思います。
ただ今、檻の扉のリセットをして参りました。
山小屋は、のどかな大晦日を迎えております。
ポカポカと、温かい陽射しが降り注いでおります。
私独りの空間です。
森の中で、啄木鳥(きつつき)が、梢を叩く音がしてきます。
ヒヨドリの鋭い鳴き声も、行き交います。
ゆったりとした時間が流れています。
まことに、穏やかな空間です。
父祖の地に闇のしづまる大晦日 飯田 蛇笏
by yamagoya333
| 2006-12-31 16:22
| 山小屋日誌