2007年 10月 11日
閑話休題
このところ、急に秋が深まってきたように思います。
炭窯の前で、火を焚いても、さほど暑いとは感じないようになってきました。
日陰で、ぼんやりしていますと、上着が一枚ほしくなってくるほどです。
空気が澄んできました。
この透明さと冷気が、木々の葉の色を、変化させてゆくのでしょうか。
平安時代の歌人で、三十六歌仙の一人にも選ばれている 藤原敏行の歌に、こんなのがあります。
しら露の色はひとつをいかにして
秋の木の葉をちぢに染むらん
筆者迷解?)
それぞれの木の葉の上に降りてくる露の色は「白」一色なのに、どのようにして、赤や黄色、そして紅色など、「しら露」は、木の葉をさまざまな色に染め分けてゆくのだろうか。
やはり、詩人の目は鋭く、優しいですね。
どうです、辺りの木々を見上げてみませんか。
ちょっとした発見があるかもしれませんね!
※ 9月13日 撮影
by yamagoya333
| 2007-10-11 09:17
| 山小屋日誌