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実りの夏 !!

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 山椒が実りました。

 誰もが、認めない静かな実りの姿がそこにあります。
 いつ、実のったの ?!
 その実は何になるの ?!

 北九州は、「ぬか漬け(床漬け)」の名産地です。
 山椒を大量に消費するのが、北九州です。

 「じんだ煮」という料理を、ご存じですか ?!
 ぬか床のぬかをを使って、青魚(鯖や鰯)を煮物にします。

 ぬか床が、青魚の臭みを消して、独特の風味をかもし出します。
 写真が、準備できておりません !!

 いつか必ず、じんだ煮の勇姿ををご覧に入れます !!


実りの夏 !!_e0017396_322317.jpg



 床漬けは、旨いです。
 胡瓜は、浅漬けは、3~4時間程度で充分です。
 浅い漬かりの方が、胡瓜の味や、床の味が楽しめて、いいと思います!!



       山椒噛みもの言わぬ舌しびれおり      鈴木 太郎


 山椒の実(秋) … 花のあと結んだ小粒の実は、秋になると紅熟し、裂けて黒い種子を落とす。葉と実に香子と辛みがつよく、香味料や薬用にする。「はじかみ」とも言う。

 山椒の芽(春)
 山椒の花(春)

 山椒も、人間の都合で、春の季語であったり、秋の季語になったりと、つかみ所のない、季語といえましょう。

 でも、よく考えてみれば、山椒の活躍する時期が長きに渡るということも確かです。
 3月の終わりから、木の芽(山椒の芽)が出てきますが、それと期を同じくして、小さな花が咲きます。淡い緑色の粒状の花はそのままの形状で「実」なっていきます。

 摘み取りを忘れた山椒の実は、秋になると朱色に変化します。
 この朱色の実に、辛さも香りもが、ぎゅっと凝結します。
 更に、そのままですと、冬場から春にかけて、真っ黒の粒になります。

 小鳥たちが、好んで山椒の実をついばんでいるところをあまり見かけません。
 小鳥にとっても、独特の味がするのでしょうか。

 30年ほど前に、50本の山椒の苗を植えました。
 現在は、10本ほどが残っています。
 生の弱い木です。
 こちらの手入れが悪いと、すぐに枯れてしまいます。
by yamagoya333 | 2007-06-06 03:26 | 山小屋日誌