2007年 06月 06日
実りの夏 !!
山椒が実りました。
誰もが、認めない静かな実りの姿がそこにあります。
いつ、実のったの ?!
その実は何になるの ?!
北九州は、「ぬか漬け(床漬け)」の名産地です。
山椒を大量に消費するのが、北九州です。
「じんだ煮」という料理を、ご存じですか ?!
ぬか床の糠をを使って、青魚(鯖や鰯)を煮物にします。
ぬか床が、青魚の臭みを消して、独特の風味を醸し出します。
写真が、準備できておりません !!
いつか必ず、じんだ煮の勇姿ををご覧に入れます !!
床漬けは、旨いです。
胡瓜は、浅漬けは、3~4時間程度で充分です。
浅い漬かりの方が、胡瓜の味や、床の味が楽しめて、いいと思います!!
山椒噛みもの言わぬ舌しびれおり 鈴木 太郎
山椒の実(秋) … 花のあと結んだ小粒の実は、秋になると紅熟し、裂けて黒い種子を落とす。葉と実に香子と辛みがつよく、香味料や薬用にする。「はじかみ」とも言う。
山椒の芽(春)
山椒の花(春)
山椒も、人間の都合で、春の季語であったり、秋の季語になったりと、つかみ所のない、季語といえましょう。
でも、よく考えてみれば、山椒の活躍する時期が長きに渡るということも確かです。
3月の終わりから、木の芽(山椒の芽)が出てきますが、それと期を同じくして、小さな花が咲きます。淡い緑色の粒状の花はそのままの形状で「実」なっていきます。
摘み取りを忘れた山椒の実は、秋になると朱色に変化します。
この朱色の実に、辛さも香りもが、ぎゅっと凝結します。
更に、そのままですと、冬場から春にかけて、真っ黒の粒になります。
小鳥たちが、好んで山椒の実を啄んでいるところをあまり見かけません。
小鳥にとっても、独特の味がするのでしょうか。
30年ほど前に、50本の山椒の苗を植えました。
現在は、10本ほどが残っています。
生の弱い木です。
こちらの手入れが悪いと、すぐに枯れてしまいます。
by yamagoya333
| 2007-06-06 03:26
| 山小屋日誌