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篆刻


 昨日、ある市民センターで、「篆刻てんこく講座」を受講してきました。
 絵画や書にしてある「赤い印鑑」(落款・らっかん)を、自分で彫ってみるという講座です。

 講師は、高校の書道の先生が担当してくださいました。
 人当たりのよい、若い先生で、話し始めると、人を引きつける魅力のある男の先生でした。

 「印」に使われる漢字は、「篆書・てんしょ」といって、独特の書体を用います。
 まず、テキストにある篆書文字の中から、自分の好きな文字を探します。
 文字を書き写して、印の形にして、カーボン紙を使って「石」に複写します。


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 石を手に持って(先生は、そうなさるそうですが)印刀で彫ると危険ですので、木で作られた型枠(クランク?)で固定してから、字を彫っていきます。


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 写真は、隣の受講生です。
 手際よく、彫り進んでいます。

 約2時間、休憩もなしで、彫り続けました。
 受講生の誰もが、真剣に取り組んでいます。

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 手先の不器用な筆者にとっては、難しい作業でした。
 いい加減な気質が、作品の線として現れているようです。

 出来上がった作品?は、立派な箱の中に収まりました。
 石は「巴林石・ぱりんせき」といって、印材としては、よい物なんだそうです。
 箱までついて、受講料は500円。

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 先生も、受講生のみなさんの雰囲気もよくて、楽しい時間を過ごさせていただきました。

 K先生、Y師匠、Wさん、大変お世話になりました。


       人中にひとりを充たし秋日傘     赤松 薫子
by yamagoya333 | 2008-09-04 08:58 | 山小屋日誌