2009年 02月 03日
竹藪横町 2番地
「藪椿」の葉です。
太陽の光が、通過していきます。
綺麗な緑色です。
「藪椿」とは、よくいったもので、薄暗い藪の中でも、元気に生長しています。
椿の葉は、「照葉」。
つやつやした葉が、少ない太陽光でも、効率よく吸収しているのではないかと思います。
もともと椿や雑木が立っていたところに、後発の「竹」が侵入してきたのです。
生長の早い竹は、すぐに雑木林を席捲してしまいます。
それまで日当たりのよかった所が、たちどころに、漆黒の闇の世界に変わりました。
でも、びっくりするくらい暗い藪の中でも、大きな幹を構えている藪椿が何本もあります。
強靱な生命力です。
その代わり、花はまだ咲いていません。
日向の藪椿は、すでに散り始めています。
竹藪は、神秘の世界です。
春の山それぞれ昔火を噴きし 阿波野 青畝
by yamagoya333
| 2009-02-03 17:38
| 山小屋日誌