2008年 09月 04日
篆刻
昨日、ある市民センターで、「篆刻講座」を受講してきました。
絵画や書に捺してある「赤い印鑑」(落款・らっかん)を、自分で彫ってみるという講座です。
講師は、高校の書道の先生が担当してくださいました。
人当たりのよい、若い先生で、話し始めると、人を引きつける魅力のある男の先生でした。
「印」に使われる漢字は、「篆書・てんしょ」といって、独特の書体を用います。
まず、テキストにある篆書文字の中から、自分の好きな文字を探します。
文字を書き写して、印の形にして、カーボン紙を使って「石」に複写します。
石を手に持って(先生は、そうなさるそうですが)印刀で彫ると危険ですので、木で作られた型枠(クランク?)で固定してから、字を彫っていきます。
写真は、隣の受講生です。
手際よく、彫り進んでいます。
約2時間、休憩もなしで、彫り続けました。
受講生の誰もが、真剣に取り組んでいます。
手先の不器用な筆者にとっては、難しい作業でした。
いい加減な気質が、作品の線として現れているようです。
出来上がった作品?は、立派な箱の中に収まりました。
石は「巴林石・ぱりんせき」といって、印材としては、よい物なんだそうです。
箱までついて、受講料は500円。
先生も、受講生のみなさんの雰囲気もよくて、楽しい時間を過ごさせていただきました。
K先生、Y師匠、Wさん、大変お世話になりました。
人中にひとりを充たし秋日傘 赤松 薫子
by yamagoya333
| 2008-09-04 08:58
| 山小屋日誌